表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/14

二人だけの秘密の買い出し? 看板娘と市場デート(仮)

依存度が限界突破したヒロインたち。

今回は、なんでも屋の備品が切れたことをきっかけに、リアナさんと二人きりで市場へ向かいます。

他の二人にバレたら……修羅場確定です。


「……あの、カイくん。今日の夕方、ちょっと空いてるかしら?」


 営業終了間際。リアナが周囲をキョロキョロと見渡しながら、こっそりと俺に耳打ちしてきた。

 アイリスやセレスティーヌがいない、わずかな隙を突いた接触だ。


「空いてますけど……どうしたんですか、そんなに隠れて」

「なんでも屋の備品が切れてるって言ってたじゃない? だから、私と一緒に市場へ買い出しに行かないかなって。……二人きりで」


 彼女の頬が、夕焼けよりも赤く染まっている。

 ギルドの受付に座りっぱなしの彼女にとって、俺との外出は「仕事」の名目を借りた「デート」そのものなのだろう。


「いいですよ。ちょうど重い荷物を運ぶ手伝いが欲しかったんです」

「本当!? やったぁ……あ、コホン。……あくまで『備品調達の協力』だからね?」


 そう言って、彼女は俺の腕に自分の腕を絡めてきた。

 昨日までの「お疲れモード」はどこへやら、今の彼女は恋する乙女そのものだ。


 市場へ着くと、リアナはいつになく積極的だった。

「あ、カイくん! あっちに良い布があるわよ。マッサージの時に使うんでしょ?」

「こっちの果物はどう? ほら、あーんしてみて……甘いかな?」


 周囲の商売人たちが、俺たちの姿を見てヒソヒソと話し始める。

「おい、あれってギルドのリアナ様じゃないか?」

「隣にいるのは……例の『八百屋の箱』の男か。マジで付き合ってるのかよ……」


 噂は一瞬で広まりそうだが、今のリアナには届いていないらしい。

 彼女は俺の腕をさらに強く抱きしめ、幸せそうに微笑んでいる。


「……ねえ、カイくん。こうしてると、なんだか普通のカップルみたいね」

「リアナさん……」

「私、ギルドの仕事も好きだけど。……こうしてカイくんの隣にいる時が、一番『自分らしく』いられる気がするの。……これからも、私のこと、癒やしてくれる?」


 上目遣いで見つめられ、俺は生返事をするのが精一杯だった。

 現代の知識で始まった関係だが、彼女の想いは、もはや「技術」への信頼を超えて、俺自身に向けられている。


 ――だが、幸せな時間は長くは続かない。


「……主。リアナ。……こんなところで、仲睦まじく何をしているのだ?」


 路地の角から、氷点下の声が響いた。

 そこには、買い物袋を提げたセレスティーヌ王女が、般若のような形相で立ち尽くしていた。

 その背後には、同じく殺気を隠そうともしないアイリスの姿まである。


「「「………………っ!!」」」


 俺の背中に、冷や汗が流れた。

 どうやら、楽しいお出かけはここで強制終了のようだ。


リアナさんとの秘密の買い出しが、速攻でバレました!

嫉妬に燃える王女と女騎士。

カイの安否(と八百屋の箱の運命)はどうなるのか……。


続きが気になる!修羅場もっとやれ!と思った方は、

ぜひブックマークと、下の評価【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】にして応援お願いします!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