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クロスワールドーー48歳のサバイバル馬鹿が異世界に放り込まれた結果、まず飯を作り始めるーー  作者: こっちのあっきー


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3/60

賢者

どうやらニーニャは16歳らしい…栄養失調のせいかかなり成長が遅れていたようだ…


どうしよう…




俺は笠原りょう精神年齢は48歳だ、何故かこの世界では24歳まで若返ってしまっている。

自慢ではないが小さい頃からサバイバル生活に憧れ約35年のサバイバル経験の有るサバイバーだ。

しかし、こんな趣味に世の女性はドン引き、彼女居ない歴イコール年齢の魔法使いを通り越し立派な賢者だ。

さっきステータスみたら…


ステータス


種別 人族 性別 男 年齢 24

職業 賢者(笑)


レベル1 HP48(+24) MP48(+24)


狩猟 レベル10

解体 レベル10

狙撃 レベル10

罠  レベル10

料理 レベル10

農業 レベル3

酪農 レベル2

調合 レベル1


スキル 

現代ネット 異世界検索1 魔物図鑑1 言語1 錬金術1 収納1


職業が賢者(笑)に成ってやがった。何でだ!

俺は魔法まだ使えないんだぞ!ふざけるな!バカにしやがって!


お昼ごはんの後に微妙な空気の中ニーニャに聞いたらレベル5で魔法適正が有れば覚えれるそうだ。

因みに、お昼ごはんはニーニャがショックを受けていたようなのでリクエストに答えて再度オムレツを作った。この世界では酪農分化が乏しいらしく卵はかなり貴重らしい。どうやら卵を産む前に食べてしまうらしい。食糧事情的には仕方がないのか…食後にプリンを出したら鳴きながら食べてた。まだ沢山あるぞ。


何とニーニャはレベル5のようだ魔法適正が有ったらしく風魔法の初級が使えるらしい。

ニーニャの身体の具合はみるみる良くなって来ている。でもまだガリガリだ。そろそろ晩ごはんにお肉料理を出そう。


「ニーニャ!食べ物で好みは有るか?嫌いな物は有るか?」


ニーニャは驚いた顔をして答えた。


「りょうさん!食べ物で嫌いな物とか贅沢な事を言えるのは貴族の方ぐらいです!あえて言うなら雑草は得意では有りません。中には痺れたりお腹が痛く成る物も有りますから!私の村では力の強い大人から獲物の分配が行われていました。なので子供や女性は結婚しないとお腹いっぱい食べれません。りょうさん!私はもう成人してます!」


涙が出て来た…何故か大人アピール最後にしてたが…


「ここに来て始めて食べる物が沢山有ります。全部美味しくて温かくて幸せな味がしました。卵はふわっふわでプリンは甘くてプルプルで卵は素晴らしいですね。私は大人なので子供みたいに騒ぎませんでしたが天にも昇る味でした。」


相当卵を気に入って居るようだ、そしてプリンは泣きながら食べていたぞニーニャ!


今晩はお肉料理にしようと誓った。


「今晩は肉料理を出すぞ!」


「!!!!!」


凄い顔をしている。


今晩は鹿肉を食べよう。

まずは鹿のすね肉を今から煮込む、まずはニンニク、ニンジン、玉ねぎを炒め肉も軽く焼くトマトと赤ワインにローリエ、塩コショウで煮込む

続いてロースの周りにブラックペッパーとピンクソルトを刷り込みロースト。ソースはローストしたときの肉汁にオレンジとニンニクを少し入れたオレンジソース。炊飯器を使って全粒粉の少し固めのパン。


ニーニャがまだ「!!!!!」って顔で固まっている。もう3時間ほど経って居るのだが…

ニーニャの方から可愛いお腹の音が聞こえてくる。身体は正直だ。

煮込みにヤギの有塩バターを溶かして味を調え皿に入れてからヤギの生クリームを回しかける。

旨そうだ。

大皿のまん中にサラダをあしらいイタリアンドレッシングそして切ったローストを扇状に並べオレンジソースを掛ける。パンを切ってカゴに入れて


「ボナペティ、さあ召し上がれ」


これぞ猟師のジビエだ!


「綺麗です!本当に食べて良いのでしょうか?」


「もちろんだよ、沢山食べて」


「うわぁこのお肉ほろほろです。パンと食べるともう最高です!きゃぁー!このローストって料理凄いです!美味しいと幸せが止まらないです!きゃー!きゃぁー!」


「ニーニャ!おかわりも有るから沢山食べて」


「きゃぁー!」


ニーニャのお昼のセリフは忘れて上げよう。

あー!美味しい。


「ニーニャ、デザートもあるよ!」


ミカンのどっさりのゼリーを出してあげたら、放心状態のニーニャが溶けた。

凄い幸せそうなとろけた笑顔で


「ぷるんぷるんでミカンがじゅわー」


とか良く分からない事を良いながら食べてました。後からお風呂の入り方を教えたら


「ここは…天国…私はあの時に死んで居たのでは……?」


とかなり危ない方向に考え出して居たのでキチンと現実だよ!と言い聞かせた。


ドライヤーを使い、乾かしてあげたらかなり喜んでいた。ふかふかのお布団で暖かくして寝かせた。


明日はニーニャが迷い込んだ森の入り口の様子を見に行こう。


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