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035_選択できない、自暴自棄。

 自由意志がないことの絶望して自暴自棄になることも選べない、なぜならそこを選ぶにも自意識が必要であるから。結果として自暴自棄になることはある。


 自分ではどうしようもないことに打ちのめされて、嫌になって、衝動的に行動することもまた自由には選択できない、それもまたそこまで得られた情報による反射にすぎない、選べないのであるならばそれは選んではいない、選ばされているというよりは、そうなってしまうということに過ぎない。


 別にそうなっても気にはならない、感知しない、評価しない、関わらない、関係しない影響も受けない、そういう生命体が、ずれが必要であるからそれだけを進める、無くならないように行動しているわけであり、こちら側の有利不利やら善悪には関わらないわけである。


 であるならば、不利益を被るように動くことは損であるという話になる者も十分普通に存在する。別に悪意からズレを必要としているのではなく、もちろん善意でもなく、生きていく上で栄養として、エネルギーとして、存在する上で必要であるだけの話であるのであるから、あとはそれを踏まえてこちらの都合で生きれば良い、というふうに思考することもまた止めることはできない。


 どちらでも良いならば都合の良い方を選べば良いと達観することができたならばあまり気にしなくともよくなる部類の見立てではあるのである。


 ただそれをどうにかして影響を及ぼすことができるのか、とか、利用を考えるとか、直接的にはどうにもならないのであるけれども、実は間接的にはどうにかなるのではなかろうかという、発想に進むこともまた、成り行きではあり普通ではあり、どうしようもない流れでもあるわけである。


 まずはそれがいるという見立てで世の中を眺められるようになるかどうかという話ではある、対話、意思疎通、情報の伝達では、必ず何らかのズレが生じる、そのズレをエネルギーとして、活動している生命体がいるということを、前提にするのである。


 その生命体の存在を確かなものにしておくことで、それの動きを、習性のものやら規則性があるものやら、ある程度理解できる流れであるという、捉え方を、コントロールするのではなく、観測する程度にはできるようにすることで、何か、できるのではなかろうかという発想に至るのである。


 情報の扱い方を変質させる、見方を変える、とも言える。

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