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クロスワールドーー48歳のサバイバル馬鹿が異世界に放り込まれた結果、まず飯を作り始めるーー  作者: こっちのあっきー


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外の世界とすれ違い

レッサーウルフのランクをDに変更しました

アクアリザードのランクをBに変更しました

シルバーウルフのランクをB+に変更しました

翌朝、いつもの日課の畑の手入れと家畜のエサやり、家畜小屋の清掃をしながらりょうは悩んでいた。


「安全マージン取りすぎて転移してから食料が減らない…」


贅沢な悩みで有った。しかし転移してから、実際の所りょうは狩猟に出ていない。それはそのはず、業務用冷蔵庫と業務用冷凍庫の中は、転移前に容量の半分ほど使用していた、だから獲物を売りに下山したのであった。しかし、売れなかったイノシシ2頭と鹿3頭プラスオーク肉が冷凍庫を圧迫した。ニーニャと2人だと消費するのに何年掛かるのか分からないくらい有る。


因みに、古い物から順に使用しては居るが困った物である。試しに凍った肉30キロほどと、生肉30キロを収納スキルに入れて収納内の時間経過を観察中である。3日前に入れた冷凍肉はまだまだカチカチだ。後、熱湯を保温無しのボトルに入れた物もまだそのままだった。


「本当に時間経過してるのかな?経過速度100分の1くらいかな?後、玉子のストックに良いな」


鶏がかなり増えてしまっているのである。半分放し飼いであったが、先日数を数えたところ50匹程になっていた。半数は雛では有るものの、完全に計算外で有った。

ニーニャに外の世界の事を聞いた所、迷いの森周辺には直ぐには村はなく、馬で3日程の所にやっとニーニャの村が有るようだ。 馬で3日の距離車ならどれぐらい掛かるのか?現代ネットで検索した所、こうだ。


検索 

「馬で3日の距離を軽トラでどのくらい掛かる?」


約4〜6時間です。

馬の移動速度(1日約30〜40km)で3日かかるとすると全行程は約100〜120kmになります。軽トラで時速30〜50km程度で走れば、休憩を含めて約4〜6時間で到着します。


AI 検索すげぇ!てか休憩しながら4~6時間か…


「ニーニャ!君の村に行ってみたいんだけど、どう思う?肉が減らないから村に安く分けてあげようと思うんだけど」


ニーニャは微妙な顔をした後に答えた。


「一部の嫌な人はどうでもいいけど、比較的親切で友好的な村なので…出来れば少しだけでも分けてあげて欲しいです」


「何人くらいの村なんだ?」


「私達が探索に出る前は100人くらいの村でした」


100人位か、先ずはウルフの肉5頭分で15日位かな?ウルフ300キロ位の巨体だったもんな…可食部分で1頭辺り120キロだもんウルフ肉600キロでかいんだよ!魔物って!オーク肉に至っては1頭で700キロも取れたんだよな…

100キロ売って1人1キロ4人家族として1家庭4キロ1度に買っても干し肉にして保存かな?

俺が1日頑張って食べても500グラム程度として、村が1日で消費する肉の量は50キロ600キロのウルフ肉だけで、15日間は食い繋げるか…

ファンタジー小説でオークから取れる肉までは書いてなかったもんな…現実は小説より奇なりだ。


因みに軽トラは収納出来た。容量凄いな。


「わかった、行こうか」


朝飯を食べて下山。ガソリンスタンドで給油して、小さなドラム缶にも予備を入れた。

ホームセンターでキャンプ道具と折り畳みのタープテントとバーベキューコンロ、炭、長テーブルを2つ収納。包丁とナイフも予備で有るだけ収納した。初日のピストン時に収納に気付いていれば…


