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009 包囲

 ナイスオッパイ!

 いや、違う。

 落ち着け天使りせいよ。

 悪魔よくぼうと一緒にオッパイオッパイとか言ってる場合じゃねーから。


 白黒オッパイのダブルインパクトか。

 恐ろしい破壊力だ。

 不意打ちだと一瞬でやられる。

 気を付けねば。

 

 猫に猫じゃらしくらいの破壊力があるのではなかろうか?

 吾輩がこんな餌に釣られるとおもっにゃーってなってしまったではないか。

 恐ろしい。


 「パーティーメンバーの応募あるかなぁ?アリシアが思いっきり敷居挙げちゃっちゃしなぁ」


 白オッパイが眉をひそめながら求人募集の掲示板へ向かって歩いてくる。

 どうやらなかなかパーティーメンバーを増やせないらしい。


 「二人でこれ以上を求めるのは無理があるけれど」


 黒オッパイも白オッパイに続く形でこっちに来る。

 

 「だからと言って下心丸出しの癖に全く使い物にならないのとかは要らないでしょ?」


 下心丸出しですみませんでしたぁ!


 「確かに。ランクがあるだけでもダメだしねー……変なのと組むくらいなら今まで通りの方がましかなぁ」


 とっても変で申し訳ありません。


 「マリルの拒絶反応が凄くて荒れるからなのだけど?」

 「うっ……だってさージロジロ胸とか足とか舐め回す様に見るし」


 つい目が行っちゃうのは心身ともに健康な男子ならしょうがないとは思うけど、舐め回す様に見るのはダメだね。

 俺は先生の視点で乳揺れも詳細に録画して保存してるけど。


 「その癖に碌に使い物にならないしのに、分け前をもっと寄こせとか文句だけはやたらと多かったりするんだもん」


 ありがちな話だね。


 「あら?応募があるわよ?それも全部」


 黒オッパイが応募に気が付いた様だ。


 「ほんとだ。Fランク?これって登録したばかりの同一人物って事かな?」

 「そうなるわね。能力とランクがチグハグ過ぎるわ。奴隷に前衛を任せてる魔法使いかしらね」


 はい。

 その通りです。


 「それ書いたの俺だけど」

 「え?」

 「え?」

 「冒険者登録はさっきした所で、なんとなく見てたら俺を名指ししてるとしか思えない募集があったからとりあえず応募してみた感じ。深く考えてないよ?冒険者としては本当に初心者だし」


 「念のために確認しておくわね。貴方はアイテムボックスが使えて回復魔法も使えて護る必要がないのよね?」

 「そうだよー」 

 「護衛の奴隷が居るから護る必要が無いと言う事かしら」

 「いや、単独で。前衛の奴隷、白虎族の方のセリアは攻撃用と言うか武器担当。俺を護ろうとするのは労力の無駄だから必要ないって言ってる。もっとも、攻撃は最大の防御と言う言葉もあるし、ある意味攻防兼任だけど。そう言った意味では黒華、後衛の方の奴隷も似た様なものだけど」

 「貴族の方かしら?」


 黒オッパイが探りを入れて来る。

 

 「いんや、冒険者登録しないと身分を証明する物すらない浮浪者もどき」

 「白虎族と黒妖狐の奴隷持った浮浪者とか聞いたことないわよ!」


 白オッパイの方は短気と言うか、落ち着きがないね。


 「身分的な話だよ。さっき冒険者登録したからFランク冒険者になったけど。要するに一目で高価と分かる奴隷持ちだから金持ち。金持ちだから貴族かもしれない。貴族のボンボンとかならめんどくさそうだなぁって事でしょ?」

 「あら、そこまで分かってるのね」


 黒オッパイは落ち着きのある大人の女って感じだね。

 おねー様とお呼びしようか?


 「俺もそっちの立場なら全く同じことを考えるだろうからね。色々勘違いしたアホなボンボンの面倒なんて見たくねぇって思うよ絶対。仲良くできる気が全くしないわ」

 「あなた、何歳?」

 「12」

 「性別は?」

 「む?やっぱりわかり辛いの?男」

 「アリシア。どう思う?」

 

 白オッパイが立て続けに質問した後に黒オッパイに尋ねる。


 「良いかと思うわよ。マリルが癇癪を起さない気がするし」

 「ちょっ私が悪いの!?」


 果実の魔力が悪いと……ゲフン。


 2人とも皮鎧を着ているけど、コルセットみたいな効果を発揮して胸のラインが目立ち過ぎって言うか。

 胸の中央部分で革紐を使ってサイズの微調整を行うタイプの皮鎧だけど、胸がきついのか、緩めにしているのでめっちゃ谷間がたわわに実った果実を主張しておりますし?

