↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
111/189

百十章 黒式力塊

(これは・・・幻想なんかじゃないッ・・・!!)

サトリがリベードリヒから離れようとしたその瞬間、サトリの体内から発生した氷柱が全身を貫いた。

「・・・・・・」

リベードリヒはサトリを貫く氷柱に引っかかった宿幼の神核片を手に取った。


午後八時九分。

橘花国の居酒屋でひよりが酒を飲んでいた。

「サンティラ海戦の戦況をお伝えします。駆逐艦タウンウィル、轟沈」

客たちは戦況報告に歓喜するも、歓声はすぐに消えた。

「軍艦峰(みね)、轟沈。軍艦宮使(ぐうし)、轟沈。軍艦天風(あまかぜ)、轟沈」

機械音声は次々と橘花海軍が有する戦艦や空母の名前を挙げていく。

「はぁ・・・また大敗かよ」

「サンティラに負けるようじゃもう終わりだな」

客たちはテレビを見ながら話す。

「・・・」

ひよりは黙って酒を飲み進める。


酷く酔ったひよりは千鳥足で帰路につく。

「クソ・・・全部あいつのせいだ・・・全部あいつらのせいだ・・・」

ひよりは荒れ果てた町を歩く。

「絶対に勝つ・・・何をしても勝つ・・・この国の主は私だ・・・」

ひよりは燃やされた橘花国旗を見て拳を握り込んだ。

「素晴らしい。邪念に塗れたその魂・・・」

夜闇の中、青眼を光らせるリベードリヒはひよりを見て笑む。

「・・・あ、あぁ・・・」

ひよりはリベードリヒを見て腰を抜かした。

「君は選ばれし者だ」

リベードリヒはひよりに近づく。

「奴らを・・・神を殺す力が欲しいだろう?」

リベードリヒはひよりを見て笑む。

「・・・」

ひよりは驚きながらリベードリヒを見上げた。

「僕が君に力を与えよう」

リベードリヒはひよりに金属製のキューブを差し出した。

「・・・力・・・」

冷や汗を垂らすひよりは金属製のキューブを見つめる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。