判定は主が下せ? 三美姫による「癒やされ声」選手権(自爆)
お疲れ様です、土曜日ですね!
「エロいなんでも屋」の噂に対抗(?)して、ヒロインたちがまさかの行動に。
「誰が一番可愛くとろけているか」という、前代未聞の選手権が開幕。
カイの理性が、過去最大の危機を迎えます!
「……納得がいかん。なぜ巷では、アイリスが一番『いい声』を出しているなどという噂になっているのだ」
土曜日の昼下がり。要塞化し、外部の人間が誰もいなくなった路地裏で、セレスティーヌが不機嫌そうに切り出した。
ミラのデマは、いつのまにか「誰の反応が一番か」という不名誉な格付けにまで発展していたらしい。
「それは私が、騎士として常に全力で主の術を受け止めているからだ。……主、今すぐ証明してやる。私の声の方が、王女よりずっと『心に響く』ことをな!」
「あらアイリス、ただ声が大きければいいというものではないわ。カイくん、私の『吐息』がどれほど彼を惑わせているか、教えてあげて?」
三人のヒロインたちが、八百屋の箱を囲んで、なぜか「誰が一番可愛く(?)とろけているか」を競い合い始めた。
「……いや、そんなの判定したくないんですけど」
「「「いいから座りなさい(なさい/なさいッ)!!」」」
逃げ場はない。俺は三人を順番に、全年齢の限界ギリギリの技術で指圧する羽目になった。
「ん、んぅっ……! カイくん、そこ……そこ、もっと奥まで……っ、あぁぁぁ……っ!」
リアナが俺の首筋に顔を埋め、湿った甘い声を漏らす。
「あ、はぁ……ッ! 主、……貴様の指、やはり、けしからん……っ! 身体が……身体が、勝手に跳ねる……っ!」
アイリスが背中を反らせ、鎧の音を激しく鳴らしながら悶絶する。
「……ん、んんっ。主……私は、声など……ひゃんっ!? ……はぁ、はぁ、主、今のは……わざと、やったな……?」
セレスティーヌが俺の膝の上で脱力し、潤んだ瞳でこちらを睨み(誘い)つけてくる。
三者三様の、暴力的なまでの色香と声。
路地裏は、もはやマッサージ店というより、別の怪しい店のような空気感に包まれていた。
「……さて、主。……誰が一番、主の心を揺さぶった? 正直に言え」
三人から同時に、熱を帯びた視線で問い詰められる。
判定? そんなもの、口にした瞬間に俺の平穏が消え去ることは明白だ。
「……全員、素晴らしく『お疲れ』でした。はい、今日はおしまい!」
俺は逃げるように店を閉めたが、三人の「次はもっと主を驚かせてやる」という執念の火は、消えるどころか勢いを増して燃え上がるのだった。
自爆気味な対抗戦を始めた三人。
もはや羞恥心よりも「カイくんに一番だと思われたい」という欲求が勝ってしまったようです。
「三人の反応、想像しただけで鼻血が出そう」「カイ、よく耐えた!」
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