百三十四章 昇進・昇格式
同年、六月十二日。
部隊長級昇進試験に合格したオレンジとミッケが昇進・昇格式に出ていた。
「新任部隊長級組織員柄、オレンジ・ヴァロン・ドリェシェパノ」
カスミは大声で名を呼ぶ。
「はい!」
オレンジは返事すると壇上に上がった。
「・・・」
ミッケは緊張しながらカスミを見つめる。
今回、部隊長級昇格試験に合格した者は二名、部隊長級昇進試験に合格した者は七名だ。
「新任部隊長級組織員柄、ミッケ・ローゼ・カーリン」
「は、はい!」
ミッケは緊張しながら立ち上がった。
キコキコと音が鳴りそうな歩き方で壇上に上がってカスミを見た。
「はい、頑張ってくださいね」
カスミは笑いを堪えながらミッケの制服に部隊長級組織員柄のバッジを着ける。
昇進・昇格発表は無事に終わり、各々解散した。
「お姉ちゃん!・・・その・・・」
ミッケは資料を片付けるカスミに話しかける。
「・・・よく頑張ったね。お姉ちゃん、誇らしいよ」
資料を持ったカスミはミッケの頭を撫でた。
「お姉ちゃん・・・」
ミッケはカスミを見て嬉しそうに笑む。
「コホン」
カスミは咳払いすると、真面目な顔でミッケを見た。
「ミッケ・カーリン部隊長級柄。陛下はあなたに絶大な期待を寄せている。日々、精進するように」
カスミはミッケを見つめる。
「は、はい!」
ミッケは姿勢を正して返事をした。
「ミッケは出来る子だよ。頑張れ」
カスミは出入り口に向かって歩いていった。
「・・・良かった・・・」
ミッケは笑みながらそう呟いた。
(頑張ろう!!明日のために!!)
ミッケは笑みながら前を向いた。
「ミッケ!!よくやったぞ!!」
ミッケに推薦状を出した部隊長級組織員たちは嬉しそうにミッケを抱きしめた。
「く、苦しいにゃ」
ミッケは部隊長級組織員たちを見て笑む。
「・・・」
オレンジはミッケを見た。
「どうしたの?」
中野 綾乃上位組織員はオレンジを見る。
「・・・なんでもないよ・・・」
オレンジは綾乃に返事を返すと再びミッケを見た。




