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無機質な腐敗  作者: 望月笑子
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工場の中は、窓を開放して大型扇風機が回っていた。

妙子は、頭から水をかぶって作業をした。眠気と熱中症を防ぐためだ。

《東北人は我慢強い》と世間から評価をされている。

妙子は、必死になって働いた。

佐藤まさるの父親は、「35歳未満であれば、派遣社員でも正社員に登用される可能性がある」と、面接時に話した。

妙子は今、24歳だ。一生懸命に頑張れば、『正社員になれる』と本気で信じていた。




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