迷いの森は徒歩とバギーで移動する。バイク屋さんに有ったオフロードバギー頂きました。

ここからは警戒態勢だ。ニーニャを後ろにのせて

肩にはライフルを背負っている。

動物なのか魔物なのか分からない鳴き声が聞こえる。ニーニャは俺の腰に抱きついて背中に顔を埋め少し震えていた。


ライフルと銃弾は店に有った在庫全て回収済みだ。たぶん一生分はある。

森の半ば程であろうか?1時間程バギーで進んだ所に浅い川が現れた。水辺の回りは野生生物が多いので警戒を深めた。川がの対岸に3メートル位のトカゲ?ワニじゃない?がウルフを食べている。


「なんだ?あれは…ワニとコモドドラゴンを足して二で割った見たいな見た目だな…」


魔物図鑑、カメラモード起動


アクアリザード ランクB 水辺に生息する捕食者

素早く固いウロコに覆われているオークやウルフを好んで捕食 よってかなり美味しい


「ランクB…素早いのか…しかも固いウロコ…」


ライフルを構え息を潜める、捕食者…しかし今は食事中、チャンスだ。狙うは目か口だ、脳を破壊すれば何とか成るはず。しかし外せば素早い捕食者が襲ってくる。ジュラシックな公園か!


集中、集中…集中………弾く!


アクアリザードは一瞬痙攣し動かなく成った。


「凄い…また一撃で…」


ニーニャは震えながら背中越しにアクアリザードを見ていた。

川をバギーで渡りアクアリザードを収納した。


「ニーニャ!これかなり美味しいみたいだ、また食料増えちゃったな」


「りょうさん、お腹が空きましたね」


「そうだね、森を出たら休憩しよう」


バギーを走らせ森を進む、ん?何か来る!

微かな気配を感じる、ウルフだ!てかデカイ、この前のウルフよりデカイぞ!


魔物図鑑

シルバーウルフ ランクB+ ウルフの上位個体 ウルフの群れを率いる統率者 美味しい


デカイ!3メートルは有りそうウルフ4匹を率いていた。バギーを収納し、ニーニャと岩の上に潜む。


集中……集中… 素早く5回弾いた。

全て正確に頭を射貫いていた。僅かな鳴き声もあげれずに動かないウルフ達、自分が撃たれた事も分からず絶命したのだろう。


「ニーニャ!食料が…減らない…」


「幸せな悩みですね、うふふ」


何とか二回の戦闘だけで森を出る事が出来た。


「お昼には早いけど休憩しようか」


収納からランチボックスを出して今朝握ったお握りとお茶をニーニャに渡した。

具材は鹿の大和煮をフレークにした物と、おかか梅干し、トリムネをフレークにしてマヨネーズで合えたものだ。


「りょうさん!これは美味しいですね」


ハグハグと嬉しそうに食べるニーニャは本当に愛らしい。


少し休憩した後、ラップでくるんだお握りをかじりながらここからは軽トラドライブだ。家を出たのが8時頃、色々物資を回収するのに1時間と森で1時間、休憩30分したがまだ10:30ここから約4時間位かな?少しスピードをあげて80キロくらいで走行したら2時間で着いた。


村に入ったらかなり寂れていた。飢饉がかなり進んで居るようだ。人が歩いていない…元気と気力が無いのだ。村の中央に井戸のある広場が有ったので、タープテントを設置、テーブルとカセットコンロ、バーベキューコンロを設置してとりあえず調理開始。値段はどうしようか…


「ニーニャ!この国の通過と価値を教えて欲しい」


貨幣はこうだ


小銅貨 10枚で銅貨1枚 小銅貨1枚で芋1つ

銅貨  10枚で銀貨1枚 銅貨1枚で肉が1人分

銀貨  10枚で金貨1枚 銀貨1枚で宿屋に2日

金貨  10枚で大金貨1枚 見たことが無いらしい

大金貨 10枚で白金貨1枚 良く分からないらしい

白金貨 10枚で王金貨1枚 王族しか使わない


つまり


小銅貨100円、銅貨1000円、銀貨1万円

金貨10万円、大金貨100万円、白金貨1千万円

王金貨は1億円


と成っている。お肉は大体100グラムで銅貨1枚みたいだ、高価だな。俺の生活においてはお金は正直使わない…しかし有れば商品買ったり出きるから良いか。

飢饉は王国全土での水不足により、畑と家畜が大打撃を受けたようだ。魔物肉に頼る現状のよう、しかし通常冒険者が倒せる魔物の大半はFランクらしくスライム、ホーンラビット、レッサーウルフぐらいで、この村の回りの魔物もこの辺りしか出ないらしい。


