二人きりの木陰で。聖女リアナの「泣き落とし」と甘い誘惑
お疲れ様です、第57話です!
個別デート初日、リアナ編。
普段はしっかり者の彼女が、二人きりになった途端に見せる「脆さ」と「執着」。
木陰でのピクニックが、いつの間にか濃厚な告白タイムへと変わっていきます。
「……ふふ、やっと。やっと私だけのカイくんになったわね」
お試し新婚デート、初日。
リアナが俺を連れてきたのは、街外れにある静かな丘の上の大きな木陰だった。
ギルドの喧騒も、アイリスの鎧の音も、セレスティーヌの冷たい視線もない。
聞こえるのは風に揺れる葉の音と、俺の隣で幸せそうに笑う彼女の吐息だけだ。
「カイくん、はい……あーん。これ、今日のために朝早く起きて作ったんだから」
広げられたバスケット。彼女が差し出す手作りのおかずを、俺はされるがままに口に運ぶ。
いつもの「餌付け合戦」とは違う、穏やかで、けれどどこか逃げ場のない甘い時間。
「美味しい? ……ねえ、カイくん。こうしてると、私たちが初めて会った時のこと、思い出しちゃう」
リアナが俺の肩に頭を預けてきた。
彼女の髪から、俺が作ったあの石鹸の香りがふわりと漂う。
「あの時、ボロボロだった私を救ってくれたのは、カイくんのあの温かい指先だった。……私ね、あの瞬間から、ずっとあなたに恋をしてるのよ」
彼女の瞳が、微かに潤んでいる。
いつも明るい「看板娘」が見せる、弱さと本音。
「他の二人も、あなたのことが大好きなのは知ってる。でも……私じゃなきゃダメなところ、もっと見せてあげたいの。……ねえ、今日だけは、私のことだけ選んでくれない?」
彼女が俺の首筋に手を回し、至近距離で見つめてくる。
その体温と、震える吐息。
一対一という状況が、リアナの独占欲を「誰にも渡したくない」という切実な願いへと変えていた。
俺は彼女の背中に手を回しながら、この「個別ルート」の破壊力が、想像を絶するものであることを痛感していた。
リアナさんの本気、いかがでしたか?
「泣き落としは反則!」「リアナさんの香りに包まれたい……」
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明日の「アイリス編」ではさらに過激な(?)展開が待っているかもしれません!
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