百三十八章 ダルタ拠点
三十分ほど荒野を走っていると、美しい大樹が見えてきた。
「何だあのすげぇ木!!」
アージヴァイズは小窓から大樹を見て目を輝かせる。
「すごいね!」
銃座に座るオレンジは大樹を見て笑む。
「ミッケも見てみなよ」
端末を構えて写真を撮るエコーはミッケを見て笑む。
「見なくて良いにゃ」
ミッケはそう一言だけ言って黙った。
「どうかしたの?」
セシリーはミッケを見る。
「どうかしてても言わないにゃ」
「・・・」
アージヴァイズたちは顔を見合わせる。
ダルタ拠点に着くと多くのダルタ民がアージヴァイズたちを出迎えた。
「ようこそ!心炎剣技の使い手が来たならもう安心だ!」
ダルタ民はオレンジの手を握って嬉しそうに涙を流す。
「え?期待し過ぎじゃない・・・?」
オレンジはダルタ民を見て困惑する。
「頼りにされてるんだ。もっと誇れよ」
アージヴァイズはオレンジを小突いた。
「現在の部隊と合流しよう」
ミッケは興味なさそうに言い放つとテントに向かった。
「はい」
キャロッティとジュナとセシリーとレインはミッケを見て返事すると、ミッケを追った。
「なんか・・・ちょっとそっけなくない?」
エコーはミッケたちを追う。
「何かあるなら話せよ」
アージヴァイズはミッケたちを追う。
「すみません・・・後でちゃんと言っておきますので」
オレンジはダルタ民たちを見て申し訳なさそうに頭を下げるとミッケたちを追った。




