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神聖騎セフィロマキナ  作者: ローリング蕎麦ット
アルベールvs極彩色のオルレアン猛襲軍
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アルベールvs極彩色のオルレアン猛襲軍 第四節


 手にした聖剣アルマースで細剣を断ち割り、返す刃でアルキダモスの首を、


「きゃん!?」


 一閃両断するのは失敗しました。


 寸前のところで天秤の騎士がアルキダモスを後ろに引き込んだのです!


 そして後方に放り投げながら静かにこう言いました。


「撤退だ」


「そうねぇ、聖剣まで持ち出されちゃったら、あなたとディオゲネスちゃんはともかく、あたしはもう無理無理よん」


 ごろーんと転がったアルキダモスも、そそくさと後退を始めます。


「さッッせるわけございませんですわこンンンの異教徒ども!!! よぉぉぉっくもわたくしの美しいアルマースを滅茶苦茶にしてくださいましたわね!!!」


 柳眉を逆立てたクレメンティナは、怒りで天秤の騎士を殺さんばかりでした。


 それに対して天秤の騎士は冷静に手でキュクロプスへと指示をします。


 バチバチと体表を帯電させていた独眼の巨人より、クレメンティナへと収束した雷霆が照射されます!


 聖剣式空中戦艦アルマースを落とした雷霆の一射に、クレメンティナの怒りが有頂天に達します!


「くぉんの、異教の怪物めが!」


 クレメンティナの怒気に比例した蒼い光が聖剣アルマースから迸りました。


 大上段に構えた聖剣を、地に深く埋まるほどの剣勢で振り下ろせば極大の蒼い斬閃がなんと雷霆を断ち割ってしまったではありませんか!


「出力が落ちてございませんこと!! 舐ッッッめるんじゃあ、あぁぁぁりませんわーーーーー!!!!!」


 度重なる放電に、蓄電が間に合っていなかったのは事実でしょう。


 しかし村をも焼き尽くす威力はあろう雷霆を切り裂くなど!


 改めて聖剣の恐ろしい威力を目の当たりにしたアルベールも、天秤の騎士たちも唖然とするばかりでした。


 そしてクレメンティナは両断した雷霆が空に溶けてゆく景色を駆け翔びます。


 一息にキュクロプスまでたどり着けば、その独眼を聖剣アルマースによる蒼き横一閃!


 それで頭部半分が吹き飛んでしまいましたが、それで即座に機能が停止するわけではありませんでした。


 キュクロプス半分になった己の頭部をもろともに砕かんばかりに、左拳をクレメンティナへと打ち付けます!


 岩をも粉々にする鉄拳ですが、なんとクレメンティナは頭突きで迎撃!


 いいえ、サイズの比率によりもはや顔面で受け止めていると言っていい豪快な対処でした。


 聖剣アルマースから噴きだすマナを十全にその身に取り込んで、クレメンティナもまた騎士鎧を身に纏った騎士のような超パワーを身に宿しているのです。


 いえ、むしろ騎士鎧は聖剣を手にした者たちを模倣してできたもの。


 そして騎士鎧は未だに聖剣のレベルに至っていません。


 故に耐えられるはずがない華奢な少女の細い首と、雪のように白いかんばせが歯を食いしばって耐え抜けるのでした。


「いッッッたくなんて、ございませんわ!!!」


 クレメンティナは顔じゅうから血を流しながら、キュクロプスの肩に聖剣アルマースを突き刺して踏ん張ります。


 そして鉄拳とクレメンティナの根性が拮抗し……蒼いマナの噴出がキュクロプスの左手を弾き飛ばしました!


「父と子と聖霊の御名において!!! わたくしのアルマースをぶち落としてくれやがりました落とし前、つけさせていただきますわよ!!!」


 クレメンティナはキュクロプスの肩の上で、突き刺していた聖剣アルマースを引き抜いて大上段に構えます。


 そして極限までマナの出力を引き上げて、


「てぇぇぇん罰ッッ!!! ですわ!!!!!」


 キュクロプスをただの一振りのもと、縦一閃に両断してしまいました!


