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百二十四章 解散、月浜打撃軍

同年、五月一日。

この日、東和連合加盟時から存続していた唯一の部隊が解散した。

その部隊の名前は月浜打撃軍。月浜を打ち倒すために創設された精鋭部隊である。

月浜打撃軍元メンバーは解散と同時に各班に振り分けられ、各々新しい道を進み始めた。

そんな中、月浜打撃軍元メンバーのアージヴァイズ・ベルコント・ニコルが復帰した。

しかし、復帰したアージヴァイズはハウレティアの生き残りとして持ち上げられ、複数人の弟子まできたことで傲慢さが増し、増々多くの者から避けられるようになった。

「ハウレティアの活躍をお前たちにも見せてやりたかったぜ!私が疑似神姫や闇化生物をザサザって片づけたからサトリに勝てたんだ!」

足を組んだアージヴァイズは嬉しそうに語る。

「・・・」

月浜打撃軍元メンバーだったエコーたちは蔑んだ目でアージヴァイズを見ていた。

「神軍の長は最近来てねぇのか?」

アージヴァイズは弟子たちを見て笑む。

「来てないです」

下位組織員はアージヴァイズを見て目を輝かせながら答える。

「そうかそうか!私に恐れでもなしたか~!?」

アージヴァイズは大笑いした。

アージヴァイズの弟子たちはアージヴァイズに続いて笑った。

笑っていたアージヴァイズは疲れた様子で来たミッケとオレンジを見ると、弟子たちも続けて見た。

「お疲れ!」

グリードリヒはミッケとオレンジを見て笑む。

「お疲れ・・・」

オレンジは椅子に座る。

「月浜から結構な数が来るみたいだにゃ」

ミッケはエコーたちに報告する。

「あぁ~・・・だから幹部が不在なのね」

レイチェルはミッケを見る。

「ここにも組織員として何人か来るんだって」

オレンジはエコーたちを見る。

「なぁ、その新人たちって強いのか?」

アージヴァイズはミッケとオレンジを見て笑みながら話しかける。

「わからない」

ミッケはアージヴァイズを見てそう答えた。

「そろそろ部隊長級昇進試験も始まるから、グリードリヒたち任せたよ?」

ミッケはグリードリヒたちを見る。

「任せておきな!」

グリードリヒは胸を張ってそう答えた。

「任せておけない・・・」

ジュリアはグリードリヒを不安そうに見る。

「なぁ、お前たち何かすんのか?」

アージヴァイズはミッケとオレンジに訊ねる。

「部隊長級昇進試験を受けるんだよ」

オレンジはアージヴァイズを見て笑む。

「部隊長級昇進試験?」

「うん!その字の通り、部隊長級組織員に昇進するための試験!これに合格したら部隊長級組織員だよ!!」

「・・・すげぇ!!私もその試験受けたい!!」

アージヴァイズはオレンジを見て目を輝かせる。

「残念、この時期だともう無理」

「部隊長級組織員三人、又は、幹部からの推薦が必要だからね」

眉を顰めたオレンジはアージヴァイズにそう説明する。

「なんだ」

アージヴァイズはオレンジを見る。

「それくらいすぐに集められる!」

アージヴァイズはそう言って走って食堂から出た。

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