魔界
【魔界】
多くの世界の下に存在する世界。
上に現界や天界がなくとも、魔界だけはある場合が多い。
全ての魔界は冥域と呼ばれる闇色の粒子で形成された海のような物を通じて繋がっている。
地上と比較すると超高濃度の魔力で満ちており、地上の生物が魔界に来ると闇や他の高質属性魔力の影響を受け異形型進化の発生リスクが向上する。
※異形型進化は《進化》の項を参照
【冥域】
全ての魂は、死後しばらく肉体の周りや地上に留まり、その後地脈に流れる。
地脈で多少の記憶や力を洗われた後、世界の狭間に流れ込み、そこで更なる洗浄を受けて、次の転生まで狭間を漂う。
冥域は、魂から溢れ落ちた記憶や力の内、絡み合う複雑な部分が落ちてきて漂う、数多の意思の欠片によって形成された混沌の海である。
そんな冥域は莫大な力の源である一方、強く複雑に絡み合う因子の溜まり場である。
その因子は多くの生物にとって分解困難な異物となり、進化などを汚染する。
異形型進化の発生リスクが高まるため、多くの生物は魔界という陸に留まる。
※異形型進化は《進化》の項を参照
※転生は《世界》の項を参照
※地脈は《世界知》の項を参照
※狭間は《狭間》の項を参照
【魔界の生物】
冥域に魂が落ちてくると、その空いた器に冥域の因子が流れ込み、異形の生物が誕生する。
それを悪魔獣と呼称する。
悪魔獣は冥域の複雑な因子を吸った事により、様々な獣の姿形を取る。
例:頭が3つある犬。羽の生えた獅子。タコのような触手が複数生えた熊など。当然、人の腕が無数にある化け物等も生まれる。
発生した悪魔獣は、縁により引き寄せられ、縁深き世界の魔界や近場の魔界に流れ着く。
生物体として発生した時点で、冥域の因子を本能的に吸わないようになるが、魔界が遠いと影響を抑える事は難しく、汚染が進み、異形型進化に至る。
異形となったそれは理性を失い冥域の底をのたうち回るが、周囲にある莫大なエネルギーの供給を受けるため死ぬ事もできず、次第に魂が割れ砕け、完全な崩壊に至る。
これら悪魔獣が魔界に集まり、冥域から汲み上げ解きほぐした因子を残して死する事で、魔界でより弱い生物群が発生、定着していく。
※崩壊は《崩壊現象》の項を参照
【悪魔獣の階級】
・悪魔獣:F〜S級
魔界の野生生物。食べられるだけの被食者はいないが、弱い者は弱い。
小魚から大型動物、植物までなんでもある。
上手く繁殖し、種として定着した者たちは、その種の名前で呼ばれる。
例:バフォメット、サキュバス等々
・混沌獣:S〜L+級
成長し明確に強くなった魔界における化け物ラインの到達者。大悪魔級の脅威。
広大な魔界の山の上など、地脈の噴出地点を縄張りとしている者が殆ど。
誕生時や遺伝などで獲得している冥域の因子から、突然触手が生えたり手が増えたり角が生えたりする。
・濁冥獣:U〜級
更なる成長を遂げ、魔界を脅かす脅威となった存在。
小さな魔界においては王のように君臨する。
【悪魔の階級】
・小悪魔:E級
小さな子供の悪魔。弱め。
闇の魔法を使う。
・下級悪魔:D級
若くて弱めな悪魔。それでも身体能力だけで人間では熟練の戦士並み。
魔法を使える為、それも込みだとさらに強い。
・悪魔:C級
通常の悪魔。
原初に発生した人型の因子を多く保有した悪魔獣の一種で、類人猿系統の因子を秘めている。
・上級悪魔:A級
とても強い悪魔。小国なら単独で滅ぼせるほどの力を持つ。
・大悪魔:S級
悪魔の中では上澄の存在。
・悪魔王:SS+級
悪魔の王。数多の悪魔を従える、魔王とも呼ばれる怪物。
・悪魔帝:L+級
悪魔の帝王。
【魔界の社会】
魔界は高濃度魔力が満ちており、精霊体における魔力漏出のリスクが低い為、大半の生物が外傷に耐性のある半精霊体の性質を保有している。
これにより、魔界の生物は特定の言語を必要とせず意思の疎通が可能で、形状問わず高い知能を持つ生物同士での共生が可能である。
魔界は基本的に遥かに広大であり、各地で独自の社会形成が行われる。
知性の低い悪魔獣が暴れ回っている事もあり、弱い者が強い者に庇護を求めたり、強い者が弱い者を隷属させて雑兵として利用、支配する傾向が強い。
魔界の植物は侵食性が強く手間が掛からないので、その線で農業はあまり苦労しないが、獣害は酷い。
同様の理由で畜産は極めて困難。育てた肉が翌日進化していて自分が肉になる事もある。
集合体、国の大きさは概ね支配する者の強さに比例し、広大故に各地で国が勃興していたりする。
そうして、時に争い、時に迎合し、稀に冥域を渡るような強大な濁冥獣に滅ぼされたりして、発展したり衰退したりする。
【魔界の関連アイテム】
・魔界の門
魔界と現界を繋ぐ地脈上ないし地脈内に、精霊の術式補完によって自然的に発生する転送魔法陣。
一度で消えてしまう物もあれば、痕跡が残り時間経過で再発生する物、ずっと繋がっている物などがある。
大体は地中深くで発生し、発生地点周辺は魔界の影響を受けて動植物から石、水なども変異する。
・幼魔の実
黒っぽい小さな斑点が見られる赤いリンゴ。
とある世界で発生した、特殊な植物の実。
内部に闇属性の微粒結晶を形成、貯蓄する性質を持つ、魔界門周辺で変異した植物。
その性質上小悪魔の成長に適しており、小悪魔の召喚素材として使われる。