 ふたつになったキュクロプスは、それぞれに倒れてずしんと重々しい音を立てました。


 その隣にふわりと降り立つクレメンティナは、巨人を討伐した晴れやかさはありません。


 難しい顔で見つめる彼方に、キュクロプスを失った随伴の兵たちが迅速な撤退する姿がありました。


 しんがりには天秤の騎士、天蝎の騎士、そして獅子の騎士がそろっておりました。


 さしものクレメンティナも、この三騎士を前にうかつな追撃はできません。


「……ハヴェル? 騎士ハヴェルはどこか?」


 しんがりの一角を担う獅子の騎士ディオゲネスはずっとハヴェルと戦っておりました。


 周囲を見渡せば、騎士鎧が砕け、剣も折れたハヴェルが膝を突いておりました。


 まさかと駆けよれば、半壊した完全兜から覗く瞳はいまだ燃えており、懸命に立ち上がろうとしておりました。


「無事か、騎士ハヴェル」


「すまぬ……不覚を取った……」


 その声は息も絶え絶えで、死闘の激しさを物語ります。


「今は休め。陣の奥へ戻るのだ」


 アルベールもクレメンティナも場から離れられない手前、ハヴェルを彼の馬に乗せて走らせます。


 賢い馬は激しい戦いをきちんと除けてフランク兵の陣営へと帰っていきました。


 ハヴェルを見送ったころには、すっかりと天秤の騎士たちの姿は見えなくなってしまっておりました。


 しかしアルベールとクレメンティナは、それ以上の脅威を目の当たりにします。


「……再起動をなさいましたわね」


 デュランダルの初撃で沈黙していた緑の巨人ネメトン。


 そしてアルマースを落とす一因である牛頭の魔王。


 マナが尽きていたらしい二基が再び動き出しているではありませんか。


 赤銅色の巨人と、蒼白色の巨人、そしてその随伴の兵はフランク兵と教会騎士たちに囲まれて一進一退。


 黄土色の巨人は横転してからフランク兵の攻撃を受けて大破。


 独眼の巨人キュクロプスを撃破し、随伴の兵も撤退。


 そして天では聖剣式空中戦艦デュランダルが、いまだに黒い巨人騎士と熾烈な戦いを続けています。


「修道女クレメンティナ、独眼の巨人をしとめていただきかたじけない」


「いえいえ、これもアルマースを落としやがった応報ですわ」


「アルマースに乗っていた者たちは?」


「全員無事です。地上にぶつかる前にわたくしが外に出て受け止めましたの」


「流石だ」


「アルベール様、わたくしは牛頭の魔王を迎い撃ちます」


「では私は一度戦った経験のある緑の巨人──ネメトンを」


 疲弊したトニトゥルスがようやく戻ってきてくれたので、それに飛び乗ってアルベールはデカログスの宝石炉を励起させていきます。


 ハーフドライブ。


 いまだに重く感じざるを得ない操作性ですが、この威力を乗りこなせねば未来はありません。


「さぁ、参りましょう」


 そしてクレメンティナの一言と共に、爆ぜるように飛び出しました。


 アルベールの進路は緑の巨人。


 それを取り巻くのは鋼鉄の蛇、鋼鉄の牛、鋼鉄の犬。


 一機一機が見上げるほどに大きな、鋼の獣たちです。


 新たなるゴモラから脱出する際、アルベールを執拗に追撃してきた鋼鉄の牡鹿ケル・クラッシャーと同系列の機鎧のようです。


 鋼鉄の蛇はその時に一度だけ邂逅がありました。


 そしてそれに乗っていたのは、アルベールとネメトンで戦った赤髪の美女。


 ギナと呼ばれた女でした。


「因果な名だ」


 ギナという名でアルベールの脳裏に浮かぶ女はもうひとりおりました。


 すっかり年老いて、騎士を嫌うケルトの老女。


 騎士として干戈を交えた女と、騎士として愛を注いだ女と。


 祖母と孫ほどの年齢差はありますが、同じギナという名を持つふたりの女の顔が重なって胸がさわめきます。


 ネメトンの動きを見れば、赤髪のギナの操縦ではないのが分かりました。


 ケル・ウィップと呼ばれた鋼鉄の蛇に搭乗しているという確信がありました。


 しかしアルベールに立つふさがる最初の壁は鋼鉄の牛!


 いかにもずんぐりとした体躯は、見事にアルベールの爆速の突撃を受け止めてみせました!


 最後の最後に根負けをして横転しましたが、アルベールも勢いを削がれてたたらを踏みます。


 その横合いから、猛烈なスピードで鋼鉄の犬が飛び込んできました!


 アルベールの上半身をひと噛みで食いちぎらんとする大きな顎!


 力任せに剣でその横っ面を横殴りにして、丸かじりされてしまうのをどうにか回避しましたが、ひっかかった牙が左肩鎧にざっくりと傷を残します!


 鋼鉄の犬がアルベールを横切ると同時、地から鋼鉄の蛇が飛び出してきました!


 そしてその牙を突き立ててきますが、アルベールは後退してそれをやり過ごします。


 その瞬間!


 アルベールの背に痛烈な衝撃が叩きつけられました!


 なんとアルベールの後ろから、鋼鉄の蛇の尻尾が飛び出してきて重い一撃を打ち付けてきたのです!


 これにはたまらず吹き飛ばされて……そこにネメトンが巨大な斧を振り下ろしてきました!


「ぬ、おおおおお!!」


 アルベールは渾身のマナを剣に込めて、その斧を受け止めます!


