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三十九章 魔神再来

疑似神姫の内部が中立諸国の民間報道陣に明かされると、緊急速報によって拡散され一時間程度で世界中に広がった。

緊急速報が月浜にまで拡散されると月浜政府・軍部は公開された情報は全く信憑性がない情報だと声明を発表。

その裏で月浜はレムフィトと返還交渉を行おうとしていた。

しかし、レムフィトは中立諸国の目を気にして交渉を拒否した。


正午十二時三十分。

ベネローブを人に戻すための手術が始まった。

ベネローブのために中立諸国から精鋭医師たちが集まり手術が行われる。

リリーが手術着を着て手術室の中で監視している中、アージヴァイズたちはローランの指示で臨戦態勢に入っていた。


そして、午後二時七分。

疑似神姫十五機から成る月浜の疑似神姫部隊がついにレムフィト近海へ侵入。

レムフィト北海岸沖上空で雪風、AA-09A、II-141部隊とTT-42B十五機から成る疑似神姫部隊が交戦。

光と音が花火のように光っては鳴り、大激戦を物語っている。

「09A-02の耐久値百パーセント、09A-04の耐久値八十パーセント、09A-06の耐久値七十五パーセント」

情報監視オペレーターは情報が映るモニターを確認し続ける。

「オレンジさんもエコーさんもかなり良い調子ですね」

ローランは情報が映るモニターを見て安堵する。

「あんな短時間の訓練でここまで大奮闘しているんですから、天才という他ありませんよ」

情報監視オペレーターはローランを見て笑む。

「カッテェよ!」

エコー・ゼレヴィアンは二丁のエネルギー弾搭載拳銃を飛び回るTT-42B-42-01 ケティ・アイヴァーンに向けて撃ちまくった。

「効かない効かない」

平然とエネルギー弾に当たり続けるケティ・アイヴァーンはエコー・ゼレヴィアンにエネルギー砲を撃つ。

エコー・ゼレヴィアンはエネルギー弾を避けると、二丁拳銃で再びケティ・アイヴァーンを撃ち始めた。

「いやぁ~あの銃じゃ無理っしょ」

TT-42B-41-01 キャロライン・レイはエネルギーライフルにエネルギー缶を装填する。

「素人ごときが何しようと怖くないんだよ」

TT-42B-40-01 スー・ベルージャはエコー・ゼレヴィアンに接近する。

「おっ!!と・・・」

スー・ベルージャは不意打ちを狙った近接型雪風が振った刀を避けると、その機体の防刃膜をいとも簡単に破って腹部にナイフを刺し、もう一本のナイフで首を斬った。

近接型雪風はスー・ベルージャに蹴り飛ばされ、そのまま墜落した。

「そ、そんな・・・」

連射型雪風はスー・ベルージャを見て怯えながら言った。

連射型雪風は頭にエネルギー弾を受けて頭の半分が吹き飛びそのまま墜落した。

「今回は的が多いね」

エネルギーライフルを握ったキャロライン・レイは飛び回りながら言った。

エネルギーライフルを構えたキャロライン・レイはエネルギーライフルをエコー・ゼレヴィアンに向けた。

「・・・ヤバ・・・」

弾倉を入れ替えるエコー・ゼレヴィアンは冷や汗をかく。

その瞬間、II-141から撃ち出された特殊なレンズでしか見れない特殊なエネルギー弾が炸裂して光り輝く小粒エネルギー弾になって疑似神姫たちを襲った。

「マジで凶悪だな・・・」

アージヴァイズ・レプシデシアは次々と墜落していく疑似神姫たちを見て恐れる。

その時、突如として黒い神気風が吹き荒れて基地の機能が一時的にダウンした。

「また現れやがったな・・・?黒い奴・・・!!」

アージヴァイズ・レプシデシアはグイードリヒ・グヴァンゼァムを見つめる。

「・・・」

いつの間にか基地の屋上に移動していたリリー・ゼノクイーンは衝撃波を放ちながら凄まじい速度で直上した。

その直後、破裂音と共に基地の強化窓ガラスが揺れた。

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