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ダメな俺とチートなやつら  作者: 電工 ナイフ
ルーベンス編
39/39

39話 ゴーレム掃除



お久しぶりです。

少しずつ投稿していきたいと思います。


アースファミリーのメンバーはルーベンスで正式な手続きを終えてないため正門から入ることが出来ないらしく、セイジに誘導されながら裏門から入った。


「悪いが依頼報酬を受けとるのは明日にしてくれないか?塔の宿泊費っていうのは高くてな。今日中に荷物をまとめて町の宿に移りたいんだ。今後は冒険者として生活してもいいと思ってるしな。」


塔の入り口でセイジが交渉をする。

もちろん断る理由もなくむしろ疲れてそうしてほしいくらいだ。


「わかった。んじゃまた明日、朝にギルド前集合でいいか?」

「あぁ、タクト。そうしてもらえると助かる。他の皆もいいか?」


メンバー全員が賛成のようだった。

そこで俺たちとセイジは別れ、宿でさっさと寝た。


次の日、タマの手によって起こされ朝食を食べてからギルドに向かう。


「もうセイジ来てるね。おっはよー!」


ミサキが大きな声で呼び、手をふるとセイジがこちらに気づいた。

流石セイジ。正確な時間は決めていないが、約束相手より早く来てるっていうのはすごいよね。


「おはよう。もう少し待つと思っていたんだが意外に早かったな。」

「流石セイジね。誰かさんも見習ってよ。」


余計なお世話だっつーの。

アルファに横目で見られながら心の中で抗議する。

早速ギルドの中に入り報酬の500万マネーと、次にこなす依頼を見つけるため依頼束を貰ってみんなで見る。


「んー、どんなモンスターがいるか楽しみだぜ! 」

「わたしは採取系統もやってみたいかな。」


ヨシオもアルファも真面目ですね!

俺も何か安全なやつを探すとしますか。

少しの間、依頼束を見ているとギルドのお姉さんから依頼を紹介された。


「セイジ様とアースファミリーの皆様ですね。魔力協会さんから依頼が来てますよ。何でも塔の地下部で掃除だとか。報酬もわりと高めですし、目を通されてはいかがですか?」


セイジがその依頼の詳しい内容を読む。


「セイジ殿とセイジ殿がお世話になっているパーティー様へ。お金に困っているようですね。我が協会からセイジ殿の手伝いをしましょう。現在、塔の地下部でヘドロゴーレムが大量に発生しています。綺麗に処分してほしいのです。300万マネーの報酬を用意させていただきます。しかし地下には封印されているモンスターもいるので扱いに気をつけて下さい。 だ、そうだ。」


皆がそれぞれの表情をしていた。


「1日に300万だって!いくっきゃないっしょ!」

「っていってもミサキちゃん。なんか悪意がないか?この依頼?」

「最後の封印されているモンスターっていうところ。なんなのかしら?」

「塔の地下と言えば強力な封印物の置き場になっているな。古代兵器が多く眠っている。」


俺は話し合いに参加しないのかって?

俺は最後に決定する人だから別にいいの!

でもこの依頼ならやってもいい気がするけどな。


「...まぁ300万だったら受けてみるか。」


どうやら決定したようだ。

金額の多さが決定的な要素だったらしい。


「そうと決まれば受注だな。お姉さーん!これ受けるぜー。」


ヨシオが手続きをしに行ってくれた。

皆は依頼束を片付けている。

すると、セイジから。


「あっ、タクト。今回これを受けようと思うけどいいか?」

「おせーよ!今俺の意見言ったって変わんないだろ?やられたよ!まぁ、この依頼でいいけどね!」

「ありがとう、相変わらずタクトは面白いやつだな。」


へっ!このやろう。でもまぁ、ここまで仲良くなったってことなのかな?

手続きも終わったみたいだし、みんなで塔に向かった。



「ヘドロゴーレムってなんだ?」


塔の螺旋階段を下りつつ、皆に尋ねる。


「そもそもゴーレムっていうのは、モンスターと人工物があってモンスターの方は跡地とかにいて、レンガやコンクリート、鉄とか金とかで出来てるぜ。」

「だがヘドロゴーレムは違う。人工物で長い間使われていないと、魔力が暴走しモンスター化してしまった守護用ゴーレムを言う。」

「何でヘドロって言うのか見たら直ぐに納得するよ。」


冒険者の先輩として3人がすぐ教えてくれた。

アルファもメモをとっている。

最近勉強熱心なんだ。実は昨日も食堂で俺と2人でモンスター表を見てたし。


「3人は倒したことあるの?」


どうやらヨシオとセイジは倒したことあるらしいが、ミサキは見ていただけらしい。

まぁ、元貴族のお嬢様だからな。


螺旋階段を下り、封印魔力で閉まっているドアを開けるとドロドロした人形のモンスターが大量にいた。


「うわ!気持ちわる!」


つい言葉にしてしまうほど、見る限りベトベト、ヌメヌメ、テカテカしていた。


「俺の場合は炎で燃やしちゃうけどな。とりあえず、灯りをつけるぜ♪」


ヨシオが小さな火塊をいっぱい作りろうそくに灯すと、わりと大きな廊下が遠くまで続いていてほとんどヘドロゴーレムが場所を占めていた。


「一応俺にやらせてくれ。水を大量に流す。」

「私はそれに電気を流すわ。」


どうやらセイジとミサキの合体技らしい。


「そんな事して封印物は大丈夫なのか?」

「あぁ。問題ない。この廊下の左右に部屋があってそこに封印物があるからこの廊下では大丈夫だ。ではいくぞ!」


「リバーウェーブ!!」「エレクトロウェーブ!!」


雷の魔力をのせた、大量の水が俺たちの前に生まれ次々と洗い流していく。

バリバリいいながらヘドロゴーレム達を流していく津波は見えないところまで流れていった。


「こんなもんだろ。」

「俺が言うのもなんだけど容赦ねーよな。ほんとによう。」

「最後まで歩いてみてヘドロゴーレムが残っていたら片付けましょう。全部、大電流で焼けちゃったと思うけどね。」


俺もモンスターが少ししかいないとわかれば安心だぜ。

また雑談をしながら進む俺たち。

一番奥の部屋で、一番大きなゴーレムが誰かの手によって起動したのはまだ知らなかった。




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