百二十五章 開催、部隊長級昇進試験
アージヴァイズはレムフィトに居る部隊長級組織員に話しかけ始めた。
「なぁ!部隊長級昇進試験を受けたいんだ!推薦状が欲しい!」
アージヴァイズは部隊長級組織員たちを見て笑む。
「この時期に?」
カミラ部隊長級組織員柄はアージヴァイズを見て困惑する。
「まぁ、向上心があるのは素晴らしい!」
ラパン部隊長級組織員柄はアージヴァイズを見て笑む。
「模擬筆記試験は受けたか?」
サラティン部隊長級組織員柄はアージヴァイズに問う。
「受けたなら点数を教えてくれ」
サラティンはタブレット端末を持った。
「筆記試験?実技試験?」
アージヴァイズは首を傾げる。
「・・・はぁ・・・」
カミラたちはアージヴァイズを見て黙ると、深いため息をついた。
「それも知らずに推薦状が欲しいと言ったのか?」
ラパンはアージヴァイズを見つめる。
「予想してたより酷い・・・」
カミラはアージヴァイズを見て苦笑いする。
「知らないけど部隊長級になりたいんだ!後悔はさせない!」
アージヴァイズはカミラたちを見て笑む。
「その根拠は?証拠は?」
サラティンはタブレット端末を肩にかけ直した。
「根拠とかそう言うのはねぇけど、とにかく後悔させない!推薦しないと逆に後悔するぞ!」
アージヴァイズはカミラたちを真っすぐ見つめる。
「どうして推薦をしなければ私たちが後悔すると言える?」
サラティンはアージヴァイズを見る
「それは・・・」
アージヴァイズはサラティンを見て口ごもる。
「他を当たれ」
サラティンはラパンたちと共に去っていった。
「・・・」
少しうつむいたアージヴァイズは歯を食いしばった。
「私が推薦しましょうか?」
梨々香はアージヴァイズを見て笑む。
「・・・神軍の長・・・」
アージヴァイズは梨々香を見つめる。
「受けてみますか?」
「良いのか!?」
アージヴァイズは梨々香を見て目を輝かせる。
「えぇ、もちろん」
同年、五月五日。
部隊長級昇進試験・筆記が開催された。
部隊長級昇進試験は厳しい筆記試験と厳しい実技試験で構成されている。
部隊長級昇進試験の総合点数は五百点。
筆記試験は二百点以下で即失格、空欄があった場合失格に加えて翌年の試験を受けられなくなるというペナルティが付く。
「・・・」
ミッケは試験官から鉛筆一本と消しゴム一つを受け取り、机の上に置いた。
「・・・」
緊張するオレンジは机を見つめた。
「それでは、試験開始」
試験官の声と共に受験者が一斉に鉛筆を握って解答欄を埋め始めた。
(なんじゃこりゃ・・・筆記試験って国語とか算数じゃないのかよ・・・)
鉛筆を握ったアージヴァイズは解答用紙を見た。
(なんて読むかわからねぇ・・・)
鉛筆を握ったアージヴァイズは頭を掻いた。
「・・・」
ミッケとオレンジは必死に解答欄を埋めている。




