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012 セールストーク

 ヤる気に漲った肉食系女子4人に囲まれて大型肉食獣に包囲された小型小動物の気分を味わう事になったりもしたが、次のラプの群れが現れ狩る事に。

 そりゃそうだよね。

 魔物の密度が凄まじい事で有名なダンジョンでのんびり話してたらそうなる。

 ホッとした様な、残念な様な。

 

 「よっと、これで終わりー」


 100匹ほど居たラプの群れも白オッパイの魔矢を喉に突き刺さされ、最後の1匹が絶命し倒れた。


 白黒オッパイ超強い。


 黒オッパイが土を出して白オッパイが風で飛ばして目つぶしするわ、白オッパイが水を出して表面に少し水を残して凍らし、地面を滑りやすくコーティングして黒オッパイが爆風を起こしてスッテンコロリンさせるわ、ダブルで豪風を起こして動きが止まっている所へ豪風で加速された魔矢を乱れ撃ち。

 弓の腕前も凄まじく、相手が動いていようともお構いなくバンバン命中し、微妙に首の急所からずれる事はあっても対象から矢が外れる事がない。

 そして時々思い出した様に飛び出すウィンドカッター、ウィンドアロー、ウィンドランス、ウィンドハンマーと呼ばれる風系攻撃魔法。


 ある意味ペアでほぼ完成しちゃってる。

 そりゃ大所帯のパーティーとか組まずにペアでやるわ。 


 「アル君。回収お願いね」

 「あいよー」


 ちっちゃく分裂した先生を首を撃ち抜かれて絶命している50匹近く居るラプ軍団に飛ばし、収納してサクッと回収する。


 「何度見ても凄いわね。アル君のアイテムボックス」

 「ホントよね。便利すぎるわ」

 「大抵の人は触らないと回収できなかったり、イメージを固定するために袋型の触媒が必要だったりするらしいけど、俺の場合は認識範囲内なら回収できるからねー」

 「回復魔法も理不尽よね。本当に全然魔力を消耗している気がしないわ」


 それは白オッパイの体内に侵入した先生が回復させ続けているからだ。


 「それもあるけれど、身体の調子が物凄く良いのもアル君の回復魔法のおかげなのかしら?」

 「え?アリシアも?私も体が羽みたいに軽いけど……私だけじゃなかったんだ」


 何故に自分だけだと思ったのだね?


 「体の調子が良いと感じるならそれだけ今までが悪かったって事だよ。体にはちょこちょこ本人も自覚してない不具合が積もっていくから。特に二足歩行の生き物は宿命的に腰と背骨をやられる。腰や背骨からやられていくのは体の支柱だから負担が掛かりやすいってのが原因。調子が良く感じるのは他もあったかもしれないけど、身体を支える支柱に積もってた不具合が回復して無くなったからだろうね」

 「なるほど、そう言う事だったのですね」


 うん?なぜ白猫が納得顔?


 「てっきりご主人様にご奉仕させて頂いたのが原因だと思っていました」

 「奉仕ってーか捕食されて、暴君に搾り取られて、搾取された様な?税率?十割で良かろうなのだーみたいな勢いだった気がするけど……まぁそれも無くは無いと思うよ」


 おい、白黒オッパイよ。

 羨ましそうな顔するな。


 「そうなのですか?」

 「女性の場合は体調を整える体内物質が性欲の刺激と性欲が満たされる事で大量分泌されるから、間違ってもいないと思うよ」


 名前 セリア

 種族 白虎族

 年齢 24

 状態 良好

 特性 剛腕(大) 身体(大) 五感(大)

 技能 体術(大) 気功(大) 操気(大) 


 名前 黒華クロカ

 種族 妖狐族

 年齢 21

 状態 良好

 特性 狐火(大) 黒炎(大) 魔力(大) 知力(中) 身体(中) 五感(中)

 技能 炎術(極) 調理(小) 裁縫(小) 


 いつの間にやら白猫は身体、五感、操気が中から大に、黒狐も身体と五感が小から中にランクアップしてるけど、ミルクをお腹一杯飲んで元気になったとかではない……はず?

 

 きっとあと少しでランクアップって所で不具合が回復してランクアップしたんだと思う。

 

 知らないけど、絶対にそう。


 「では今後も全力でご奉仕させて頂きますね」

 「セリアさんや、それ食べる違いっすお」

 「広義的には間違ってはいないはずです」


 引く気はないと?


 「全く自重する気ないなー」

 「アル君の奴隷は自由ねぇ」

 「まぁ基本ペット枠だし」

 「そうなの?なら私もアル君の奴隷になってペットとして可愛がって貰いたいわ」

 「ちょっ何言ってんの!?」

 「なにって……お金持ちで美少年のご主人様の奴隷になって可愛がって貰うって女ならだれでも持ってる願望じゃない?」

 

 誰でもではないと思います。


 「使命はどうするのよ!」


 使命とな?


 「ご主人様に事情を話しておねだりすれば私達だけでするより確実で早いんじゃないかしら?」


 あの、既に呼び方がご主人様になってますが?


 「そんな訳ないでしょ!フルポーション500本は要るのよ!?その上500本は最低でもって事で本当は3,000本は欲しいのよ?」


 えーっと……片手間で余裕だと思います。


 「あげようか?フルポーション3,000本」

 「え?」

 「え?」


 おっと2人がこっちを見て何言ってんの?みたいな顔をしましたよ?


