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ダメな俺とチートなやつら  作者: 電工 ナイフ
ラグマタス編
21/39

21話 美咲とミサキ

時々タマの存在を忘れそうになります。



後から慌てて付け加えてます。

草原についた俺たち。ちょうどいいくらいの暑さに、肌を撫でるそよ風。ピクニックに来たみたいだな。暴走バードは簡単に見つからない。足跡なら見つかった。どうやら4匹の群れらしい。


「それでね、あのときのタクトの顔といったら...」

「まぁ、そうなんですの?ふふ。面白いですわ。」


アルファとミサキが俺のことを話題にして雑談してる。仲良くなるのはいいが俺のこと以外の話にしてくれ。


「おっと。おしゃべりはそれくらいにしておけよ。いたぜ、あれが暴走バードだ。」


見た感想はダチョウ。だが大きさは俺の身長の半分くらいか。俺が知ってるダチョウと違うのは、くちばしが無くて牙があり堅いものでも噛みきりそうな歯をしていた。暴走バードは雑食であるらしく、先ほど襲ったと思われる木馬車を食べている最中だった。


「今回は俺とミサキちゃんで討伐するから2人は見ていて、逃げたら相手をしてほしい。タクトの修行もかねてな。」


頼んだ覚えはないけどなぁ。アルファもランク10の技がもう一度見たいらしく、わかったわ。と、返事をして草むらに息を潜める。タマは危険を感じたらしく、頭から降りて離れていく。


「俺が2匹やるから、ミサキちゃんも2匹お願いね。」

「わかりましたの。では、お気をつけて。」


ヨシオとミサキは左右に分かれると、討伐しやすい場所に移動した。最初にヨシオが飛び出る。大剣に火をつけ、振るったらしい。目で見えないからなんとも言えないけど。たった1発で暴走バードの首が飛ぶ。アルファが驚きの声をあげる。俺もびっくりだ。


「私も、負けていられませんわ。」


ミサキがホルダーから銃を取り出すとヨシオよりも速く走り抜け、ババンと2発撃つと暴走バードが倒れていた。暴走バードの強さがわからんな。


「お!1匹そっちにいったぞ。逃がすなよ!」


暴走バードが走ってきた。確かに暴走だな。ヨシオと同じスピードで走ってくる。今さらだが怖くて足が動かん。アルファは安全範囲まで避難してるし、巻き込まれるのは俺だけだからいいけど。やっぱり痛いのは嫌だなぁ。その時、暴走バードの奥からデタラメに速い塊が見えた。


「やらせないよ!!」ババン!


今、口調が変わった。お嬢様みたいだったのに急に美咲みたいになった。気のせいだったのかな?

ドサーっと暴走バードが倒れる。頭に2発銃弾の後があった。雷速ってこんなに速いのか?!ヨシオや暴走バードでさえ見えないのに、ミサキは一瞬だったな。


「おいおい、ミサキちゃん。そいつの特訓になんねぇだろ?」

「すみません、私ったらつい。」


あ、戻った。やっぱり気のせいだったのかな。


「まぁ、一応この依頼は達成だな。町に戻るか?」

「んー、わたしもう少し体動かしたいかな。タクトは?」

「俺は充分だよ。早く帰りたいくらいだ。」


もう、モンスターと戦いたくないからな。その時、箒に乗った黒い影が遠くの方で見える。まさか、レッサーウイッチじゃないだろうな。


「ヨシオ。あれはなんだ?レッサーウイッチってモンスターなのか?」

「そうみたいだな。まぁ、レッサーウイッチごとき相手じゃな...ん?レッサーウイッチなんかじゃないぞ!」

「私もレッサーウイッチではないと思います。そもそもレッサーウイッチには上位種のウイッチ、マスターウイッチが存在しますがあの魔力の大きさはウイッチかと思われますわ。」


俺も問題事を引き起こす達人だな。ってのんきにいってる場合じゃねぇ。


「とりあえず、ギルドに戻って説明した方がいいな。気づかれないように、そっといくぞ。」

「わかったわ。」


パーティーメンバー全員で町に帰還する。帰り道にタマを回収してから早速ギルドに向かい、ヨシオがギルド嬢に話す。その間にアルファが依頼達成の手続きをする。俺とミサキは周りの目が気になるので買い出しに行くことにした。


「フードを被れば、ミサキだってわかんないと思うぜ。」


俺はヒールミアのよろず屋からもらったフード付きの服を貸した。最初は戸惑っていたミサキだが、着てみると気に入ったらしい。


「最初はどこに行きますの?」

「えーと、メモには閃光玉、魔力薬、傷薬、日用品。それから乗り物の下見って書いてあるな。」

「なら、よろず屋が最初ですわね。乗り物以外なら、ほとんど売ってますよ。」

「よろず屋かぁ。案内頼んでもいい?」

「お任せください。」


町中を歩く。途中で露店の人たちに声をかけられるが、早く買い出しを済ませて合流したいので断り、よろず屋へと急ぐ。よろず屋には結構な数の人がいた。しかし、ヒールミアのよろず屋より4倍ぐらい大きかったため、中は余裕をもって見れるだろう。


「タクトさん、閃光玉はおいくつ欲しいのですか?」

「1人ひとつでいいかな。持ってきてくれる?」

「はい、わかりましたわ。タクトさんは魔力薬と傷薬をおねがいしますわ。」

「りょーかい♪レジで待ってるぜ。」


えーと、魔力薬と傷薬は同じ棚にあるってヒールミアでアルファから聞いたことがある。薬置き場は...あった。あそこだ。魔力薬と傷薬を4つずつ手に持ってレジまで向かう。途中でミサキに会ったのでレジに一緒に向かう。支払いを終えて、よろず屋の外に出る。出てから少しすると。


「私、誰かとお買い物に来たのなんて初めてだな。」


ミサキの本音が聞けた気がする。やっぱりあのときに聞いたミサキの違った口調は聞き間違えなんかじゃなかったんだ。その夜、宿で眠っている時、美咲に会った時の夢を見た。




ちょくちょくと手直しをしています。誤字とか脱字とかですが。



次回は美咲の過去を紹介します。

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