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百二章 夢幻に落ちて 其二

TT-42B-72 カレン・ミューミが燃えながら墜ちていく。

「集中砲火だ!一匹ずつ確実にやるんだ!」

TT-42B-59 ケイト・クイーンアイはTT-42B-60 グリードリヒ・フォンドレシアを追いかける。

疑似神姫たちはケイト・クイーンアイに続いてグリードリヒ・フォンドレシアを攻撃する。

疑似神姫たちがグリードリヒ・フォンドレシアを攻撃していたその時、静寂と共に青い火の粉が舞い散り、耳が貫かれるほど鋭い斬撃音と共に疑似神姫たちが斬れて燃え上がった。

(こ、この胸騒ぎは・・・!!!!)

ケイト・クイーンアイは目を見開き、円状に広がる青い炎を見た。

その瞬間、青い炎がケイト・クイーンアイの前に現れる。

そして、その中から青く輝く双剣が姿を見せた。

「なぜぁぁぁぁ・・・なぜぇ・・・奴がぁぁぁぁ・・・!!」

ケイト・クイーンアイは首を捉える青く輝く双剣の先を見て苦しそうに叫んだ。

「・・・」

青く輝く双剣を握ったリベードリヒ・ノワールがケイト・クイーンアイを鋭く見つめる。

「アァァァァァァァァ・・・」

ケイト・クイーンアイは目を見開き、苦しそうに悲鳴を上げた。

青く輝く双剣はケイト・クイーンアイの首を斬り落とした。





「・・・はぁ・・・はぁ・・・」

アージヴァイズは息を荒げながら昼色の光を見た。

「これが・・・私の力・・・」

アージヴァイズは昼色に輝く双剣を見て嬉しそうに呟く。

「すごい!!圧倒的だ!!」

下位組織員5はアージヴァイズを見て笑みながら言った。

「ニコル!君は部隊長級組織員になるべきだ!!」

下位組織員6はアージヴァイズを見て笑みながら言った。

「・・・そうか。ありがとな」

アージヴァイズは下位組織員たちを見て嬉しそうに笑む。

「・・・そう言えば・・・今日は体調が良い・・・」

アージヴァイズは少し不思議に思いながらも微笑む。






「・・・」

剣を握り込んだサクチャーは冷や汗を垂らす。

垂れ落ちる冷や汗。乱反射するそれに映るのは、やや艶がある黒髪で目を隠し、紅白の巫女服で身を包んだ異常なまで白い肌の少女だった。

「・・・」

異質な巫女は焦点が合わずぐったりしながらも幸せそうな神軍組織員たちと疑似神姫たちに触れながら歩く。

「とても幸せそう。綺麗な幻想を見ているんだね」

ゆっくりと歩く異質な巫女は不気味に微笑む。

「君はもう魂まで消えてしまったか」

異質な巫女は抜け殻のようになったケイト・クイーンアイに触れながら話しかける。

「人なんかに関わるのが悪いんだ。あのお方に使える神なのに」

異質な巫女は下級神や神姫から手を離すと、サクチャーの方を向いた。

「山下さん!山下さん!!目を覚ませ!!」

サクチャーは木にもたれかかり、唸るゆかりを守るように前に出る。

「あなたはどうして幻想に堕ちないの?不思議・・・」

異質な巫女はサクチャーの方を見て首を傾げる。

「私は世の大権を獲得するためヘリクスと切磋琢磨した神だ。ヘリクスの神術にはもうやられんよ」

サクチャーは異質な巫女を見て笑む。

「まぁ、どうでもいいや」

異質な巫女はアージヴァイズに近づいた。

「人間は、皆、死ぬ」

異質な巫女はアージヴァイズに触れて笑む。

「幻想を見ているなんて気付かずに・・・」

異質な巫女はゆっくりと立ち上がった。

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