魔物図鑑

スライム ランクF 物理が効きにくく魔石を取るか砕く 美味しくない ゼラチンが取れる


ホーンラビット ランクF 素早い死角からの一撃は致命傷の恐れ有り推奨冒険者ランクC 群れで行動 まあまあ美味しい


レッサーウルフ ランクD 素早く群れで行動する

連携がやっかいなので推奨冒険者ランクC 普通


らしい、この村ではCランク冒険者は3人しか居らずその内1人はニーニャの父アランで有った。因みにオークの推奨冒険者ランクはBらしい。倒したのは凄い!正に命懸けだ。


レッサーウルフもホーンラビットもかなり高値で取り引きされているようだ。

主食が麦やひえ、あわ、じゃがいも、豆らしい。今は1日に芋1つを家族でスープにして食べている事が多いらしい。


設営が終わったので少し町を見て値段を決めよう。

じゃがいも 1つ小銅貨5枚

麦ひえあわ、豆1袋200グラムくらいで小銅貨5枚

レッサーウルフ肉、ホーンラビット 100グラム 銅貨5枚


そりゃ買えないわ毎日の食材が5倍とか…でも安く分けてあげると商人に恨まれるか…

素材のままは売らない方が良いな、とりあえず飢餓が進んでいそうだからスープと肉串かな?


「ニーニャ!ウルフ肉のベーコンに家のトマトと玉ねぎにマカロニ入れたミネストローネを一杯で小銅貨5枚で売ろうと思う」


「安すぎでは無いですか?」


「オープン記念価格だよ、これなら買えそうじゃ無い?あと、だいたい50グラムくらいでウルフ肉の串を同じ値段で売ろうと思う。買って帰って串から外してスープにしたら家族で食べれるし」


デカイ寸胴鍋はラーメン屋さんから頂きました。料理が出来て串を焼こうと炭をおこしているとぼろぼろの服を着た子供達が寄って来た。道の反対側に10人くらい物欲しそうに見ている。


「孤児達ですね…飢饉で食いぶち減らしに増えました。りょうさんに会わなければ私も…」


話を聞いていて胸が痛かった。あっシスター2人も子供達に加わった。何か祈りだした…

わかったよ!もう!カセットコンロをもう1つ出してスープをもう1つ作る。こっちは具だくさんでパスタ多めにした。


子供達に手招きしたら恐る恐る近付いて来た。


「やあ!今日から不定期で商売をしに来た、りょうとニーニャだ、接客のお手伝いしてくれるならこのスープを出すよ」


あくまでも恵まず尊厳を持って、無料で食べて貰う。これが良いだろう。


「やるー!ご飯だ!」

「ありがとうございます、神のご加護を」


子供達とシスター2人が嬉しそうに返事をした。

100均で大量の食器も手に入れてある。

大盛りでスープをよそって渡した。


「うめー!」「美味しい」「凄い」

「暖かいしこんなご馳走はじめて」

「神よ…」


「美味しいでしょ?りょうのご飯は最高なの」

ニーニャは誇らしげに微笑んでる。


よし、食べ終わった食器をタライで洗って貰う。

しばらくして村人達が買いに来た。


「安いしうまい」

「こっちはスープと串を1個づつ頼む!」


「はーい!テイクアウトは鍋を家から持って来てね」


鍋が空に成りそうなのでもう1つ作る。

昼過ぎには鍋2つが売り切れました。100人規模の村で150食売れた。途中、村長が来て滞在を頼まれた。家畜の世話もあるので、また後日来ると約束して諦めてもらった。孤児院の子供達とシスターには別に賄いとして振る舞った。