 それに、胸の主張に目が行きがちだけど尻もむっちり安産型だし。

 白オッパイは白を基調とした皮鎧に白を基調にしたミニスカニーソだから脚線美も露出してるし。

 黒オッパイは黒を基調にした皮鎧に下半身はややぴっちりした印象を受ける黒を基調にしたロングスカートだけど、チャイナドレスみたいなどぎついスリットが入ってるから太もものチラリズムがエロい。

 

 白オッパイは天然系の健康的なエロさとするならば、黒オッパイは確信犯の妖艶な大人の色香って感じだけど、どっちもエロフですよ?


 健全な男子なら確実に色香に迷います。

 迷える子羊を惑わす色香です。


 某も迷ったでござる。


 「私はマリルを宥める方に回ってるだけで、思う所が無い訳ではないけど。このまま立ち話もどうかと思うし、続きはあちらで話さないかしら?」


 チラリと食堂と酒場が合体した様な場所に黒オッパイが視線を送る。

 

 「りょーかい」


 今は人が少ないので、黒オッパイは微妙に人気の少なめな席へと座り、続いて白オッパイ、俺と席に着く。

 白黒ペットは横で控えて立っている気らしい。


 任意操作して座らせよう。

 カードは先生の中に入ったままだが幸いな事に先生と俺の魔力は共通しているので先生経由で操作可能だ。

 こう言う時には以心伝心で任意操作は便利だね。


 「何か頼む?」

 「カーラで」

 「同じくカーラ。イチゴ味で」

 「私もカーラを。リンゴ味で」

 「私もカーラを。バナナ味で」

 「昼間からお酒を飲むのもどうかと思うし、私もカーラで良いわね」


 俺、白オッパイ、白猫、黒狐、黒オッパイの順にこちらへと向かっていた注文を受け付けに来ていたウェイトレスに注文していく。


 カーラと言うのはアルガムに存在する炭酸水で果汁入りとかがある。

 そこはかとなくコー〇を彷彿とさせる庶民の人気飲料ではあるが、気にしたら負けだろう。

 アルガムに炭酸水があるのは、アルガムの下層に炭酸水が無尽蔵に湧き出す泉があるから。

 下層はダンジョン内なのでダンジョン外ではありえない事が幾つかあり、下層の炭酸水の泉はその1つ。 

 他のダンジョンにはないらしいのでアルガムの特産品ともいえる。

 天然物の炭酸水はあるらしいがアルガム以外では量的に知れているらしい。


 他にも直径600m程の楕円形の形をした刈り取っても1時間程度で元通り収穫期の状態になる謎の無限麦畑や米畑、同じく果実を取りつくしても1時間程度で実らせる不思議な果樹などがある。


 「とりあえず、自己紹介からね。私はアリシア。見ての通りダークエルフよ」


 名前 アリシア

 種族 ハイダークエルフ

 年齢 528

 状態 健康 魔枯(小)

 特性 精霊(大) 魔力(大) 敏捷(中)

 技能 風術(大) 弓術(大) 短剣(小) 土術(小) 火術(微)


 ハイな方のオッパイ、もといエルフですね。


 「マリル。エルフよ」


 名前 マリル

 種族 ハイエルフ

 年齢 315

 状態 健康 魔枯(小)

 特性 精霊(大) 魔力(大) 敏捷(中)

 技能 風術(大) 弓術(大) 水術(中) 小剣(小) 


 ハイな方ですね。

 

 「で、パーティーを組むかどうかの話だけれどこちらの事情から話した方がよいかしら?」


 交渉事は黒オッパイの担当なのかな?


