新居お披露目パーティー? 屈強な男たちがメロメロになった結果
お疲れ様です、月曜日です!
新居での穏やかな引越し祝いになるはずが、乱入者によって事態は混沌へ。
女性だけでなく、武骨な男たちまでもを虜にするカイの指先。
ヒロインたちが別の意味で頭を抱える、賑やかな一日をお楽しみください。
「……カイ殿! 団長を救ってくれたその御手、我らにもぜひ拝見させていただきたい!」
月曜日の昼下がり。新居の庭先には、本来招いていないはずの『客』が押し寄せていた。
アイリス率いる騎士団の精鋭たちと、ガランが連れてきたギルドの古参冒険者たちだ。
彼らは「団長や聖女様を骨抜きにした術を見せろ」と、血気盛んに俺を取り囲んでいた。
「……あの、今日はプライベートな引越し祝いだと聞いていたんですが」
「主よ、済まん。こいつら、私が止めるのも聞かずに付いてきてしまって……」
アイリスが頭を押さえて嘆息するが、男たちの熱量は止まらない。
「いいですよ。……そこの重戦士のあんた、少しこっちに来て」
「なんだと!? 俺は百戦錬磨のベテラン――ぎ、ぎゃあああああああッ!?」
俺が男の極太の腕の付け根にある『ツボ』を一点集中で指圧した瞬間、庭先に野太い悲鳴が響き渡った。
「……は、はぁ、はぁ……っ! なんだこれは、身体が……身体が羽根のように軽いぞ……っ! カイ殿、……一生付いていきます!」
「おい、次は俺だ! 俺の腰も頼むッ!」
一人、また一人と俺の指圧を受けた男たちが、感極まった表情で俺の周りに跪いていく。
ヒロインたちが危惧していた「社交界の貴婦人」ではなく、まさかの「筋肉の男たち」によるカイへの依存が始まってしまった。
「……ちょっと、私のカイくんに群がらないでよ! むさ苦しいわね!」
「主の指を独占するな! 貴様ら、全員明日は倍の訓練を課すぞ!」
「……フン。これでは逆効果だな。主の周りが、女ではなく男で埋め尽くされるとは……」
リアナたちが必死に男たちを追い払おうとするが、一度「極楽」を知ってしまった男たちは、もはや主人の命令すら耳に入らない様子で「次は肩を!」「腰を!」と俺に詰め寄ってくる。
庭先で繰り広げられる、屈強な男たちによる『癒やされ権』の奪い合い。
俺は八百屋の箱を椅子にして、ため息混じりに彼らの頑固なコリを解し続けるのだった。
まさかの「男たちの陥落」!
カイの技術は、もはや性別すら関係なく全人類を依存させる領域に達しているようです。
「マッチョたちがメロメロになるの、シュールすぎる」「ヒロインたちの嫉妬の矛先が……」
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カイの「なんでも屋」にさらなる変な客(?)がやってくるかもしれません。
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