百十五章 最悪の遭遇
「宿幼が居ると思った。少し高く評価し過ぎたか」
邪眼、赫灰色髪縦ロール、奇妙な金属製の装飾品がついた黒色のミニコルセットドレスを着た乙女は周りを見渡す。
「お前は・・・」
アイリアは最上大業物日炎を握り込む。
「ラーフィア」
邪眼、赫灰色髪縦ロール、奇妙な金属製の装飾品がついた黒色のミニコルセットドレスを着た乙女の声と共にアイリアが最上大業物日炎を動かす。
「天道!隼炎獄道!!」
最上大業物日炎を構えたアイリアが一歩踏み出したその瞬間、ラーフィアが神気風を放った。
ラーフィアから放たれた僅か一パーセントにも満たない神気風はアイリアを吹き飛ばして戦闘不能に陥らせた。
(このままじゃ不味い・・・)
アイリアは全力で治癒しながらラーフィアを見る。
しかし、ラーフィアはアイリアを追撃しない。
その場に留まり、アイリアをただ見つめている。
その時、どこからか飛んできたリヴァがラーフィアに斬りかかった。
ラーフィアは最上大業物落陽淵崩を避け、途轍もない速度の追撃を目視で確認する。
そして、閃光を残す速度で振り下ろされる最上大業物落陽淵崩の側面を叩いて折った。
「バ・・・カな・・・」
リヴァは折れた最上大業物落陽淵崩を見て驚愕する。
ラーフィアはリヴァの首を掴んで持ち上げた。
「・・・」
掴まれたリヴァはラーフィアを見つめる。
「・・・」
体の九割が治ったアイリアはリヴァを見た。
「・・・」
ラーフィアは月浜から静かに上がる光柱を見る。