 「そうだねーこっちは事情とか特にないし。ソロでも良いけど、一応は初心者なんだし最初は経験ある人と組んだ方が良いのかなーとか、そんな軽いノリだしね」

 

 オッパイに釣られました。 


 「初心者なのにソロで行く気だったのね……1層のラプくらいなら問題ないのかしら」


 ラプと言うのは正式名称ラプトルドラゴと言う魔物で、ギルファーナにおけるゴブリンポジションの存在だ。

 ゴブリンポジションの割には地味に強くて厄介だが。


 「いや、セリアは最初からオーク狩りする気だったらしいよ?なんでも日常的に1人でオークを乱獲してたんだとか」

 

 「いきなりオーク?ソロで?」

 「実質3人パーティだけどね」


 奴隷は道具扱いだから公的にはソロだけど。


 「ここのダンジョンの特性とダンジョンとダンジョン外の差は知っているかしら?」


 「俺は知ってるよ」

 

 ダンジョンとダンジョン外の主な差は魔物とかモンスターとか言われる存在の密度だ。

 アルガムのダンジョンの特徴は天井がバカみたいに高く、何百メートルもある。

 そして空を模倣した動く絵があり、疑似太陽がある直径約10kmのぶち抜き構造の川や泉、部分的な草原があったりする森エリアしかないと言う事。


 そしてなによりも、モンスターの種類が極めて限定されていると言う事。

 普通は坑道エリア、岩石エリア、砂漠エリア、海岸エリア、などの多彩なエリアがあり、多種多様な魔物が居るのだがアルガムのダンジョンモンスターは5層までラプ系とオーク系しかいない。


 居るモンスターも階層毎に決まっており、1層は単体でEランク、集団でDランクだが群れていない事がほぼ無いので実質Dランクと言う、体高さ1m程度の二足歩行するトカゲと言うか、ぶっちゃけ小い恐竜なラプトルドラゴのみ。

 ラプの特徴は尻尾の先端に鋭く尖った太い針状の刺があり、鋭い牙と手足の鋭く発達した爪を使った見た目から想像できる単純な攻撃だけだが、雑食で悪食な上に獰猛で攻撃的。

 繁殖力が高く、人も家畜も畑の野菜も食べて荒らす常時討伐指定されたオークと並ぶ迷惑モンスターの代表でもある。

 ラプ系の討伐証明部位は尻尾の先端に付いた太い針状の刺。

 因みに、オークの討伐証明部位はブタ鼻。

 

 冒険者の需要が常に高い2極要因であり、冒険者ランクの上がる討伐証明部が指定されているモンスター比率の9割ほどをラプとオークが占めているらしい。


 もっとも、ラプ系の肉は鳥系に近くあっさりしていて美味しく庶民の食卓を飾る庶民肉として親しまれているし、爪・牙・刺も加工する事で様々な使い道があり、ラプ系の皮は革鎧として使いやすく、ラプトルドラゴの革製防具は駆け出し冒険者御用達の品となっている全身素材の高需要であるが故の常時討伐依頼でもあるのだが。

 

 2層からハイラプトルドラゴと言う体高が2m位になっただけにしか見えない上位種が混じる様になり、ラプトルドラゴだけなら3~6匹なのだが、ハイラプトルドラゴが群れを率いると6~12匹位になるらしい。

 ハイラプトルドラゴは単体でDランク、群れでCランク。

 群れていない事はまず無いのでやはりと言うか実質Cランク。

 

 3層からプトルドラゴキングと言う体高が3m位になっただけの単体Cランク、集団Bランクの3~6匹のハイラプトルドラゴと数十匹のラプトルドラゴを率いる群れが現れる様になり、単体Cで3~8匹で群れる集団Bランクのオークが混じりだす。

 

 オークが出てくるのは3層からだ。

 

 オークの編成もハイオーク、オークキングと言う感じで5層までラプ系とほぼ同じ組織形態とランクの上がり方をする。


 6層にダンジョンコアがあると言われており、単体でAランクモンスターの飛竜がうじゃうじゃが出て来るようになり、大きい岩のある直径1km近い草原地帯にダンジョンボスとみなされている体長30mオーバーの紫の爪と角に黒い鱗のでっかいトカゲ、黒魔龍カイザードラゴンが居るそうな。


 大きい岩の内部にダンジョンコアがあるのではないかとされているが、近づくと雷の雨が降り注ぎ射程距離の長い高密度のファイアブレスを薙ぎ払いに撃って来るのでとても近づけないらしい。 


 「私も知っています。ソロで潜った経験がありますので」


 黒狐はガチソロ?

