着飾った結果がこれだよ! 路地裏に押し寄せる野次馬と三人の鉄壁
お疲れ様です、祝日ですね!
公式認可を受けて少し着飾ったカイですが、それが裏目(?)に出ることに。
「俺の店、客が来ないんですけど……」
嫉妬に燃える三人の鉄壁ガードをお楽しみください!
「……ねえ、あのお兄さん、格好良くない?」
「あんな素敵な人、市場にいたっけ? ほら、あのギルドの制服に外套を羽織ってる……」
水曜日。祝日の活気に沸く市場の隅っこで、俺は居心地の悪さに身を縮めていた。
昨日三人に着せ替えられた『全部盛りスタイル』のまま八百屋の箱に座っていたのだが、想像以上に目立ってしまっているらしい。
普段はむさ苦しい冒険者しか通らない路地裏に、なぜか街の若い娘たちが遠巻きに集まってきている。
「あの……お悩み相談、やってるんですか?」
「あ、はい。一回百ギルで――」
「じゃあ私、肩を揉んでほしいな! あと、その……お名前、なんていうの?」
一人の町娘が勇気を出して話しかけてきた瞬間、俺の背後の気温がマイナス五十度まで急降下した。
「……悪いけど、その指圧の予約は、来年まで埋まっているわよ」
「主の隣に立ちたくば、まずは騎士団の入団試験に合格してからにするのだな」
「……帰れ。主は、今から私の『しおきゃらめる』を補充する仕事がある」
路地の闇から、リアナ、アイリス、セレスティーヌの三人がぬっと現れた。
その顔は、まさしく『般若』。
勇気を出した町娘は、三人から放たれる「ここは私たちが独占している聖域よ」という無言の圧力に悲鳴を上げて逃げ去っていった。
「……あの、せっかくのお客さんだったんですけど」
「ダメよ。カイくんをこんな格好にさせたのは、私たちが楽しむためなんだから」
「左様だ。他の女に、主のその姿を見せるなど……万死に値する!」
「……主。今すぐその服を脱げ。やはり、主を外に出すのは危険すぎる。今日から王宮の地下室に――」
セレスティーヌが本気で俺を拘束しようと縄を取り出したところで、俺は全力で首を振った。
結局、三人が「他の女を寄せ付けないためのバリア」として俺の周りを固めた結果、その日の『なんでも屋』の売り上げはゼロ。
代わりに、三人に代わる代わる抱きつかれ、服の着心地をチェックされるという名目の「密着攻勢」を受ける、甘く、そして胃の痛い一日となった。
モブ女子を秒速で追い散らす三人。
彼女たちにとって、カイの八百屋の箱は「一歩も譲れない聖域」になってしまったようです。
「三人の嫉妬が可愛すぎる!」「カイ、もう逃げられないね」
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