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菫さんと私  作者: やいよるこい
12/21

ひみつ

一番短いかも~

 手紙を読んだあと、私は菫さんのところにいこうとして、それを見つけたお母さんに玄関で止められた。


「友理まだ、熱下がりきってないんだから病人は寝ていなさい!あとで、お薬と一緒にお粥と菫が置いていった果物を剥いて持っていくから」


 もがいても離してもらえず逆にしんどくなったため、おとなしく寝て早く元気になって菫さんに会いに行くんだと心に決める。


 手紙はお母さんに聞かれたけど内容を教えなかったし見せていない私でもわからないけれど聞かせたくなかった見せたくなかった。なので私は勉強机に備えられた鍵付きの引き出しにしまって鍵をかけた。


 翌日、熱はひき様子見で1日学校をお休みした。

 自分の部屋から菫さんの家を眺めていると、菫さんがなにやらバッグを持って家から出てきた。そのまま私の家の方に向かってあるきだし。


 ピンポーンっと家のインターホンが鳴らされた。


 出たのはお母さん部屋を開け廊下に出ると、菫さんとお母さんの会話が聞こえた。


「こんにちは叶さん、友理ちゃんの具合は?」

「今朝測ったら、熱はなかったわでも1日様子見で休ませたわ」

「そう、よかったわじゃあ、これは不要だったかしら」

「いいんじゃない?友理たら私のお粥よりあんたに貰った果物の方をそれはもう美味しそうに食べていたわ。」

「そ、そうなの・・・ごめんなさい」

「べっ別にあんたがあやまることはないでしょ!いいからそれはせっかく友理に持ってきたんでしょうならいただくわ。友理もきっと喜ぶだろうし。それと、あなた友理になに書いたのよ、昨日あんたの家に行こうとして止めるの大変だったのよ。」

「ふふ、気にすることはないって書いただけよ」

「本当にそれだけ?私に見せてと言ってもダメの一点張りで見せてくれくれなかったのだけど?」

「そうなの、なんだか嬉しいわ・・・玄関先で騒ぐのもあれだし私はそろそろ戻るわまたね叶さん」

「あっこら待ちなさい菫!」


 話は菫さんから終わらせ菫さんはなんだか嬉しそうな顔をして家帰っていった。


 そのあとの昼食では様々な果物が切られ出てきた。すべて菫さんが今日持ってきたのだとお母さんが言っていた。


「ねえ、友理手紙になんて書いてあったの?」

「ひみつ」


 再びお母さんに手紙の事を聞かれた私はひみつと答えた。


 今思えばそれは菫さんのひみつの一端があの手紙には書かれていたのだと私は思った。






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