新居は「愛の巣」確定? 領主様から贈られた別邸が修羅場の舞台
お疲れ様です、日曜日ですね!
領主様のお墨付きを得て、カイの住環境が劇的にアップグレード!
……しかし、そこはヒロインたちによる「正妻戦争」の新たな戦場でした。
豪華な屋敷で繰り広げられる、密度の濃すぎる新生活をお楽しみください!
「……ここが、お父様がカイくんに用意した別邸ね。思ったより素敵じゃない」
日曜日。俺は領主であるラズハザード公爵から贈られた、王宮のすぐ隣に建つ豪華な屋敷の前に立っていた。
「ボロ屋は捨てろ」という公爵の言葉通り、そこは庭付き、二階建て、さらには専用の『施術室』まで完備された、なんでも屋には過ぎた代物だった。
「……あの、俺は路地裏の八百屋の箱が好きなんですけど」
「甘いわよカイくん。公式婚約者候補(仮)が路地裏で寝泊まりしてたら、ギルドの面目丸つぶれだわ。……というわけで、私の荷物も今朝届くはずよ」
リアナが当然のような顔で鍵を開け、中に入っていく。
「待てリアナ! 主の隣室は、警護の観点から私が使うことが決定している! すでに騎士団の寮から寝具を運び込ませたぞ!」
アイリスが軍靴の音を響かせて二階へ駆け上がる。
「……フン。二人とも、ここが王宮の敷地内であることを忘れていないか? 権利者は私だ。主の寝室の対面は、私の書斎兼・寝室として既にリフォーム済みだぞ」
セレスティーヌが涼しい顔で、三つの大きな鍵を俺の目の前で振ってみせた。
どうやら俺の新生活は、始まる前から三人のヒロインによる『同棲(という名の包囲網)』が確定してしまったらしい。
「あの……俺のプライバシーとかは……」
「「「そんなもの、私たちが癒やしてあげるから必要ないわ(ない/ぬぞ)!!」」」
三人が同時に俺の腕や服を掴み、自分たちの選んだ部屋へと引きずっていこうとする。
路地裏のボロ屋から、豪華な修羅場へ。
俺は広すぎる玄関ホールで、これからの眠れない夜を予感して、天を仰ぐしかなかった。
ついに「同棲(強制)」が始まってしまいました!
三人のヒロインが一つ屋根の下に集まり、カイの逃げ場は物理的にも消滅。
「アイリスさんの行動が早すぎる!」「セレス様の権利者アピール、強い」
と思った方は、ぜひブックマークをお願いします!
下の評価【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】にして応援いただけると、
新居での「ラッキースケベ」や「夜の訪問(指圧)」が爆発的に増えるかもしれません!
よろしくお願いします!




