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七十二章 神軍の拠点へ

「大丈夫ですか!?」

神軍上位組織員たちはアージヴァイズに駆け寄る。

「え?まぁ、大丈夫だけど・・・」

アージヴァイズは少し驚きながら答える

「傷だ!傷を負ってる!」

神軍上位組織員はアージヴァイズの腕に急いで包帯を巻く。

「目標は逃走した模様。サトリはいません」

神軍上位組織員は耳の端末に触れて状況を報告する。

「ちょ、あんたら誰なんだよ!!」

アージヴァイズは神軍上位組織員たちを見て怒鳴った。

「安心してください。神軍第三魔塊眷属討伐隊の隊員です」

ユリカはバッチを指さした。

「・・・また神軍かよ・・・」

アージヴァイズはユリカを見る。


アージヴァイズたちはヴェルベサと乗艦する予定だった神軍拠点艦三番艦フカマに乗せられた。

「なぁ、オレンジたちは?」

アージヴァイズはアージヴァイズの服を畳む神軍上位組織員に問う。

「別室です。検査が終わったら会えますからね」

神軍上位組織員は立ち上がり、ドアを開けて部屋から出た。

「検査・・・」

アージヴァイズはそう呟くと窓から外を見た。

「というか、どこに向かってるんだ?この空飛ぶ戦艦・・・」

アージヴァイズは部屋をうろうろする。


しばらくして、ドアが乱暴にノックされた。

「・・・何だよ」

警戒しながらドアを開けたアージヴァイズは思わず視線を下げた。

そこに立っていたのは、驚くほど小柄な女性、グラディスだった。

「お前の仲間が食堂で待ってるぞ。ついてこい」

グラディスはそう話す。

「検査はいいのか?」

「お前の検査は後回しだ。時間がかかりすぎる」

グラディスは食堂に向かって歩き始めた。

「・・・」

アージヴァイズはグラディスを見て少しムッとしながらもグラディスについていく。

「・・・お前、小さいのに態度デカくね?上位組織員だか何だかは態度小さくて丁寧な感じだったぞ?」

アージヴァイズは少し不服そうにグラディスを見る。

「上位組織員は人との関係性を築くことが仕事だ」

グラディスは前を見たまま歩き続ける。

「・・・お前は仕事してないのか?無職なのか?」

「私は神軍幹部、グラディスだ。本来、この船にいるような存在ではない」

「出たよ、また幹部か。もうお腹いっぱいなんだよ、そういうのは・・・」

足を止めたアージヴァイズはグラディスを見て飽きたように言い放つ。

「ついてこなかったら置いてくぞ」

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