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八十四章 明かされる正体

「そうか・・・良いやつなんだな。神軍幹部第四位は」

アージヴァイズはレイチェルの話を聞いて笑む。

「うん、すごくいい神様」

レイチェルはアージヴァイズを見て微笑む。

「六龍の一角、雷壊龍(らいかいりゅう)は自由を唄う者として有名です」

梨々香はリリーたちを見て笑む。

「神軍の総帥」

アージヴァイズたちは梨々香を見る。

「神軍の総帥?」

グリードリヒたちは梨々香を見る。

「神軍の総帥!?」

グリードリヒたちは酷く驚いた。

「初めまして。梨々香という者です」

梨々香はグリードリヒたちを見て笑む。

「会えるんだ・・・部隊長級に会うのは難しいって言われたのに・・・」

グリードリヒは唖然とする。

「あの・・・六龍って何ですか!?なんか、考古学というか!そいう言う匂いがするんですけど!!」

カレンは目を輝かせる。

「六龍は龍神の眷属です。神と呼ばれることが多いですが、正確には幻獣です」

梨々香はそう話す。

「・・・」

湯飲みを持ったリリーは梨々香を見ながらお茶を飲んだ。

「幻獣!?」

カレンは増々目を輝かせる。

「あの・・・勢力図というか、強さランキングというか、そう言うのあるんですか?」

ジュリアは梨々香に質問する。

「ありますよ」

梨々香はジュリアを見て笑みながらそう答えた。

「・・・」

ジュリアは梨々香を見て頬を紅くした。

「聞きたい!!一番つえぇ神の話!!」

アージヴァイズは梨々香に迫る。

「この世で一番強い神・・・と言うのは二柱います。一柱は私、もう一柱は六合と呼ばれています」

「六合・・・」

梨々香の言葉にアージヴァイズたちはそう呟くしかなかった。

「六合ってどんな神様なの?」

オレンジは梨々香に質問する。

「六合は世の主であり、この俗世を創り出した神です」

「そこから先は私が話そう」

リリーの言葉にアージヴァイズたちの視線が集中する。

アージヴァイズたちがリリーに注目する中、リリーは変化を解いた。

「・・・」

リベードリヒは平然とお茶を飲んだ。

その瞬間、中立諸国の軍人たちが慌てて食堂から出た。

「う、嘘だろ・・・」

アージヴァイズはリベードリヒを見て驚く。

「お、お前は・・・!!」

レイチェルは慌てて立ち上がる。

「ウッ・・・!!」

グリードリヒとジュリアはリベードリヒを見てえずく。

「な、何だよ・・・!」

アージヴァイズはリベードリヒとグリードリヒたちを交互に見る。

「と、トラウマがぁ・・・トラウマがぁ~・・・」

グロッキーになったグリードリヒとジュリアはレイチェルに抱きついた。

「こ、この神様がこの世界を生み出した神で、神がボスで・・・どういうこと!?」

エコーは困惑して目を回す。

「というか!いつから入れ替わったんだ!?本物のリリーは!?」

アージヴァイズはリベードリヒを見て困惑する。

「最初から私。時々梨々香が変化していたけれど」

リベードリヒはアージヴァイズを見る。

「はぁ!?ま、マジかよ・・・リリーが・・・こんなに・・・」

アージヴァイズは梨々香とリベードリヒを交互に見る。

「私の親族を参考にして変化していたんです。騙してしまって申し訳ありません」

梨々香はリリーに変化した。

「・・・」

アージヴァイズたちは二人のリリーを交互に見て完全に固まった。

「というか、梨々香さんと六合はどういう関係なんですか?」

ジュリアは梨々香とリベードリヒに質問する。

「夫婦ですよ。リベードリヒはとある事情で本来の姿になれないだけで、本来の姿は大人です」

梨々香の答えにジュリアは静かに落胆した。

「六合様についてはわかりましたよ?世界を創ったって。でも、梨々香さんはなにをしたんですか?六合様と同じくらい強いんですよね?」

カレンは梨々香に質問する。

「私は細かなことですよ。人の祖であるグローニアキャット族を生み出したり、燦水天狐族に知恵を与えたり」

梨々香はカレンを見て笑みながらそう答えた。

「万象様っていうこと!?金陽炎聖君(こんようえんせいくん)ってこと!?」

カレンは目を輝かせる。

「なんかさ、六合~・・・様に比べてショボくね?」

アージヴァイズは梨々香を見つめる。

「何言ってるんだよ!!」

「そうだよ!万象様が居なければ私たち人類は誕生しなかった!!この大陸にある文明も北極島や南極島から来たんだよ!?」

ミッケとカレンはアージヴァイズを見て大声でそう言った。

「えぇ・・・」

アージヴァイズはミッケとカレンを見てドン引きした。

「・・・熱心な方ですね」

梨々香はリベードリヒを見て笑む。

「そうだね」

リベードリヒは梨々香を見る。

「燦水天狐族の前で金陽炎聖君って呼んじゃダメだよ?」

「そうそう、ちゃんと万象様って呼ぶんだ。じゃないと袋叩きにされちゃうから」

ミッケとカレンは交互に話をした。

「た、助けてぇ~!」

アージヴァイズは梨々香とリベードリヒに助けを乞う。

「私たちはそろそろ帰りますね」

梨々香はアージヴァイズたちに声をかける。

「ほら!帰るってよ!」

アージヴァイズはミッケとカレンを押し返した。

アージヴァイズたちは梨々香とリベードリヒを見送るのだった。

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