 

 「俺は地味に1層から慣らしていこうと思ってたよ。ここのダンジョンって1層下がる毎に難易度が跳ね上がるらしいし、慢心が生む油断はどんな強者でもたやすく殺す猛毒だから」

 「そう。賢明ね」


 ぶっちゃけうち白黒ペットが100匹や200匹程度のラプやオーク相手に後れを取る所とか想像できないけど。


 「こちらのパーティー事情だけど、私とマリルのぺアでやっているわ。ランクはC」


 Cランクって絶妙に微妙なランクだよね。

 世間では一人前とされるけど、逆に言えば一人前でしかないとも言う。


 「今は3層まで進んでるんだけど、2人じゃ3層は厳しいのよ。無理をしてオークに捕まる訳にはいかないし、どうしても安全マージンが必要なの」


 そもそも普通は戦力が2人で3層には行かないし。

 

 「そこで組める人を募集してみたのだけど……」

 「上手く行ってないと」

 「そう言う事ね」

 「不足気味の戦闘継続力を補いたいけど頭数だけいても足手まといになるだけなのに報酬の配分はしなくてはならず揉めやすいので面倒。釣り合いが取れる者が中々いないと」


 奴隷を買って肉壁にしようにも所持制限と購入制限がある。

 昔はきっとそれが主な原因でバンバン奴隷が死にまくって奴隷の供給が枯渇したとかだろうし。


 「あら?私達が抱えてる問題、分かるのかしら?」

 「大体ならね。基本戦術は魔力を撃ち出す魔弓と精霊魔法による足止めと追撃による遠距離制圧型」


 2人とも魔弓と呼ばれる矢を魔力で撃つ矢筒が必要ない代わりに魔力を消耗する弓を持っている。

 魔弓は高速で連射するラビットショットや複数同時に打ち出すダブルショットにトリプルショット、雨の如く矢を山なりに撃って降らせるアローレイン。

 タメが要るものの魔力をチャージするほど威力と射程の上がるチャージショットと色々できるそうな。

 大抵の場合は遠距離攻撃は魔法か矢のどちらかで、弓は基本的に魔力が少ない者の遠距離攻撃手段なので魔弓を使う弓師は精霊魔術を使えるエルフくらいらしい。


 「遠距離から制圧するから安全性が高く、火力もあるけど魔力消費が激しい」


 魔法の使い方には発動媒体を使用するタイプと発動媒体を必要としないタイプの2種類あり、発動媒体を必要とする方はただ魔法と呼ばれ、必要としない方が精霊魔法と呼ばれる。

 違いは精霊魔法は精霊と対話できるかどうかで精霊魔法の使い手は殆どがエルフだ。

 魔法の方が魔力の消耗が多く威力が高く、持続時間が短め。

 精霊魔法は魔法に比べると消耗が少ないが威力は控えめで持続時間が長めと言う特徴がある。

 もう1つの特徴は発動媒体の問題で発動媒体は杖型が多い。

 杖型が多い理由は単純にコストの問題で樹齢の高い魔力の多く宿った杖をそれなりの長さに整えた物が最もお手軽かつ堅実に安定した効果のある発動媒体を作れるからだ。

 杖型以外にも腕輪型に指輪型、珍しい所ではピアス型などが在るが、小型化するほど値段が張る。

 高性能な杖以外の発動媒体は0が3、4個増えたお値段になってしまうので大抵は片手がふさがる。

 杖で片手が塞がっていては弓が使えないし、中途半端に弓と魔法を使うくらいなら魔法をしっかり使った方が良いと言う結果になりがちになるそうだが、逆に精霊魔法の場合は起動させれば精霊がある程度はやってくれるので半ばセミオートで使える精霊魔法の場合は弓との併用が楽なので弓を使った方が良いと言う結果になるらしい。


 だからと言って魔弓を同時に使えば魔弓と精霊魔法の分両方消耗するから消耗速度は速くなるが。


 「だから足止めに使う魔法分を補ってくれる前衛、または攻撃を合わせ易く連携が比較的容易な火力の高い後衛が欲しい。接敵されると一応接近戦もできるけど遠距離戦に比べると大したことが無いからその点も解決したい」


