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菫さんと私  作者: やいよるこい
14/21

成長に菫さんの仕事

 私は中学生になった。

 部活にも入り、友達付き合いで遊びに行くことも増えていった。

 そして、菫さんとも少しだけ距離をおいている。

 成長するにつれ、私は菫さんをいつのまにか目で追いかけ、異性として見始めているのに気づいたからだ。


 私の周りではカップルが増えていて、そのだれもが男と女、同性のカップルが存在しなかった。


 なので私は心の奥底で同性は駄目なのだと思ってしまい、自分が菫さんにこれ以上は好きにならないように距離をとった。

 菫さんは距離をとるようになってからなにも言わないしなにもしてこなくなった。


 それもあって、私と菫さんとの距離が日をますごとに離れていった。


 友達と遊びすっかりあたりは暗くなり街灯に照らされた夜道を歩きながら家に帰宅途中


「こんばんわ友理ちゃん」


 1台の黒いバイクが私の横で止まり全身黒一色コーデを着こんだら菫さんがヘルメットを脱ぎ私に話しかけてきた。


「こんばんは菫さん・・・仕事・・・ですか?」


 黒一色コーデで黒いバイクに乗っている菫さんは仕事に行く途中だ。


「えっええ、そうなの・・・夜道を一人は危ないわ送ってあげるから後ろに乗ってヘルメット渡すから」


 私は断ろうとしたけど、菫さんめずらしく頑固でいっこうにひかず私は折れてヘルメットを受けとり、菫さんが乗る黒バイクにまたがった菫さんにつかまった。


「しっかりつかまっていてね」


 そういいながら、菫さんは黒バイクのアクセルをひねった。


 菫さんに乗せてもらったお陰で数分で家に帰ることができた。


「友理ちゃん、お願い夜はある程度灯りがあり人が多いところを通るようにして、決して灯りがない道や人がいない道できれば通らないで、そして路地裏は絶対に通らないで危険だから。」


 いつもの、ほんわかした雰囲気と違い真剣な瞳と口調で私にそうお願いし、私はその雰囲気にのまれ言葉が出ずコクンッ頷いた。


「じゃあね、友理ちゃんお休みなさい」


 先程の雰囲気はなくなりほんわかした菫さんに戻り、それだけ言うと黒バイクを走らせていってしまった。


 その日の夜私は久しぶりね会話したこととあんな真剣な表情を声音をした菫さんが忘れられずドキドキが止まらず中々寝付けなかった。

 そして寝坊して学校に遅刻した。


 私は考えてしまう。

 菫さんの仕事とはなんなのか、お母さんに昔からなんどか聞いてもわからないの一点張りで、菫さんはお母さんが彼女だった頃から教えず隠している事だ。

 気になってしまうのも仕方ないと思う。

 菫さんに聞いてもひみつの一点張りでやっぱり教えてはくれない。


 でも、いくつかはヒントがあると私は思っている。

 1つめ、黒服に黒バイクの時菫さんは仕事をする時

 この時点では、裏仕事運び屋とか?と思ってしまう時はあったけれど菫さんはそんな事はしていないと信じたい。


 2つめ、背中の大きな傷跡

 通り魔と言うのは嘘だとは言いきれないけれど違う可能性が高いと私は聞いた当時からうすうす思っていた。


 3つめ、手紙にあったお母さんとの旅行前日に仕事先で事故、一ヶ月意識不明

 背中の傷跡はこのときかもしれないが、書かれていなかったので違うかもしれない。

 がなにか関係があると私は思っているけれど、この時点ですべて仕事で起こったのなら菫さんはなんどか死にかけたり大ケガをしている。まともな仕事ではないかもしれない。


 4つめ、これが多分大きなヒントいつも夜に行っていること。

 たまに、夕方でも見たことはあるけれど毎晩夜に家を出ているのは昔から見ていて確認済み


 5つめ、あの真剣な表情をしたあの日言われてた内容

 夜は灯りがあり、人が多い場所を通るように

 灯りがない、人がいない道はできれば通らないで

 路地裏は絶対に通らないで危険だから


 路地裏・・・菫さんかはここだけ絶対といっているそれに、危険だと


 夜、路地裏を通ればなにかがわかる?菫さんとなにか関係ある?


 私は気になりたしかめたくなった。








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