九十六章 オレンジ、師匠を見つける
一方、師匠を探すアージヴァイズとオレンジはジュース片手に休憩していた。
「先生は見つかったかい?」
上位組織員はアージヴァイズとオレンジに話しかける。
「まだ見つかってねぇ。神軍はもっと楽だと思ってたのに・・・これじゃレムフィト軍の方がマシだぜ」
アージヴァイズは落ち込む。
「才能がないって辛いね・・・なんか非常事態宣言みたいなので神軍から抜けられないみたいだし・・・」
オレンジは苦笑いを浮かべる。
「・・・私には才能がある。あいつらがわかってないだけだ!」
アージヴァイズは事実を振り切るように大声を出す。
「そう言うヤツに限って才能がないんだよ」
グラディスはアージヴァイズを見る。
「・・・グラディス様!」
上位組織員はグラディスに深々とお辞儀した。
「・・・神軍幹部・・・」
アージヴァイズは嫌そうにグラディスを見つめる。
「才能がない者は変化するしかない。お前は先ず、その嘗めた性格を変えろ」
「で、ヴァロン一般組織員」
グラディスはオレンジを見る。
「は、はい!」
オレンジは大声で返事をする。
「お前に剣技を教えたいという者が居る。承諾するならついて来い」
グラディスは中央棟に向かって歩き始めた。
「・・・い、行くね」
唖然としていたオレンジはアージヴァイズに軽く会釈すると急いでグラディスについていった。
「・・・おう」
アージヴァイズはオレンジを見送った。




