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014 初飛竜戦

読んで頂き有難う御座います。

 マリ姉にジャッジメント!

 お巡りさん!

 この人です!

 

 「なんでよ!そんなの言っちゃったらアリシアの方がよっぽど変態よ!」

 「美少年が大好きな事は認めるけど、普通じゃないかしら?騎乗は淑女の嗜みだと思うわ」


 乗るのは馬ではなさそうだけど、普通なのだろうか?


 「同感です」

 

 白猫は激しく同意して頷いているが、普通ではないよね?

 チラリと黒狐の方を見ると目が合った。

 

 「御奉仕と言えば口が基本なのでは?」

 

 あかん。

 もう白猫に洗脳されてる。


 「クロカ。足や下着、前立腺などもありますよ」


 白猫は白猫でハイレベルだな!


 「前立腺とは?」

 「前立腺と言うのはご主人様の体内にある臓器の一種でマッサージする事で病を回避し易くなりますし、ご主人様にも気持ち良くなって頂けます」

 

 嘘は言って無いけど、なぜそんな専門的な知識を知っている。

 

 「そうなのですか。それは是非とも行わなくてはなりませんね。どの様に行うのでしょう?」


 多分、黒狐は純粋な気持ちで言ってるんだろうなー……。


 「指や専用の器具を使います。器具は大きく分けて二種類あります」

 「色々とあるのですね。頑張ります」 


 その方向に進んでも良いのだろうか?


 「ねぇ。アル。セリカさんを放置して良いの?私の見立てが間違っていなければ完全に調教しようとしてるわよ?」

 「不快に感じない限りは自由にさせておこうかなと」

 「私、やっぱりアル君の奴隷になる事にするわ」

 「アリシア!さっき自分でがっつき過ぎない様にって言っておいて自分はそれ!?」

 「アル君の許容範囲の広さに惚れたわ。私のご主人様はアル君しかいないと確信したの。私もご主人様に御奉仕したいわ」


 キリっとした真顔で言ってるけど内容は完全にダメな人だ。

 なんかもう御奉仕が別の意味にしか聞こえない。


 「セリカとアリ姉を混ぜてしまうと相乗効果で全く自重しなくなりそうだね。1+1で10くらいになりそう」

 「アルは本当にそれで良い訳?」

 「ん~……分別があれば良いんじゃない?元々俺は問題起こして実害さえ出さなきゃ何でも良いよ派だし。気持ち良ければ調教されるのもありかなと」

 「そうよね。射〇させてしまえば和姦よね」

 

 それはどこの強姦魔の理屈だ。


 「それは極論過ぎると思うけど、奴隷が俺にする分には何をしても和姦だと思うよ。奴隷が所有者に強制なんて不可能だし」

  

 奴隷ではなくともまず無理だけど。


 「話を戻すけど、飛竜狩りする?」

 「そうね。アル君の奴隷に成るためにはアル君の冒険者ランクを上げるのが必須よね」

 

 趣旨変わってね?


 「あくまでも里の為にフルポーションが必要だし、フルポーション買うためにお金が必要だし、飛竜狩りは必要よね」


 マリ姉は言い訳?をしているが、本心は皆分かっているだろう。


 「うむ。予定とは何か根本的な所がずれている気がしなくもないけど、6層で飛竜も含めて狩れるかやってみようか。6層に早速移動しよう」


 今更普通に移動するのも面倒だ。


 「6層まで転移で移動しようと思うんだけど、良い?」

 「ええ、良いわよ」

 「ちょっと待って、テレポートって初めてなんだけど準備とかはしなくて大丈夫なの」

  

 見た目の割に長生きしてるのに経験ないのか。


 「必要な事は全部俺がやるから何もしなくて良いよ。より正確には何もしない方が良いかな。転移するって事前に分かってないとビックリするってだけだね。ゲートタイプだとそうでもないけど」


 先生の準備はOK

 掃き出し座標と周囲の安全は確認済み。


 「じゃ、いくよー」


 薄く先生で包んで収納とほぼ同時に転移予定地に居る先生から排出。

 一瞬で周囲の景色が変わる。


 「うあっ本当に一瞬ね」

 「これは凄いわね」

 「便利だよー転移。何処に行くのも一瞬だしね」


 今となってはもはや大雑把になら大陸中のほとんどの地域へ転移可能だ。


 「戦闘中でも危なくなれば転移で逃げれるのかしら?」


 アリ姉は性癖はアレだけど慎重だよね。

 

 「転移には大雑把に転移座標の設定、転移座標の安全確保、転移対象の設定、転移と言う四段階のプロセスがあるけど、事前に準備をしてれば転移だけだからほぼ一瞬だね」

 「理不尽な程便利ねー……」


 マリ姉は呆れ気味だが確かに便利と言うか、相手にとっては反則的な能力ではあると思う。


 「転移以前にカイザードラゴンの攻撃でも防ぎきれる緊急障壁もあるし、頭の中身がグチャグチャになる様な事が無ければ数秒もあれば体は全快する回復魔法もあるよ。どちらも本来は発動するまでに幾つかの段階があるけど、事前に準備をしてれば発動は一瞬だね」


 転移以外も相手にとっては色々と酷い。


 「アル君のサポートがあればどんな相手も怖くないわね」

 「俺の対応量を超える状況や相手が居なければだけどね」

 「それってどんな状況や相手よ」

 「さぁ?ちょっと思いつかないけど、俺の対応量にも限度はあるし油断はしない方が良いよ。俺だって失敗しない訳でも無いし、間違えない訳でも無い。何より無茶苦茶な事してる様に見えても法則もあれば上限もある」

