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八十五章 神軍拠点艦一番艦へ

同年、一月二十六日。

月浜打撃軍宛てにレミリアから招待状が来た。

招待状と同封された神軍拠点艦一番艦イクイノックス乗艦許可証を持ち、招待されたメンバーはレムフィトの港で神軍を待った。

「何度見てもすげぇ~・・・超かっけぇ!」

アージヴァイズは中に電子回路が閉じ込められた薄い宝石のカードを見つめる。

「これって一回きりなんですか?」

ミッケは神軍拠点艦一番艦イクイノックス乗艦許可証を見る。

「えぇ、一回きりです」

レミリアはミッケを見て笑む。

アージヴァイズたちが港で待っていると上空から何かが降下して来た。

「・・・なにあれ」

エコーは黒い影を見つめる。

黒い影が大きくなるにつれて音も大きくなり、ついには轟音になった。

「こ、これが・・・!!」

アージヴァイズは巨大な飛行艦艇を見て驚く。


神軍拠点艦一番艦イクイノックス・・・?

全長五十六・四キロメートル。最大幅四十一キロメートル。最高速度五百ノット。

上位神の攻撃を受けても損傷しないバリアを三重に搭載している上に本体も重装甲であり、破壊は不可能と言える。


招待されたメンバーが着水する飛行艦艇を見て唖然としていると、飛行艦艇の側面小型ハッチが開いて一人の部隊長級組織員甲が出てきた。

「レムフィト国の人たちですね?乗艦許可証はお持ちですか?」

アンはアージヴァイズたちに訊ねる。

「持ってる!」

アージヴァイズたちはアンに乗艦許可証を見せた。

「では、どうぞ」

アージヴァイズたちはすんなり飛行艦艇に乗艦する。

警備は剣を一本だけ持った神軍組織員が二人だけ。余りに甘すぎる警備だ。

「・・・これが一番艦のイクイノックスか?」

アージヴァイズはアンに質問する。

「この船はイクイノックスへ行くための船です」

「こんな大きな船がたくさんあるんですか・・・??」

グリードリヒはアンを見る。

「えぇ」

「どこにそんな資材が・・・」

「俗世の外ですよ」

「俗世の・・・外??」

アージヴァイズたちは困惑する。

「えぇ、俗世の外です。私たちはその空間を外界と呼んでいます」

「外界・・・その外界には何があるんですか?」

オレンジはアンに質問する。

「色々な星があります」

アンは足を止めてエレベーターの昇りボタンを押した。

「星って、空でキラキラしてるやつ?」

エコーは夜空を思い浮かべる。

「えぇ、そうです」

「星には色々な種類があって、こことは違う俗世が広がる星や生物が住めない不毛の土地が広がる星、水だけの星・・・金の雨が降る星やガラスの雨が降る星なんて星もあるんですよ」

アンはエコーを見て笑む。

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