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無機質な腐敗  作者: 望月笑子
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資本金が10億円以上から大企業と呼ばれる。

企業が経済活動を通じて獲得した利益が、企業内部に蓄積され、それが投資に回り再び利益を生み出す。

その利益が蓄積されたものを、『内部留保』という。

現在、国内の大企業が保有している『内部留保』は、約300兆円といわれている。この『内部留保』は、2002年頃から急激に右肩上がりになっている。

『なぜそれを労働者に還元しないのか』という問いに対して、日本経団連は、『その多くを設備投資に還元している』と答えた。

大企業には、個の多様性を受け入れる寛容なところがあった。

能力にさほど差のない個の集まりで、誰がどんな仕事をしても、効率的に差の出ない無機質なシステム。

タフな肉体と精神力さえあれば、誰もが無機質な歯車の一つになれた。




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