突然の別れ
あの日、菫さんの秘密を知ってから、かれこれ数年がたった私は高校入学しそして今日私は卒業をむかえた。
卒業後私は菫さんに呼ばれ菫さんの家へむかった。
メールで開いているので入ってきてと書かれていたので私はかってにあがる。
「いらっしゃい友理ちゃん卒業おめでとう」
菫さんに高校を卒業の祝いの言葉をかけられながら、私は今日は起きていたとホットしながら私は菫さんが寝込んでいるベットの横に座る。
菫さんはここ数年前から何日もずっと眠りにつくことがあった。最初は1日~2日ぐらいだったのが回数を重ねる後とに眠りの期間が増え起きている時間が極端に減っていた。
何度も大丈夫?と聞くも大丈夫大丈夫、なにも心配はないわの一点張りで、優しく撫でられ今日まできた。
「今日、呼んだのはね伝えたいことがあったの」
伝えたいこと?嫌聞きたくない嫌予感しかしない。
私は耳を塞ごうとして、菫さんに腕を掴まれる。
「友理ちゃんには聞いてほしいの!」
菫さんの見せる真剣なそして覚悟を決めたような眼差しに私は嫌でも聞かなきゃいけないと思った。
塞ごうとした腕から力を抜き私は聞く覚悟をした。
それを感じた菫さんは腕を離し告げる
「私の封印はもうながくはもたないの、だから私の身体ごと封印される事になり大社のある場所に収容されるでしょう。この時点で私は死んだものとして扱われる。だからお別れよさようなら友理ちゃん貴方の幸せをいつまでも祈っているわ」
菫さんが告げた瞬間菫さんは自身の胸にいつのまにか持っていた短刀を突き刺した。不思議なことに血出ていなかった。
菫さんふらっと力なくベットに倒れなにも言わなくなってしまった。
「す、菫さん!菫さん!ねぇうそでしょう?冗談って言ってよいつものように笑ってよねえってばお願い」
揺さぶっても菫さんはなにも反応をしめさなかった。
とっさに短刀を抜けばまた、と思い刺さっている短刀に触れようとし腕を伸ばすもバチィと音をたて弾かれてしった。
「神崎菫の封印体を回収に来ました。」
焦る私の背後でいつのまにか入り込んでいた男性が声をあげる。
私はバッと背後をむくとあのときの男性が立っていた。
彼はなんと言った?回収する?菫さんを大社につれていってしまうの?
こんな、こんなあっけなく菫さんと一生お別れになるの?嫌だ嫌だ嫌だ
「ダメ、連れていかせない」
私は菫さんを守るように男性との方を向く
「回収させていただきます。」
そういうと男性は一歩歩みを進める。
「こないで!!ちかづかないで!」
私は力のかぎり吠える
「はぁ・・・藤森友理さんこれを」
彼はため息を吐くと2通の手紙を私に差し出した。
私は視線だけで男性に確認する。
「1通は神崎菫先輩から貴方にです。そして、もう1通は我々神崎菫の部下一同が先輩の幸せを思い貴方に託す1通です。」
男性がそういった瞬間、目の前が揺らぎそして真っ暗になった。
気がつけば私は自分の家のリビングのソファーに寝かされていた。
意識が覚醒すると私は勢いよく起き上がった。
「気がついたのね友理、あなたが菫の所に行ってから全然帰ってこないから菫の家を見に行ったら菫はいないわあなたが倒れていわでビックリしたわ」
「菫さん!!」
急ぎ菫さんの家にいこうとして、足に力が入らず倒れこむ。
「どうしたの!友理そんなにあせって!」
「菫さんが菫さんが居なくもう会えなく」
私はお母さんにも頼み肩を貸してもらい菫さん家へもう一度行った。
菫さんと最後にいた部屋に菫さんの姿はすでになく、机には2通の手紙が置いてあった。




