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第39回 異世界からの手紙

『聖女ちゃん 元気ですか。

 光です。


 魔法使いの秋元さんが、手紙なら聖女ちゃんに届けられると言うので、手紙を出すことにしました。

 突然でびっくりしたよね。


 俺とゼノンは元気です。

 異世界に戻ってきたら、みんな俺達のことをすごく歓迎してくれました。

 

 今、俺はゼノンの家に厄介になっています。

 ゼノンは異世界に戻っても、以前のムキムキな男にはならず、俺と同い年のままでいるようです。

 あのムキムキの男の姿には全くいい思い出がないので、その方が嬉しいです。


 ゼノンは俺に約束した通り、ゲームとポテチとコーラを用意してくれました。ミートソーススパゲティは今度用意してくれると言ってます。

 ちょっと楽しみです。

 ゼノンにゲームを教えたり、異世界の街に出かけたり、楽しく過ごしてます。

 今度、暇なので異世界の学校へ通うことも考えています。』



「へぇ、あのぐうたらな光君が」


 私は、いつの間にか自宅の机の上に置いてあった、不思議な手紙を読みながら笑みをこぼした。

 異世界へ戻った二人のことを考えない日はなかった。



『そうだ。大事なことを教えるのを忘れていました

 秋元さんが、現世のバージョンを神様が上げることを考えていると言っていました』



「バージョン?」


 その言葉に首を傾げる。



『神様が俺達を異世界から現世へ、勇者や竜騎士、聖女といった状態のまま行かせていたのは、テストをしていたらしいです』



「…………」



『ゆくゆくは、現世は異世界のように魔法が使えるようになり、現世の勇者が現れるそうです。その事前のテストだったらしいです』



「え?」



『面白いですよねー ダンジョンも現世にできるという話も聞いてます。それだったら、現世にいたままでもよかったなぁと言ったら、ゼノンに怒られました』



「…え?」



『でも、ゼノンには内緒だけど、秋元さんが異世界へ渡る魔法を作ったそうなので、それを俺は教わるつもりです。そうしたら、また聖女ちゃんに会えるし、二つの世界を行き来できるようになるのはとても楽しみです』



「ええええええぇぇぇぇぇ」



『また、みんなで会いましょう』



 そう手紙は結ばれていたのだった。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


光君とゼノン君はずっと現世で活躍させることも考えたのですが、やはり目立つ二人なので、いつまでも素性を隠しては生きていけないだろうと思っていました。結論をいえば、軸足は異世界で、そして現世にちょくちょく二人で遊びに来る感じになると思ってます(個人的にはとても羨ましい感じです。是非聖女ちゃんも含めて三人で現世のダンジョンに潜ってほしいところです)。


初めてのなろう小説ということで、なろう感を出そうと掲示板回とかやってみたのですが、なかなか難しくて……、拙い感じですみません。


少しでも読んで、楽しんで頂けたのならば、嬉しいです。

ありがとうございました。

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