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百一章 夢幻に落ちて 其一

アージヴァイズたちは文句を言いながらも痕跡を探し始めた。

アージヴァイズについていく者がほとんどで、かなりの集団ができている。

(ニコルについていけば安全だし、討伐成績がもらえるかもしれない)

下位組織員たちは企みながらアージヴァイズについていく。

「・・・き、君は弱い。私がついてくることに感謝すると良い」

ののはアージヴァイズを見る。

「別に頼んでないよ」

アージヴァイズは痕跡を探す。

(この風・・・エリーか?)

髪と服が靡き始めたアージヴァイズは冷たい風に乗って飛んでくる淡い光の粒を見た。





遠くの方が騒がしくなると、他の隊員たちが走り去っていった。

走り去ったのはカレン・ジェイド・フリエとその他下位組織員だ。

「うわぁぁぁぁ!!!!」

下位組織員たちは突如飛んでくる大量のエネルギー弾を見て叫んだ。

「剣技!三日月六連!!」

アージヴァイズは昼色に輝く双剣を振って三日月形の斬撃波を飛ばした。

三日月の形をした斬撃波は大量のエネルギー弾を消滅させ、後に氷の粒だけを残した。

「すごい!!お前はとても強い!!」

ののはアージヴァイズを見て笑みながら言った。

「流石だよ!ニコル!」

下位組織員たちはアージヴァイズを見て笑みながら言った。

「そんなことねぇよ」

アージヴァイズは部隊員たちを見て照れ笑いする。

「追え!!逃がすな!!」

TT-42B-46-01 ジュナ・グリッチアはアージヴァイズたちを見て大声でそう言った。

「確実に吹き飛ばす・・・」

青眼、根本が薄赤い白い深紅髪にツインテール、赤が基調の軽量化を求めた戦闘服に身を包んだ生者の肌とは言い難い肌のTT-42B-34 クロウゼウ・レイヴァーンは主翼を可変させて爆刃を正面に向けた。

「射程圏内に入るぞ!!」

ののはアージヴァイズを見て大声でそう言った。

「大丈夫だ!!私に任せろ!!」

太陰の気を纏ったアージヴァイズは笑みながら昼色に輝く双剣を構えた。





「・・・」

ののは迫る光を見て冷や汗を垂らした。

ののが目を見開いたその時、超スーパーウルトラ武装アイノアを装備したジュリアがクロウゼウ・レイヴァーンに突撃した。

「真っ向勝負だ!」

クロウゼウ・レイヴァーンはジュリア・アイノアを見てそう言った。

ジュリア・アイノアとクロウゼウ・レイヴァーンが激突するとクロウゼウ・レイヴァーンが爆散してジュリア・アイノアが爆炎を通り抜けた。

「クソ!なんて強さだ!」

TT-42B-50 キイは大鎌でジュリア・アイノアの攻撃を防ぎながら言った。

「属性剣技・雷、天雷破断!!」

ジュリア・アイノアは大鎌を握ったキイに剣を振り下ろした。

雷を纏った剣が大鎌に当たると、雷鳴と共に大爆発を起こした。





「流石はフォンドレシア!」

超スーパーウルトラ武装フォンドレシアを装備したグリードリヒは爆散していく疑似神姫たちを見て笑む。

「・・・」

フライ・カルデッドディアはグリードリヒ・フォンドレシアを見ながら高速で接近した。

(当たる!)

拳を強く握り込んだフライ・カルデッドディアはグリードリヒ・フォンドレシアを見ながら拳を突き出した。

「冥転(めいてん)剣技、冥府の霧雨」

ステッキを構えたグリードリヒ・フォンドレシアが放つ言葉と共に霧雨が発生し、フライ・カルデッドディアを襲った。

「な、なんだこの雨!!」

フライ・カルデッドディアは集まる霧雨を見てそう言った。

霧雨はフライ・カルデッドディアを隠し、フライ・カルデッドディアごと消え去った。

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