久しぶり
小学生編ラスト
1日安静にしていた私は学校に行こうと早起きをし着替え朝食を取りに下に降りる。
「友理今日は土曜日よ」
と言われカレンダーを確認した。
今日は休日だった。制服を脱ぎ着替え直すと朝食を取り、昼までに届けられた宿題を終わらせ、昼食をとったあと私は久しぶりに菫さんの家に遊びに行った。
インターホンを、押すとしばらくして菫さんが出てきた。
「いらっしゃい友理ちゃん、久しぶりね!」
久しぶりの菫さんのハグを受けつつも私はやっぱり少し後ろめたさが出てくる。
「あら~、まだ気にしてるの友理ちゃん、手紙にも書いていたように私にとって都合がよかったの、悪いのは全部私なのだから産まれてすらいなかった友理ちゃんは責任とか感じる必要はないの」
菫さんが私を優しく抱き締めながら頭をなでてくる。
「それに、私と叶さんでは友理ちゃんに会うことはなかった。あの日があったからこそ私はこうして友理ちゃんと会える。なんなら、私を第2のお母さんっと呼んでくれても!」
「いや!あ、ちがう菫さんは菫さんだから!」
菫さんがお母さんと呼んでと言った瞬間とっさに『いや!』と言ってしまい菫さんが笑顔のまま固まりそのまま目尻がキランと輝きツーと涙がたまる。
私は必死に弁解した!。
最近思い出したけど菫さんはもしかしたらメンタルが弱いのかもしれないと。
「そ、そうなの・・・うーんでもお姉さんって歳でもないしやっぱり今のままなのね」
菫さんは気づいていない充分お姉さんでもいけるぐらい若々しいと、お母さんと同い年なのに・・・お母さんいわく大学生の頃の菫さんとほとんど見た目、スタイルが変わってないと苦虫を噛み潰したような表情で言っていた。
菫さんの家にお邪魔して遊ぶとなると、大抵菫さんが出してくれるお茶とお菓子を食べながら私の話を聞いてもらうか、ゲームをする。
でも、あまりゲーム細かく言えば電子系のゲームをしないだけでいつもはジェン、トランプ、人生ゲーム、ツイスター、オセロ、などの私でも勝てそうなものをしている。
電子系のは菫さんが上手すぎて全然勝てないから。
今日は久しぶりに来たので、言えなかった私の話を菫さんにした。
「そう、楽しそうでよかったわ・・・あっ忘れてたわ入学祝い」
「入学祝い?」
「ええ、入学式の日に渡そうと思ってたんだけど緊急の仕事が入って渡す時間がなくて、今の今までのこうやってお話しをする時間がなかったでしょう?」
そう、言われるとなんだか申し訳ないと。
「ごめんなさい、少し意地悪いっちゃたわね、そんな顔をしないで元は私が悪いのだから、ね?はい、これ入学祝い」
菫さんに私はリボンでラッピングさるた小さな箱を受けとる。開けてもいい?と確認をしてから私は箱を開けた。
中に入っていたのは四ツ葉のクローバーのヘアピンだった。
「私が作ったのつけてもらえると嬉しいわ」
私はお礼をいい菫さんの手作りと聞いて私は早速つけることにした。
「似合ってるわ可愛い」
身に付けた私は菫さんに可愛いと言われすごく嬉しくおもい。大事に使おうと思った。
私は夕方になるまで菫さんと沢山のお話をした。
次からは中学生にまで成長します。