また数日後に来ると約束して、寄付としてウルフ肉を10キロ渡しておいた。あと、レシピと材料と商売で使った一式を預け、来れない期間にお店を任せる事にした。


今日の売り上げは小銅貨750枚だ75,000円。150枚

を予備で渡しておいた。

また5日後にまた来ると約束し村を出たのが16時で家には19時30分には着いた。森ではまたアクアリザードが一体出た…結果出発前より、増えました。


「晩ごはんはイノシシの生姜焼きだよ」


「やったー!生姜焼きって何ですか?でもきっと美味しいんでしょうね」


「今日はお疲れ様!いっぱい食べてくれ」


生姜焼きとお味噌とキャベツの千切りを嬉しそうに食べるニーニャ!家の子マジ天使。


天使を見ながら焼酎の水割りを飲む。最高の時間だよ。次のレシピはウルフ肉の串と豚汁かな?でも主食の炭水化物…あっ!うどん入りにしよう!

行く前にうどんを踏んで切って用意しておこう。

そんな事を考えながら焼酎を飲む。うまい。


翌日、日課を済ませ実験をした。生活魔法だ、とりあえず土塊の魔法で、土から四角い石のブロックを作りまくる。すると地下に空洞が出来た。土を圧縮するわけだから穴が開く、出来たブロックを壁面と天井と床に貼って繋げて行く。出来た。

上出来だ!そこに水を出しつつブロックをイメージしながら凍らせる。氷室の完成だ。

やっぱり生活魔法って凄すぎないか?


氷が使い放題に成った。ヤギミルクと卵のバニラビーンズを使用したバニラアイスを作ってあげたらニーニャが溶けた。俺も久し振りなアイスクリームに感動して沢山作って冷凍庫にストックした。ニーニャの目がキラッと光ったのは気のせいだろう。


そしてうどんを踏み、寝かせてから切って収納ストック、晩ごはんは川で取った手長エビと野菜の天ぷら、そしてうどん。


「今日も沢山食べてな」


「いただきます。うわ!美味しい!つるつるモチモチのシコシコで美味しいわ!」


なかなか好評である。よし、明日と明後日は仕込みと準備だ。


「あっ!冷たいうどんには生卵も合うよ」


「卵ーーー!」


目を輝かせてうどんをすする愛しの娘を見ながら今日も晩酌が旨い。


「りょうさんいつもありがとう」


りょうを見つめるニーニャの瞳には、感謝とあこがれ、確かな愛情が込もっていた。


 そして後日、ひたすらご飯を作って特大タッパーに入れ収納。炊飯器で作るパンも焼きまくる。

そしてプリンも作って収納。肉も薄切り50キロ、厚切り50キロ、策取り100キロ部位毎にラップに記入し収納。これにはニーニャが大活躍だった。

依然より、見て覚えます、と良いながら見学していたが、今はナイフ片手に切りまくっている。

子供の成長速度と吸収力は凄い。

出会った頃はガリガリの子供だったが、今では肉付きも良くなり、髪もシャンプー、リンス、トリートメントでサラサラだ。同年代の男子だったら秒で惚れるだろう。

そんな男子はとりあえずしばく、こんちくしょうー!許しませんよ!保護者として!


