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百六十五章 死者と変化
一方、梨々香とカエデはミリア国にある寿司屋で寿司を食べていた。
「ベネローブから結構前に聞いたんだけれど、神具の確保が絶望的だと考えたサウスドラゴニアが疑似神具なるものを生み出しているそうなんです」
梨々香は寿司を見つめる。
「・・・」
暗青眼、白青色髪ロングヘア、薄灰色のセーターで身を包んだ色白な肌の女性、橘 カエデは寿司を食べると梨々香を黙って見つめる。
「疑似神具?」
カエデは梨々香に問う。
「えぇ、神具と同じ効力を持つ武器だそうです。まぁ、この結果から分かったことは・・・イェーツの一部がサウスドラゴニアに渡ったらしい」
梨々香はビールジョッキを持ってビールを飲むカエデを見る。
「誰かはわかってないの?」
空のビールジョッキを置いたカエデは寿司を持って食べた。
「わかってはいない」
「あなたが話しかけてきたって言うことは、もうすぐ私の出番なんだね」
カエデは再びビールを注文する。
「はい。覚悟を決めておいてください」
梨々香は箸を握って寿司を食べた。
「死人に覚悟とか求めるんだ」
カエデは梨々香を見て少し笑う。
「変わったね」
ジョッキを持ったカエデは甘酢生姜を食べる梨々香を見る。
「色々とありましてね・・・」
梨々香は複雑な表情をする。
「神様なのに変なの」
カエデはビールを飲み干した。




