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百七十九章 ミリア国に迫る危機

オレンジたちは戦姫を装備して離陸すると狂神姫を迎撃し始めた。

業物灼龍を握り込んだキャロッティ・ヒマルスは途轍もない速度で上昇するとエコー・ゼレヴィアンの死角から迫る狂神姫の光剣を業物灼龍で弾き返した。

「サンキューキャロッティ!」

業物嵐風を握ったエコー・ゼレヴィアンはキャロッティ・ヒマルスを見て笑む。

「集中を!」

キャロッティ・ヒマルスは狂神姫を斬った。

「クケキュキュルルルル」

狂神姫は奇妙な音を発しながら白い光になって消えた。

「数が明らかに増えてる・・・このままじゃいずれ対応できなくなる!」

インカムをつけたひなたは情報を確認する。

「灼龍、出でよ!!」

キャロッティ・ヒマルスは大量の狂神姫たちに向かって業物灼龍を振った。

すると、龍のようにうねりながら進む赤炎の斬撃波が発生して狂神姫たちを消滅させていった。

「よっしゃ!!」

キャロッティ・ヒマルスは広がる陽炎を見て笑む。

「す、すごい・・・」

エコー・ゼレヴィアンは消えていく白い光を見て唖然とする。

その時、西側から強い風が吹き、空が増々青く染まった。

「・・・どんどん青くなってる・・・」

キャロッティ・ヒマルスは増々青く染まった空を見る。

「ね、ねぇ・・・」

エコー・ゼレヴィアンは前を見て冷や汗をかく。

「どうかしました?」

キャロッティ・ヒマルスはエコー・ゼレヴィアンにそう訊ねると、すぐにエコー・ゼレヴィアンが見る方を見た。

目線の先には、かなり遠くから大量の瓦礫が迫って来る光景が広がっていた。

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