収納し終え、ホームセンターで取ってきた一番大きなクーラーボックス3つに氷室から氷を詰めておく。150リットルの大容量タイプだ。


 そして約束の当日、村に向かい今日はオーク1体捕獲。あかん増える…昼前に村には到着した。


「何か人が賑やかじゃないか?この間の気力の無い死んだ魚の様な目をした人が居なくなってる」


「本当ですね、元気でましたね。何か良いこと有ったのでしょうか?」


そんな事を良いながら店を出してた広場に向かう


「いらっしゃい!いらっしゃい!今日もミネストローネ美味しいよー!ウルフ肉の串焼きも美味しいよー!」


「レッサーウルフではなくウルフ肉だよー!それがたったの小銅貨5枚だよ!ミネストローネもウルフベーコン入り!小銅貨5枚だよー!」


「神より賜りしレシピ!どうぞ召し上がれ」


子供達とシスターが元気一杯で店を切り盛りしていた。


「おっ!頑張ってるね!今日はまた違った料理も出すよ」


顔を出した俺とニーニャに皆が寄って来た。


「りょうさんだー!」「神よ!」「ニーニャちゃんだ」


カセットコンロを準備し、寸胴を収納から出した。調理済みでもう熱々だ。その横にもう1つカセットコンロを準備、うどんを湯がく用だ。


「この5日間どうでした?食材はもちましたか?」


シスター2人に訪ねるとまず、自己紹介をされた。

そう言えばまだだった。


「私はミリーそして双子の妹の」「マリーです」


どうやら双子で歳は20歳、神父さんの子供であり正規のシスターでは無いらしい。神父さんはこの飢餓で自分より子供達を優先して、栄養失調で亡くなったらしい。

正規の協会で無い為、資金援助は無く。すでに不味い状況で有った様だ。そこに俺から仕事を任されたと…良かった!間に合って。


子供達の紹介もされた。


タント 10歳 男 面倒見の良い優しい子

アルト  9歳  女 世話焼きお姉ちゃん

エルモ  8歳  女 おっとり笑顔の可愛い子

ジョン  8歳  男 接客上手なお調子者

モリス  6歳  女 熊のお人形を持ったおっとり


後、5人はまだ2歳~4歳らしい。タープテントで座って笑っている。


ミリーとマリーが言うには初日と同じ150食できっちり売り上げと材料を守って居たようだ。

信用をおける子達だった。食事は頂いたお肉と賄いで皆が満足して満たされて居るとの事で、寄付したお肉はまだ余っていて干し肉にする様だ。

売り上げは日本円換算で375,000円だ金貨3枚銀貨7枚銅貨5枚を受け取り、金貨1枚と銀貨2枚、銅貨5枚を渡した。


「こんなにも!良いのでしょうか?」


「ああ!正当な対価だよ!これからも頼んで良いかい?」


「あぁ神よ…お任せ下さい。」


泣きながら祈っててビビった。


「ねえ!りょうさん、今日の賄いで皆に新作食べて貰うのよね?」


ナイスパスだよニーニャさん!


「そうそう!ニーニャうどんを湯がいて貰って良いかい?」


「任せて!」


ニーニャは無い胸をこれでもかと貼って湯がいてくれている。


「皆!今日メニューはイノシシ豚汁とウルフ肉の串焼き、そしてイノシシ肉の串焼きだよ!いっぱい食べてな」


ニーニャが豚汁うどんを俺は肉串を焼く。イノシシの良質な油が、炭火に落ちて良い香りが辺り一面に広がる。そして醤油と味醂と、酒と砂糖で作ったタレをイノシシ肉にハケで塗る。


あれ?皆、目が怖いよ?どこ見てんの?ミリーとモリーはヨダレ凄いよ?子供達のお腹の音凄いよ?!出来た!さあ召し上がれ!


「なんと言う美味しさでしょうか?」


『正に神の所業です』


「美味しいーー!」「おうどん?これも美味しいー」


語彙力が欠落するほどに気に入った様だ。ニーニャも満足気に食べている。そしてイノシシ肉の串焼きを食べると…


「りょうさん、今日の晩ごはんもこれが良いです」


目が煌めいていた。


「これも同じ値段で売ろうと思う、イノシシ肉はここらでは取れないから、俺が来た日限定メニューねオークで作っても美味しいけど、金額をここまで落とすと周りの商人に悪いしな」


「わかりました」


『ご馳走様でした』


皆、準備万端だね!お客さんもまだかと既に並んでいた。


「いらっしゃい!今日は限定メニュー有りますよ!珍しいイノシシ肉だよー!他では食べられないよー!」


「美味しいですよー!」


「ウルフ肉のミネストローネも串焼きも美味しいよー!イノシシの串焼きは秘伝のタレが最高ですよー!」


子供達が給仕をしながら呼び込んでくれる。

そこに村長がやって来た。


「お約束通りまた来て下さったのですね。ありがとうございます。ここの料理のお陰で村中の活気が戻って来ました。芋1つの値段でこれだけの食材が取れると皆喜び、やる気に満ち溢れて居ます」


