五十六章 白華旅館
午後四時十五分。
リリーたちは予約した旅館に入った。
部屋に入ったリリーたちは話し始めた。
「リリーの知り合いは来ないの?ラグジェパレスカンパニーの本社があるんでしょ?」
グリードリヒはソワソワしながら問う。
「来ないよ。暇なわけじゃないからね」
栓抜きを持ったリリーは瓶ジュースの栓を取った。
「どういう人か気になるな~」
アージヴァイズはリリーからジュースを受け取った。
午後七時。
宿でのんびりしていたリリーたちは食事をとり始めた。
色々な料理が机一杯に並べられてとても鮮やかだ。
「美味しい!」
箸を握ったレイチェルは目を輝かせる。
「でも、すごい量・・・」
レイチェルは机に並べられた料理の数々を見て苦笑いする。
食事が終わるとグリードリヒたちは温泉に行った。
「はぁ~」
「こうやってお湯に浸かるのって橘花の文化だから、月浜にはなかったよね~」
「敵性文化排除法だっけ?本当にヤバい法律だよね」
グリードリヒたちはお湯に浸かって語り合う。
一方、リリーたちはのんびりと部屋で過ごしていた。
「あいつら、長風呂したことなかったのか」
「橘花国の文化は月浜に入ると真っ先に排除されるんだ」
「色々な文化を知れないって言うのは少し可哀想だにゃ。文化って言うのはもちろん悪い所もあるけど、良い所だってちゃんとあるんだから」
「東和連合って意外と自由なんだね・・・」
「先代女皇陛下が百年の間に橘花国を変えたからね」
「権利の分散が一番影響与えたんじゃないかにゃ?」
「そうだね」
リリーたちはテレビを見ながら語り合った。




