百十七章 戦友との再会
午前十一時七分。
黒玉のような瞳のミステリアスながら可愛い少女が荒廃した月浜を歩いていた。
「はぁ・・・これからどうしよう・・・」
黒玉のような瞳の少女はため息をつく。
「どこか方向がわかる目印は・・・」
黒玉のような瞳の少女は周りを見渡す。
「・・・」
黒玉のような瞳の少女はとあるものを見る。
それは、遥か遠くにある大きな大きな鳥居だった。
黒玉のような瞳の少女は夜空の大翼を広げた。
夜空の大翼が羽ばたかれると共に神気風が発生して吹き荒れる。
吹き荒れた神気風は少女を追跡する疑似神姫たちを消し飛ばす。
黒玉のような瞳のミステリアスながら可愛い少女は夜空の大翼を羽ばたかせながら飛び去った。
一方、カエデは壊れたAZ-000を見ていた。
「・・・」
大量の缶と配線で繋げられた巨大な装置、AZ-000を見るカエデは部屋の奥に進み、新品みたいなソファーを見た。
(いない・・・掴めそうなほど濃い神気が漂っているのに・・・)
カエデは周りを見た。
正午十二時。
黒玉のような瞳のミステリアスながら可愛い少女は月浜大社に来ていた。
「・・・ここは・・・確か泣代連の総本山・・・だよね?」
黒玉のような瞳の少女は月浜大社を見る。
「僕の極限夜光に耐えるなんて・・・」
黒玉のような瞳の少女は大社に向かって歩みを進める。
「おや?どこかで見たことある姿だ」
梨々香の声を聴いたミステリアスながら可愛い少女は目を見開き、声が聞こえた方を向いた。
「久しぶりだね。ヒルデガルト王女」
梨々香は黒玉のような瞳の少女、ヒルデガルトに微笑む。
「・・・」
目を見開いたヒルデガルトは口元を振るわせると噛みしめた。
「イテテテ・・・」
黙っていたヒルデガルトは梨々香にほっぺをつねられる。
「私を避けやがって・・・いつまで後悔しているんだよ」
梨々香はほっぺたから手を離した。
「お腹空いてない?今日は奢るよ」
梨々香はヒルデガルトを見て笑む。