「それは良かったです。これからもミリーとモリーや孤児院の子供達がお店を手伝ってくれますので、宜しくお願いします」


「分かりましたぞい!只、今後の売り上げからの納税はお願いいたします。経費を引いた売り上げの一割が税率ですので」


「分かりました。薄利多売ですので、対した額では有りませんが納税は月に一度で宜しいでしょうか?」


「大丈夫です。利益度外視なのは分かって居りますので」


どうやら村長さんは男爵らしい、貴族なんだ。話の分かる貴族で良かった。喋り終えると最後尾にちゃんと並んでいた。どうやらイノシシ肉がお気に召した様で追加で持ち帰り用で全種類買って帰った。

あれ?直ぐに売り切れた。おかしい皆何食分買ったのだろうか?

賄いの時間です。ニーニャもミリーとマリー、子供達も満面の笑みだった。メニューはイノシシ肉の炭火照り焼き丼と豚汁、冷やしうどんセットだ!


初めて米を食べる孤児院の皆は、最高の笑顔で絶賛していた。その中でもニーニャは可愛い!別格だ!家の子マジ天使だから!

村長の言う税率は純利益率に掛かるらしいから、今日の売り上げは150,000円金貨1枚と銀貨5枚、今日のお給料は銀貨5枚にした。つまり毎回売り上げの三分の一を渡そうとしていた。


「これは頂きすぎです。」


断って来た。なのでミリーとマリー1人づつ銀貨1枚、子供達は銅貨1枚で5人分だけで良いらしい。残りは従業員財形貯蓄として帳簿には記入しておいた、ニーニャにも手当て払おうと言ったら、いらないから溜めておいてだそうだ。

まあお金使うあてが無いんだよな…


ミリーとマリーにクーラーボックスにイノシシ肉とウルフ肉を詰めて渡しておいた。イノシシ肉は10キロ孤児院用で、ウルフ肉は5日分20キロだ。ミネストローネの材料の野菜も渡し乾燥マカロニも業務用のヤツを渡した。あと、お米10キロ渡したら泣かれた。


クーラーボックスの氷が大活躍である。よし、

「明日からも宜しくお願いします」

そう言い残して帰宅した。


帰りの森で、デカイ鳥を見付けたデカイニワトリだとりあえず狙撃、デカイ…


魔物図鑑

コカトリス ランクA 近くで見られると石化 厄災級認定個体 志向の旨さ


「あっぶね!…」


てか頭ぶち抜いたらランク関係無くない?

ふとステータスレベル5から見ていないなと思ったが、何か怖いから見ないでおこう。覚悟が決まったら見よう。元々使う技能はぶっ壊れMAXだし、何か最近めっきり疲れなく成ったし、何か気配感じるし、見なくても大丈夫かな…



帰宅後、お風呂に入って晩ごはんと晩酌。

ニーニャはイノシシの炭火照り焼き丼をリピートしてきた。卵の黄身ものせてみたらまたニーニャが「とろとろが…とろとろ…」ぶつぶつ言いながら真剣に食べていた。デザートにアイスクリームとプリン食べて幸せそうだ。膝の上で…

最近べったりくっ付いて来る。幼児帰りってヤツかな?まあ可愛いから頭撫でとこ。

今は恋愛アニメ的なのにハマっている様だ、ませてるな、膝の上でキャーキャー言いながらアイスをパクついてる。



いつかりょうから恋愛的な愛情が芽生えるのだろうか?今日も気持ちのすれ違うなか夜は深みが掛かるのであった。頑張れニーニャ!

とりあえず短編のつもりで書いてたのがここまでです。異世界に持って行きたい料理とか皆さんは有りますか?評価、コメント、ブクマ有ると励みに成ります。

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