公式認可の次は制服? ヒロインたちによる「俺様着せ替え」人形劇
お疲れ様です!
公式認可が降りたことで、カイに「制服」の話が舞い込みます。
ですが、ヒロインたちが黙って見ているはずもなく……。
三者三様のこだわりが爆発する、着せ替え修羅場をお楽しみください!
「……カイくん、これ。ギルド長から預かってきたわよ」
公式認可から一夜明けた火曜日。リアナが恭しく差し出してきたのは、上質な生地で仕立てられた一着の衣服だった。
ギルド公認の『特別保養員』としての制服らしいが、どこか品格のある庭師のような、落ち着いたデザインだ。
「……お、いいじゃないですか。八百屋の箱に座ってても違和感なさそうだ」
「ふふ、そうでしょ? でも……せっかくの公式行事(?)なんだから、もっと色々試してみるべきだと思わない?」
リアナの目が、獲物を見つけた狩人のように光った。
と、その背後から、待ってましたと言わんばかりにセレスティーヌとアイリスが現れる。二人とも、手には大きな包みを抱えていた。
「主。公式の場に出るというなら、王家御用達のこの『魔導シルクの外套』を羽織るべきだ。……さあ、脱げ。今すぐ私が着せ替えてやる」
「待てセレス! 主に必要なのは、機能美と強さを象徴するこの『白銀の軽装鎧』だ! 私とお揃いの意匠を施しておいたぞ!」
三人がそれぞれ持参した「俺に着せたい服」を広げ、路地裏が即席のフィッティングルームと化した。
「ちょ、待って……。俺は一着あれば十分――」
「「「問答無用!!」」」
そこからは、まさに地獄(天国?)の着せ替えショーだった。
リアナがリボンを締め直し、セレスティーヌが外套の裾を整え、アイリスが執拗に胸元のサイズを確認(という名の密着)をする。
「……似合うわ。やっぱりカイくんは、こういう清潔感のある服が一番ね」
「……いや、この王家の紋章が入った服の方が、主の格が上がって見えるぞ」
「どちらも甘い! この精悍な鎧姿こそ、私の主として相応しい!」
結局、三人が一歩も譲らなかった結果、俺は『ギルドの制服』の上に『王家の外套』を羽織り、さらにその上から『部分的な軽装鎧』を装着するという、とんでもなくチグハグで重装備な姿にさせられてしまった。
「……あの、これ。逆に動きにくいんですけど」
「「「我慢しなさい(なさい/しろ)!!」」」
三人は満足げに俺を眺め、互いに「私の選んだ部分が一番似合っている」と火花を散らしている。
八百屋の箱の上に座る、やたらと着飾ったなんでも屋。
俺の平穏な日常は、公式認可によって、より一層賑やかで騒がしいものになってしまったようだ。
もはや着せ替え人形状態のカイ。
三人の「自分好みの男にしたい」という欲求が止まりません!
「どの格好が一番似合ってると思う?」
「アイリスさん、お揃いの鎧とか確信犯すぎる!」
など、感想お待ちしております!
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