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ダメな俺とチートなやつら  作者: 電工 ナイフ
ルーベンス編
38/39

38話  残りの借金とセイジの気持ち



   携帯壊れてから5日目。

   ようやく投稿できました。  

   正直、書いてる最中に前消しされたので心おれましたね


     少しずつ頑張っていきます。


  「頭がガンガンするー!昨日は絶対飲みすぎた!!」

  「ミサキちゃん、頼むから叫ばないでくれ。頭に響く。」

   「うー。みんなアイテムボックスの中に回復薬があるわ。」

   「俺にも1つくれないか?」


  アゲーツから出て数時間、俺達はルーベンスに向っていた。

 だが昨日の宴会のせいで皆二日酔いだった。

   とかいう俺も頭がズキズキするぜ。

  アルファから回復薬を貰って飲む。

   だんだん頭痛がましになってきたぜ。


  「よし。スッキリしたところで大事な話をしようぜ。」

  「なんの話?タクトの白髪を染めるかの話?」

 

   おい!大事な話って言ってるだろうが。


  「それも大事だけどな♪残念だが別なことだ。」

  「ヨシオが言いたいのは報酬の分け前だろう。違うか?」


   セイジが鋭く聞く。そうか、報酬なんて全く考えてなかったぜ。


    「その通りだ。今回、全額で500万マネーある。俺はセイジに寄付したいと思ってる。」

  「な?!」


   セイジがかなり驚いていた。

   ちなみに俺もヨシオに賛成だな。俺達は、時間が限られてないから先にセイジに渡した方がいいだろう。


   「私も賛成だよー。アルファは?」

    「そうね。このメンバーならすぐ貯まると思うし、いいんじゃない?」

   「待った!待ってくれ。俺はそこまで頼るつもりはない。」


   その言葉に他の皆は顔をしかめた。


   「確かに手は借りた。だがあくまでも俺としては利用しあっただけにすぎない。5人で500万、1人100万だろう?ならキチンとその金額だけもらおう。他人の金を黙って受け取るなんて俺には出来ない。」

   

    くそ。他人だなんて、なんてこというんだよ。

   ヨシオなんて顔が引きつってて切れる寸前だぜ。

   これは先にいわせてもらうか。 


   「あのさぁ、俺達はまだ他人なのか?一応背中を預けあったし、一緒に飲んだりもした。別にパーティーの一員とは言わない。」

   「ならいいじゃないか。俺とダメ白髪達は他人..。」

    「確かに!確かにパーティーの一員ではないけれども!

友達じゃねーのかよ?」

    「友達?この封術士である俺が、ランク1の冒険者と?」

    

    ヨシオやミサキは今すぐにでもセイジに飛びかかりそうだった。

  アルファがなだめるのに必死なのが見えた。

   もう少し頑張ってくれよ。


   「違うなら今から俺と友達になってくれ!いつでもこのダメ白髪が手伝ってやるよ!」


    青治は俺に声をかけてくれた。だから今度は俺がセイジと友達になろう。

   あの、人間関係が苦手だった青治に似たセイジに今度は俺から声をかけてみた。

  セイジは面を食らったらしくとても驚いていた。

   

    「もう我慢の限界だ!いいか、セイジ!俺は仲間だと思っていた。違うといわれたのはショックだがまだいいさ!」

   「そうだよ!でも他人と言われたことだけは絶対に許さないんだから!私達も友達になってよね!」


   ヨシオもミサキも迫力がすごい。

   それだけ他人って言われたのが嫌だったみたいだな。

  アルファもお手上げとばかりに少し笑いながら首を振っていた。


   「俺は!今までそんなこと言われたことも、友達なんて出来たこともないんだ!今更直るわけねーよ。」


   悲しい顔をしてうつむくセイジ。

    その顔でそんな表情されたら地球にいた頃を思い出しちゃうぜ。

  

   「俺はさぁ。いつも頼ってばっかりなんだ。困ったとき、疲れたとき、どうしようもなくなったとき。でも、いつもそばにいてくれて何かしてくれるのは、友達だったぜ?」

   「.....。」

  

    眼鏡を片手で支えて顔を隠しているセイジはだんまりだった。

  後、もう一押しだな。


    「俺から頼む。俺たちの近くにいてくれ。いつも困っている俺を助けてくれよ。今俺は助けたい人がいて俺1人じゃ無理なんだ。手伝ってくれよ。」

     

しばらくの間沈黙が続く。

   アイテムボックスの車輪の音もあるのだが背景に溶け込んでしまって聞こえない。

  セイジが口を開いた。


   「確かタクトと言ったな。」

   「あぁ、そうだ。」

   「友達として手伝ってやるよ。...ありがとうタクト。」


    うっすら涙を浮かべるセイジ。

    ほっとしたな。俺もなんだかんだいって俺が楽するための戦力が欲しいからな。


   「おい!俺達も忘れてるぜ。改めていう。ヨシオだぜ!」

   「そうよそうよ!今日から友達のミサキよ!よろしく!」

   「この仲間を友達にしたからには、今から大変よ。わたしもろともこれからよろしくね。」


   セイジの目から涙が止まらない。

 

 「ありがとう。ありがとう!」

  

   アイテムボックスの上でルーベンスに向かう時に起こった小さくもあり、大きくもあった事件だった。

  

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