 超質量の斧が、人知を超えた力で振り下ろされるのです。


 すっかり傷ついた盾では受け止めきれない。


 そう悟ったアルベールは、後先を考えずにデカログスの出力を全開に引き上げました。


 フルドライブによって横溢するマナにより、騎士鎧内部で圧殺されそうになりながらそれをとにかく推進力へ転換!


 背部ノズルより、もはやその激流でネメトンを弾き飛ばせるほどの太く激しいマナジェットを吐き出して、アルベールが明後日の方向へと吹き飛んでいきました。


 間一髪、この大推力でなんとかアルベールは巨大な斧から逃げ切ったのです!


 しかし呼吸すらままならず、方向感覚も上下感覚も混乱の極みに叩き落される騎士を置き去りにした出力。


 アルベールはこれを制御しきれずに奇妙な上昇と降下を繰り返して、無様に地面に突っ込む不時着を……


「うおおおおお!! 主よ、この荒れ狂う波濤のごとき力を導く精神を、この私に与えたまえ……エェェェィメェェェン!!!」


 する前に!


 ハーフドライブまで出力をカット!


 どうにかコントロールを取り戻して、不時着は免れました。


 大きく距離を開いたおかげで、鋼鉄の三機はネメトンを中心にフォーメーションをすっかり整え直していました。


 先ほどと同じようにハーフドライブで突っ込んでも、これを突破するのは難しいでしょう。


 しかしフルドライブではどうしてもコントロールが効かない。


 勝機をどこに見出すか、必死で考えを巡らせていたその時です!


 とてつもない爆音が戦場に鳴り響き増した。


 驚いて見遣れば、なんとフランク兵と教会騎士の陣形が崩壊しているではありませんか!


 フランクの陣形のど真ん中では、赤銅色の巨人の残骸が崩れ落ち、その周囲は凄惨とすら言える炎が燃え盛って敵味方を問わずを焼いていました。


 どうやら進退窮まった赤銅色の巨人が、最後の大技を果たして大破したという状況のようでした。


 中央が業火に焼かれて混乱して、左翼と右翼それぞれに孤立したような状況。


 蒼白色の巨人が左翼へと襲い掛かります。


 殺人的な凍気をふぶかせると、たちまちフランク兵たちが氷ついてしまいました!


 業火に分断された右翼が助けに行くまでに左翼が全滅させられかねぬ猛威ではありませんか!


「クッ……!」


 遠くに見えるフランク兵たちの圧倒的な窮地に、アルベールがフルドライブで助成に走り出そうとしたその時です。


「あちらへ駆けつけるならば、我らは一斉に聖女を取り囲む!」


 鋼鉄の大蛇からぴしゃりとした一喝が飛び出しました。


 その一言にアルベールが動けなくなります。


 さしものクレメンティナと聖剣アルマースとて、牛頭の魔王とその随伴の兵に加えて、鋼鉄の獣たちとネメトンに囲まれてはひとたまりもありません。


 しかしフランクの左翼が蒼白色の巨人に蹂躙されるのも時間の問題です。


 一瞬にすら満たぬ逡巡の間、さらに状況に変化が現れました。


 蒼白色の巨人よりも、さらに遠く。


 なんとロワール川から巨大な怪物が現れて、オルレアンへと進軍し始めたではありませんか!


 そして即座に城壁へととりついて砕き始めたのです!


「まだあのような伏兵が!」


 さしものアルベールも、この状況にうなり声をあげてしまいました。


 そんなアルベールに、鋼鉄の大蛇より冷笑が降り注ぎます。


「あれこぞオルレアン攻略の要、ペルーダ。諦めるがいい騎士アルベール。貴様が守るべき街はもうすぐに粉砕されるのだ」


「……まだだ」


 アルベールが剣を構えて強い意志で言い返します。


「貴公らを撃破して、オルレアンへと救援へ疾る。我がデカログスにはそれができるだけの力がある!」


「いいや、できぬ! 貴様はその力を十全に操れない」


「やっていみせる!」


 冷笑を吹き飛ばすように、アルベールがデカログスの宝石炉を全開にしようとしたその時!


 天から、漆黒の流星が落ちてきたのです!


 ズガァァァン!!!


 その流星は、蒼白色の巨人へと!


 巨大な斧を脳天に叩きつけたではありませんか!!


 その一撃で蒼白色の巨人は上半身まで真っ二つにされ、轟沈してしまいました!


