集中
ウルフのランクをCに変更しました。
翌日、朝ごはんにだし巻き玉子と大根おろし、お味噌汁とアユの塩焼きで和食。
朝から満面の笑顔のニーニャは本当に可愛い子供だ。しかしまだガリガリだ。初日の様に骨が浮き出たガリガリではなく、少しだけましに成ってきたかな?余程身体が栄養を欲して居たのだろう。凄い吸収力だ。ヤギミルクはしっかり飲ませた。
「ニーニャ!今日はニーニャ達が迷い込んで来た所を見に行って来るから、お留守番して欲しいんだ」
ニーニャは凄く動揺している。
「りょうさんと一緒が良いです!連れて行ってください」
「ニーニャ!危険だから駄目だ。」
ニーニャは驚くほど泣きじゃくった。
「ヒック!りょう、りょうさん、と、一緒が良い!ヒック!置いてかないでー!」
根負けして連れて行くことに、背中にくっ付いて離れないのだから仕方がない。
装備とトラップの道具を軽トラに積み込み森の入り口まで移動する予定がまずは高台へ移動。
ここからスコープで確認しもし侵入者や魔物が居たら状況に応じて狙撃、殲滅後トラップを設置に向かう。ニーニャには望遠鏡を持たせて大人しくして貰う。
「遠くの物が近くに見えますー」
泣いたカラスがってヤツだ。
俺はスコープを覗き込みスナイピングの姿勢で確認。
「ん?何か居るな犬か?」
魔物図鑑1を使って望遠鑑定…出来た。
魔物図鑑
ウルフ ランクC 鼻が利き素早く群れで行動する そこそこ美味しい
食えるのか…
相変わらず適当だな、ここは風上だからにおいで気付かれる事は無い距離は2キロか、今日持ってきた銃はハーフライフル有効射程距離的にはギリギリか、しかも相手は素早く複数匹…やれるかな…集中!周りから音が無くなる、風、距離、ウルフの動きを読んで………撃つ………撃つ……撃つ……撃つ………撃つ
弾丸は5匹の頭を貫いた。ヘッドショットである。
「ふぅ...これで全部かな?うん!全部みたいだね」
「すっ凄い!」
ニーニャは望遠鏡を覗き込みながらカスれる声で呟いた。
「とりあえずは安全かな?ニーニャ、獲物の回収とトラップを仕掛けに行こう」
森の入り口まで移動し、ステータスを確認してみた。
ステータス
種別 人族 性別 男 年齢 24
職業 賢者(笑)
レベル5 HP52(+24) MP52(+24)
狩猟 レベル10
解体 レベル10
狙撃 レベル10
罠 レベル10
料理 レベル10
農業 レベル3
酪農 レベル2
調合 レベル1
スキル
現代ネット 異世界検索2 魔物図鑑2 言語3 錬金術1 収納2
魔法
生活魔法
あっ!レベルが5になって魔法を覚えてるぞ!ん?生活魔法か…嬉しいけど攻撃魔法では無いんだな…
スキルも色々上がってるな、ニーニャと会話してるからな、言語が一気に2上がった!異世界検索と魔物図鑑あと収納が1上がってる。
良しニーニャとレベルが並んだ、これで何とか威厳を保つ事が出来たかな。
「帰ったら解体してみようか」
「見学させて下さい」
「良いけど…グロいよ?」
「出来る事を増やしてお手伝いしたいんです。」
ウルフを回収しトラップを仕掛け帰宅した。
まずは………初日のオークだ!苦手意識を持つ前に解体して食べよう。
かなりの抵抗は有ったが隣で「美味しそうです!」と興奮気味のニーニャのお陰ですんなりと解体出来た。実際オーク肉は霜降り肉でかなり美味しそうだった!部位ごとに真空パウチして冷蔵庫と冷凍庫に収納。どうやら収納スキルのレベル2は容量アップで時間は止まらないらしい。少し遅れるだけのようだ。
続いてウルフ旨いのかな?魔物図鑑ではそこそこ美味しいと書いていたので皮は敷物にも良さそう。また真空パウチして冷蔵庫と冷凍庫に収納、筋とすね肉を煮込みにして食べよう。
今日は土手焼き風にしてみた。
「旨いな」
「美味しいですー!きゃっきゃ!」
今日もニーニャは上機嫌だよ。デザートはプリンにしました。
それにしても狙撃10は凄まじい補正力が効いていた。エイムには自信が有ったがハーフライフルの有効射程距離の最大値をあのスピードで撃てるとは…
にしてもステータスの賢者(笑)よ!何故生活魔法なのだ!
「ニーニャ、おかわりは?」
「お願いしまーす」
本当に可愛い子供だよ。
次の日、いつもの日課の家畜の世話と畑の手入れを済ました後、考え事をしていた。生活魔法、何が出来るのかな?異世界検索で生活魔法を検索。
生活魔法
種火 火を付けれる
送風 風を送れる、調整出来る
清掃 綺麗に出来る
ウォーター 大バケツ1杯分の水を作れる
清掃+ウォーター=飲料水
土塊 土から石を作れる主に食器作成
軽量 物を少し軽く出来る
アイス 氷を作れる 温度調整
うーん…スゲーじゃん!
少しづつ魔法を使って行こう。畑の手入れを魔法で少ししてみた。色々出来た。でも凄くだるく成った。移動がてらにクリーン!おお!便利!
疲れたので家に入ってお昼ごはんはウルフ肉でハンバーガーを作った。フライドポテトも揚げたので自家製レモネードを飲みながらニーニャと始めての動画鑑賞だ。
「りょうさん!やはりここには他に沢山の人が住んで居ます!窓の外で動いて居ます!はじめまして私はニーニャと言います!貴方のお名前は?」
ニーニャは挨拶しながら外に出ていった。
「お外を見たら誰もいませんでした。」
帰ってきた。
「これは過去に有った事を記憶して映す魔道具なんだよ」
と言う事にした。ニーニャは目を白黒させながらハンバーガーを美味しそうに食べて居る。
動画より鑑賞していて楽しいニーニャだ。
ハンバーガー1つペロリだった。後はポテトフライを食べながら楽しそうに観ている。
俺はそんなニーニャを楽しそうに観ている。
しかし便利な機能が付いていた。翻訳ボタンを押したらこちらの音声に切り替わったのだ。
ニーニャには幼児向けの番組の動画をみせている。あっ!マズい動画だ!飛ばそうかとした時には間に合わなかった。『お父さんと一緒』だ寂しく成ったのか膝の上に座って来た…仕方がない。
しかしポテトとレモネードは継続中だった。今日は甘えん坊だ、まあ可愛い子供のニーニャの為だ足の痺れなど気にしない。りょうは日がな一日を楽しんだ。
一方ニーニャは今日は少し貴方に甘えたい気分なのと心のなかで大人な気持ちで寄りかかって居たのだった。




