表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダメな俺とチートなやつら  作者: 電工 ナイフ
ルーベンス編
31/39

31話 ウベール 終


町から離れたところで、俺は火をつけるための薪を集めていた。

木は所々に立っているので殴ってへし折る。

どうやら現在、魔力駄々漏れらしい。

お陰でモンスターがっていうか生き物が1匹も寄ってこない。


「そいやー!」


また1本木を折った。今で4本目だな。

こんなもんでいいだろう。


力をいれると木が紙のように裂かれる。

薪が簡単につくれる。俺って普通に怪力だったっけ。


「タクト?大丈夫なの?」


アルファが様子を見に来てくれた。

タマは俺の魔力が嫌らしく、町で待っているらしい。


「俺は大丈夫だけどな。」


アルファが耳を押さえる。しまったな。喋るんじゃなかった。


「本当、大変ね。でもモンスターも寄ってこないみたいだし。よかったじゃない?また夜にくるね。適当に待っててよ♪」


アルファがアイテムボックスからテントを出す。

手を振り町に戻っていくアルファ。

アルファ、本当いいやつだぜ。一緒にいて安心するな。


テントを建てて中に入る。中は結構広いな。

盗賊の持っていたテントと同じくらいの大きさだった。


「やることもないし、寝るか。」


俺は横になり、寝ることにした。


<アルファ視点>


わたしはあれだけの魔力を体に溜め込んでいる生物を見たことがなかった。

ゴブリンを1とすると、タクトは億を越えるほどの魔力を持ってるかも。

でもタクトはタクトだし、わたしは怯えるほどでもなかったな。



わたしはタクトたちがトラトラ団を討伐している時にウベールの町に食材を分けてあげて、町人のために料理までしていた。

この町の人はいい人ばっかりだったわ。

ヒールミアの人達とおなじくらい優しい人だった。


後はヨシオとミサキが魔力を駆使して復興してくれると思う。

わたしはいい仲間に恵まれたわ。

それじゃあ後は水場に行って食器でも洗おうかしら。


「いやー、ありがとねぇー。助かったよ。」

「困ったときは、お互い様ですよ。」


この町に入った時に初めて会ったおばあさんと一緒に洗い物をしていた。

タマは町の子供たちの人気者になっている。

復興で忙しい大人たちのために面倒を観てくれているみたいだった。

洗い物が終わると同時にヨシオとミサキが水場に寄ってくる。


「アルファちゃん、さすがにお腹減ったぜ。」

「私も限界かも。タクトもすいているんじゃない?」

「そうね。町長さんに挨拶してからご飯にしましょう。」

「やったわ!早速行くよ♪」


3人で復興作業の中心に立っていた町長さんに挨拶をしにいく。


「お疲れ様です、町長さん。」

「あぁ。アースファミリーの皆さん。色々とありがとうございます。話はユウから聞きましたよ。大変ですね。タクト君にお大事にとお伝えください。」

「はい。町長さんが心配していたって言っときますぜ。あいつも喜ぶでしょう。」

「トラトラ団の連中はどうしたんですか?」


わたしはタクトたちが連れてきたトラトラ団の行方が気になった。


「彼らは今反省して町の復興をしているよ。根は悪いやつじゃなかったらしいな。何かに怯えながら瓦礫を撤去していたよ。」


おそらく、いや100%タクトに怯えているのだろう。


「そうですか。また盗賊なんてならないようにこき使ってやってくださいね。」

「あはは。任せてください。壊される前以上にきれいにしてやりますよ。後はうちで何とかしますからタクト君を何とかしてあげてください。」

「そうですか。そうします。ルーベンスにいってお祓いをしてもらいますよ。」

「お祓いですか、それは良い案ですね。そうだ。これは感謝金です。100万マネーありますので次の町で使ってください。」


100万マネー!このパーティー組んでから、段々と金銭感覚がおかしくなっていってるわね。


「ありがとうございます。ではお気を付けて。」


夕飯に作ったご飯を5人前、持っていく。

わたしとタクト、ヨシオとミサキ、タマの分、うん。

丁度数あるわね。


子供たちも遊んでいたタマを呼ぶ。


「タマ!もう次の町いくわよ!」

「ニャーオ。」


子供たちが、バイバーイ。と手をふり別れを告げる。

よっぽど人気だったようね。

タマはわたしとヨシオとミサキの頭を見て、ガックリしたあと歩き始めた。

やっぱりタクトの頭が良いんだな。

ミサキと顔を見合せクスクス笑ってしまった。


門の近くになる。すると、トラトラ団の討伐についていったらしい子供たちが待っていた。


「ヨシオさん。ミサキさん。ありがとうございました!」

「「「「ありがとうございました!!」」」」


真ん中の威勢の良い男の子が頭を下げる。


「良いってことよ!お前らも将来頑張れよ。」

「そうね。どこかで会うかもしれないね。私たちと次に出会うときは、あなたたちも冒険者よ♪」

「わたし!ミサキさんみたいにカッコいい女になるわ!」

「私。かわいいじゃなくてカッコいいなの?」

「俺様は炎属性を極めてヨシオさんを超すぜ!」

「おう。頑張れよ。戦場で待ってるぜ!」


皆、憧れがあるみたいで良かったね。


ちょっとだけ話して、町を出てタクトのところを目指した。

タクトのところにいくのは簡単だった。

魔力の大きい方に行けばすぐに見つかるから。

そこにはテントを張って中で寝ているタクトを見つけた。


「タクト、ご飯よ起きなさい!」



<タクト視点>



「タクト、ご飯よ起きなさい!」


俺はこの声で起きた。相変わらず魔力は出っぱなしみたいだな。

何か話そうとしたけど、やめておいた。

声を出すだけで、仲間に被害が出ちゃうからな。


「ご飯を食べて今日はもう寝ましょう。明日の朝から移動して行けば良いと思うし。」

「アルファちゃん。ここからルーベンスまでは3日くらいかかるぜ。タクトがこのままで辛いなら少しでも早く進むべきだが?」


げ!俺は3日も喋れないのかよ。


「私の雷譲渡だったら2日で行けるわ。」

「いや、今日はわたしも疲れたし休みたいの。タクトは?」


俺は喋れないのでジェスチャーで伝える。

休みたいと伝わったらしく皆で明日の朝まで待つことにした。

男女テントを分けようとしたのだが、このままで良いといわれ皆で寝た。

信用されているのか男として見られてないのか。

すごく微妙な心境になるな。


結局その日は寝て2日間、ずっとアイテムボックスの上に皆で乗ってルーベンスを目指した。


ルーベンスが見えたと思ったとき、草原にはすごい数の警備員と冒険者に構えられていた。


「そこの化け物!!止まらないと魔力を飛ばすぞ!」


ルーベンスに入ることさえ出来なかった。



飛ばし過ぎましたかね?


僕的には主人公がしゃべれないと、きついので早く展開を進めたいですね

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