 戦場の誰もが目を疑いました。


 漆黒の流星は、漆黒の巨人。


 いいえ、あれは……


「黒いネメトン!?」


「まさか!」


「そのまさかだとも君たちぃぃぃ!」


 黒いネメトンから、甲高いハイテンションな声が響き渡ります。


「アルベールくんが鹵獲したネメトンを改修してできたネメトン・フランキスカさ! 待たせたね君たち、主役は遅れて登場するものだとも!」


「修道女ドロシーが乗っているのか!?」


「操作系統がケルトタイプだからねぇ、王宮に習熟している者がいなくて私が出張るしかなかったのさ」


 どうやら戦場で彼我に距離がありながら、ドロシーはアルベールの驚きの声を拾えるようでした。


「それよりもアルベールくん、君がオルレアンへ向いたまえ。見た限り君が最も適任だ。今、城壁を砕いている怪物の名はペルーダ。毒針を発射する機能を持っている。他にも水とか火を吐き出してやりたい放題をしてオルレアンの拠点としての機能を壊しまくること請け合いさ! ネメトンとモレクは私とクレメンティナくんでなんとかしよう。夢の修道女タッグでキメさせてもらおうとも!」


 ネメトン・フランキスカが蒼白色の巨人に突き刺さった巨大な斧を引き抜き、クレメンティナと合流しようとした時です。


 ロワール川から、さらに鋼鉄の魚が顔を出して激流を噴射しました!


 そう、あれこそは鋼鉄の鮭!


 激流を受けたネメトン・フランキスカが大きくのけぞり、ドロシーが焦った声を出します。


「しまった、ケル・ダイバー! こいつまでいるとは! クレメンティナくん、やはり私はこいつも抑えなければならない! 退いて合流を……」


「その必要はありません」


 そんな状況に、教会騎士たちを率いるグレゴリウスが声を上げます。


 乱れに乱れた戦線の中、この純白の騎士たちだけは整然たる隊列を保っていました。


「我々が修道女クレメンティナと合流いたす。教会騎士は修道女クレメンティナの指揮下でこそ力を発揮します故。修道女クレメンティナと教会騎士にて、身命を賭して緑の巨人と牛頭の魔王を叩く所存」


「判断が早い! 分かった、いいとも! ネメトンとケル・シリーズの弱点を言いふらしまくってやるから存分に神敵に天罰を与えまくってくれたまえ、君たち! まずネメトンの取り巻きをやってる鋼鉄の獣だ! それぞれ大蛇がケル・ウィップ、牛がケル・ボンバー、犬がケル・ファング! ケル・ウィップには頭部がコックピットになっている。喉に相当する部位を攻撃したまえ、そこに重要な回路が集中している! ケル・ボンバーは重量のバランスが悪い! まずは脚を一本! 脚を一本でも故障させれば──」


 軽快にまくしたてるドロシーの声が突如、とてつもない爆音にかき消されまてしまいました!


 何事かと顧みた誰もが驚愕の光景を目の当たりにします。


 それはロワール川から顔をだしていた鋼鉄の鮭が、その口腔から莫大なエネルギーの奔流をネメトン・フランキスカへと照射しているのです!


 アルベールには見覚えがありました。


 あれこそはケル・ブラスト!


 ケルという冠をいただいた他の機鎧も使用していた大出力の武装です。


 しかしその強烈な威力が止んだ時、ネメトン・フランキカが斧を盾にして半球状の深緑の防御フィールドを展開してそれを防いでいたことが分かります。


 ケル・ブラストが止んだのと同時、深緑の障壁も掻き消えてネメトン・フランキカの各部から排熱処理がなされて動きが鈍くなります。


「今の見た!? 今の見たね、君たち! ケル・シリーズはもれなく今みたいな必殺技がある! ケル・ブラストだ! 威力は折り紙付きだが、撃った後の消耗は並みじゃない! なんとか堪えて反撃に転じてくれたまえ! 計算上は宝石炉八十個……いや、百個あれば防げる出力だ! 絶対に十人で固まって防ぎたまえよ!」


 ドロシーが叫びながら、ネメトン・フランキスカをロワール川へと飛び込ませました!


 そして鋼鉄の鮭、ケル・ダイバーの首根っこをひっつかんで斧を痛打! 痛打! 痛打!


 跳ねるようにケル・ダイバーがもがき、川の中でふたつの巨大な機鎧の衝突が始まりました。


 グレゴリウス率いる教会騎士たちもクレメンティナと合流を果たし、見事な陣形を即座に組み立てました。


 その武威たるや、牛頭の魔王とネメトン、そしてその随伴の兵をして一筋縄では破れぬ厚みです。


 これに加えて、蒼白色の巨人に攻撃されていた左翼もまとまって集合すれば、十分に渡り合える戦力となるでしょう。


 あとは、オルレアン。


「騎士アルベール!」


 クレメンティナが、


「騎士アルベール!」


 グレゴリウスが、


「騎士アルベール!」


 そしてドロシーがその名を叫びます。


 今、デカログスの宝石炉をフルドライブに引き上げて──


「状況を了解した。私は……オルレアンへと向かう!」


 アルベールと愛馬トニトゥルスは蒼い流星となって戦場を置き去りに、オルレアンへと疾り出しました!


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