 「確かにそうよね。アル君の魔力量は桁違いに多そうだけど、無限と言う訳でも無いでしょうし」

 「そうそう、俺は魔法が無いと多少小賢しい程度のお子様でしかない。か弱いので大事にするが良い」

 「アルって魔法を使えなくなる状況はあるの?」

 「思いつかない。接近戦にも対応できるし、捕まった時点で終わりだろうし」

 「捕まったらどうなるの?」

 「物理的な力ではほぼ脱出不可能な拘束と麻痺毒のコンボであっという間に何もできなくなるんじゃない?それ以前に強力な麻痺毒を散布すれば呼吸すらできないし、皮膚からも吸収して麻痺しちゃうからそもそも効果範囲にいたらアウトだね」

 「効果範囲ってどれくらいなのよ?」

 「俺が認識できる範囲は有効射程距離だから~……ん~大陸規模?」

 「どうやって逃げるのよそれ」

 「え?俺からは逃げれないよ?1度認識されたらどこに居ても一瞬で補足できるし、転移もできれば転移させる事もできるもの」


 逃げ切ったと思ってホッとしたら転移させられてやぁとか普通にある。


 「何それ、超コワイ」

 「俺と敵対関係になったりしなければ気にする必要は無いんじゃない?どうでも良いのまで構っていられるほど暇じゃないしね。とか言ってる間に飛竜が来たよ。あっち」


 飛竜がこちらに向かって直進している方角を指し示し警告する。

 ダンジョン内でのんびり長話なんてできないぜ。

 先生フィールドで結界でも張っていれば話は別だけど。

 

 「飛竜狩りガンバー」

 「軽いわね。飛竜と言えば1匹相手にAランクパーティーが複数で挑むものなのだけれど」

 「アルだからしょうがないんでしょ」

 「そうだね。普通は相応の安全マージンが必要だけど、俺のフルサポートがあればそっちは大分余裕あるからねー」

 

 代替えの効かない希少品が破損したり、頭が壁に叩きつけたトマト的な事になったりしない限りは取り返しがつく。

 精神的なダメージはダメかな?


 「キタッ」

 

 おっと現れた体長10mを超える飛竜さんはいきなり口を大きく広げてブレスの構えだ。 

 アリ姉とマリ姉は魔力を魔弓に籠めている様だ。

 フルパワーのチャージショットを撃つ構えか?

 白猫も気圏とやらを形成中だ。

 白猫の周囲に気と思われるエネルギーが激しさを増しながら循環している。


 「ブレスは防いでよ!」

 「お任せください」


 飛竜の口に溜まっている炎の塊がこちらに向かって吐き出された。


 「GOOOOOOOOO」


 改めて見るとかなり太く収束された炎だ。

 火炎放射と言うよりは熱線に近いね。

 だが、黒狐が手をかざすと同時にこちらを焼き尽くさんと迫っていたファイアブレスは半ばで霧散する。

 炎弾の様な単発の瞬間的な放出ではなく継続的に炎を吐き出しているが、半ばで途切れ散っていく。 

 これは炎で炎を防いでいるのではなく、炎を支配制御する事で無力化しているのか。

 俺にはできないやり方だ。

 継続的に吐き出されていたブレスも永続的に行える訳ではないらしく、飛竜から放射されていたブレスが途切れる。

 

 「ハッ」

 「フッ」

 「ッ」


 気合の声と同時にショターズのチャージショットと無言で手刀を突き出した白猫の虎砲がほぼ同時に撃ち出され、飛竜のブレスを撃ち終えた口の中にめがけて飛んで行く。


 ボンッ!


 え?

 頭が無くなりましたが?

 いや、角とか牙とか高速で飛び散ってる。

 素材になるのに勿体ない。

 回収しよう。

 あ、眼球も原型を残したまま飛翔してる。

 内部から高圧が掛かってそのままポーンってなったのか?

 頭を失くした体も重力に従って落っこちて来た。

 こんな巨体が落ちて来たら危ない。

 体の方も回収っと。

 

 「頭が消し飛んだわね」

 「ボンってなったわ」

 「一瞬で勝負が決まりましたね」

 「飛竜が雑魚扱いだった様な……」


 アリ姉、マリ姉、白猫、黒狐とそれぞれボンっの感想を述べているが、大事な事を失念している。


 「やり過ぎ。角とか牙、眼球は素材としても高価だよ。特に角。今回は幸いほぼ破損せずに飛び散っただけだから回収できたけど、回収が面倒だし破損したら直せない」


 恐らく原因はダブルチャージショットと虎砲の相乗効果だ。


 「生きてれば生け捕りにした飛竜を死なない程度に素材を取って全快させて、素材をとって……とかできるけど」

 「恐ろしい事を言うわね。アル君」

 「飛竜が希少な存在になったり、殺さない方が良くなったりしない限りはする必要が無いけどね。部分的な需要は高いけど他はそうでもないとかならアリだろうけど、飛竜はほぼ全身が物凄く高い需要がある高級品だからあまり意味が無い。だから頭部がボンってなって飛び散るとかダメ。首チョンパが望ましい」


 生き物を故殺しておいて無駄にするのは宜しくない。

 何より勿体ない。


 「そうね。張り切り過ぎたわ」

 「全力でやってしまうとオーバーキルになるのねぇ。お姉さん怒られちゃった」

 「今回は初めてだったからしょうがないけど、その辺を調整していこう。飛竜の1匹程度なら問題ないってハッキリしたし、サクサク狩っていこうか」


 飛竜が雑魚扱いされている気がするが、気にしたら負けだろう。



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