 2人とも一応接近戦もできるみたいだけど明らかに後衛よりの能力だし。


 「できれば負傷した時の回復と、魔力を回復させる回復魔法の使える者が居るともっと嬉しい」


 回復魔法には魔力を回復する物があるんだよね。

 使える者の少なめな回復魔法の中でも高等魔法とされ更に使い手は少なく希少だけど。


 「ついでにバックパッカーを雇うと動きが鈍る上に守らなきゃならないから面倒。アイテムボックス持ちが居るとなお良しと」


  空間魔法である『アイテムボックス』以外にも実は似た様なアイテムは結構ゴロゴロあったりする。

 それがマジックポーチやマジックコンテナと呼ばれる品。

 マジックポーチは腰に付ける品で収納容量は大きいリュックサイズからちょっとした小屋まであり、口が大きく開く構造となっておりかなり大きい物まではいる。

 リュックサイズのお値段は約1万リル程度なので意外と持っている者は多い。

 コンテナの方は主に物資の運搬に使われ、ちょっとした小屋から城を解体すれば入るレベルまである。

 お値段の方も小屋レベルは1万リル前後と比較的手が出やすいので利用する物は多い。

 どちらも古代文明の遺跡から大量に発掘されるもので、昔はお高い品だったらしいが、今は生きた製造工場が見つかったお陰で大量に出回りそれなりのお値段となっている。

 もっとも、製造工程は高度過ぎて未だに生産は見つかった1つの工場に頼りきりで工場のある帝国の資金源として大い活躍しており、帝国は殆どマジックポーチとマジックボックスの販売で得られる資金で成り上がったとまで言われている。


 「あらあら、全部言われてしまったわね」

 「募集内容とお2人さんを見れば一目瞭然じゃん。冒険者ランクもCなのは冒険者登録して日が浅いか、ランクが上がる事をあんまりやってないかのどっちかでしょ。実力的につり合いが取れる者なんてそんなに居る訳ないし」

 

 ハイエルフやらダークエルフがゴロゴロ居るとか聞いた事ねぇよ。

 目の前に白黒ハイオッパイがそろってるけど。


 「とりあえず、お試しで組んでみると言う事で良いかしら?」

 「俺はそれで良いよ。実際にやってみないと分からない事なんて山ほどあるし、問題なければそのまま組んでれば良いし、ダメっぽいなら俺が抜ければよいだけだけ。オトモダチから始めましょうのノリで軽くお試で良いんじゃない?」


 是非とも8つのオッパイに囲まれたい。


 「そうね。暫定だけど、こちらのパーティー『麗しの風』にアルマ君が入ると言う事で良いかしら?」

 「それで良いよ。俺はソロだし、冒険者的には初心者だから先輩の綺麗なおねー様方に従いましょう」

 「あら、お上手ね」

 「ふん。お世辞なんて要らないわよ」


 黒オッパイは大人の余裕で普通に受け入れているが、白オッパイは顔が若干紅潮している。

 まんざらでもなさそうだ。

 チョロイな。


 「まぁ、先輩として色々と教えてあげるわ」

 

 たわわな胸を張りながら白オッパイさんがおっしゃります。

 本当にチョロイな。


 「よろしく。アル君」


 黒オッパイの呼び方がいきなり愛称になってるね。

 案外黒オッパイもチョロイ?


 「よろしくしてあげなくもないわ。でも勘違いしないでよね。アリシアが気に入ったみたいだからよ」


 ツンデレ乙。


 「宜しくお願いします。アリシアお姉様、マリルお姉様」


 にっこり微笑みながら言ってみる。


 「ふふ」 

 「ふん」


 ニコポは失敗した様だ!


 「あらあら、マリルもまんざらじゃないわね?」

 「あ、やっぱり?ショタ族の方ですか?」


 こちらの捕食される準備はいつでもオーケーですぜ?


 「ちょっ!?違うし!」

 「そう言えばマリルは昔から子供好きよね」


 おっと黒オッパイがカミングアウト。


 「アリシアー!」


 白オッパイが叫ぶ。


 「おおう。マジか」


 本当にショタ?


 「ちょっと待ちなさいよ!そんなの言っちゃったらアリシアの方がよっぽどでしょうが!」

 「ええ。私は美少年大好きよ?」


 え?


 「ぐっこの変態め」

 「そう言うマリルはむっつりよね。たまに目が危ないわよ?」

 

 え?


 「ちっ違うし!私は愛でてるだけだし」


 ……真正?


 「ご主人様」

 「ん?」

 「私も少年愛好家ショタコンです」


 え?


 「私もですね」


 え?



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