 「と、言っても何に使うのかとか、事情に納得できてかつ俺が納得する対価を支払えるのならだけどね。さすがに事情も聴かず無料って訳にはいかないけど」

 「ええっと、アル君。念のために確認して置くわね。フルポーション3,000本もってるの?」

 「持ってると言うか、量産できるよ。割と片手間で大量に湯水の如くジャブジャブと」

 「アル君。それ言わない方が良いわ」

 「別に問題ないよ。起きうる問題くらい容易に察しがつくけど、俺の場合はそんなもの説得『物理』で物理的にカツアゲ……もとい、説得すれば良いだけだから」

 「ええっと、そうなの?」

 「そうなの。だからこそ俺の上に座って抑えれるお尻が必要とも言うね。俺は自分にしか従わないから、他人の言う事をどれだけ聞くかはほぼ気に入ってる率に依存する。それ以外の理由で従う必要が無いの」


 先生より強い存在が居れば話しは別だけど全く想像がつかない。


 「この場合において重要なのは俺の気分の問題だね。大富豪がフルポ3,000本を1000億リルで買ってやろうとか上から目線で言ったりしたらイラッとしてきっと売らない。売らないと決めたら死んでも売らないし殺しても売らない。相手がこの国の国王とかでも必要なら国ごと物理的に潰す」


 やればできちゃうってのが問題だね。


 「逆に全財産が1リルの幼女がおかーさんの病気を治すのに欲しい。1リルしかないけどってのは1リルで売ると思うよ。けれど、絶対に無償では売らない」


 無償でと言うのはいけない。


 「で?事情は?事情と対価次第ではサクッと必要なだけのフルポが手に入るかもしれないよ?」

 「世界樹って知ってるかしら?」


 割とよく聞く単語だな。


 「一応知ってる」


 この世界での位置付けはエルフとダークエルフの神に近い世界一巨大で古いとされる古代樹だ。

 因みに、良くありがちなエルフとドワーフの仲が悪いとか、エルフとダークエルフの仲が悪いと言った事は無い。

 むしろ、エルフとダークエルフは仲間意識が強いらしい。

 白黒オッパイがペアなのもそのせいだろう。

 

 「なら話は早いわね。原因は良く分かっていないのだけど、世界樹から生命力が枯渇しているのよ」

 「でフルポで回復しようと?」

 「ええ、フルポーションである程度は回復するって分かっているの。ただ、世界樹はとても大きいわ。1つや2つでは焼け石に水なのよ」


 大き過ぎるってのも問題だね。


 「それって原因を抑えないと延々続くのでは?」

 「そうなるわね」

 「で、総出でフルポ集め?」

 「いえ、私とマリルだけね」


 うん?おかしくね?

 それだけの大事なのに2人だけ?


 「他の人達は原因探しと世界樹に魔力供給してるわ。エルフの魔力は世界樹の糧になるの」


 他の連中が必死で魔力を供給して持たせていると。


 「事情は把握。なぜ2人はフルポ集め組に選ばれたの?」


 それがいまいちわからん。


 「エルフやダークエルフにはハイ種が居るのは知ってるかしら?」

 「知ってる」

 「私とマリルはハイエルフとハイダークエルフでね。その……いっ一応、ひっ……姫的な存在なの」


 姫と来たか!

 いや、おかしい。

 何故姫を危険な外回りに出す?

 それも護衛無しだ。


 「誤解してるみたいだから訂正して置くけど、姫ってのはエルフ用語で女の中で最も腕の立つ者って意味よ?」


 「ああ、なるほど、納得」


 称号の一種か。

 道理でめっちゃ強いと思ったわ。


 「なるほど、では私も白虎族の姫ですね」


 そーなの?

 どうりでめっちゃ強いと思ったわ。

 と言うか、対抗してます?


 「ショタ率100%のショターズ姫か……」


 ショタな姫とはこれ如何に?

 3人揃って一族でも屈指の強さって事だよね?

 白虎族は女性の方が強いらしいし、弓と魔法の腕が主軸となるエルフ、ダークエルフに性別による強さの差異はほぼ無いだろうし。

 女性ではと言う縛りがあるにしても、強さで代表的な3人がそろって仲良くショタとな?


 なんと言うか、残念感の漂う姫だね。

 だから黒オッパイは言い淀んだんだろうけど、白オッパイはあまり自覚が無いのかな?

 白猫は……性格が男前だよね。


 「まぁなんだ、戦闘力に自信があるなら冒険者が稼ぎ易いし、お金があれば人間社会では大抵の物が手に入ると」


 分け前を気にしていた節があったけど、大金が要る理由があったからか。


 「そうなるわね。一応、私とマリルは現在のエルフ、ダークエルフの中では最も強いのではと言われているし」


 最強の二極だから危ない橋を自ら渡っていると言う事か。


 「そうだねー……冗談とかじゃなく、本当に2人が奴隷になるなら3,000本とは言わず必要なだけ供給するよ。と言っても俺にできる範囲でと言う事になるし、所有奴隷が増えるのって冒険者ランクがSにならないとだからしばらく後の話になるから、それまでよく考えた方が良いとは思うけど」

 「オーケー私は奴隷なるわ」


 決断はぇーな。


 「即決し過ぎよ!アルも良く考えてって言ってるでしょ!」

 「マリル。世界樹と里の命運が掛かってるわよ?」

 「うっ」


 白オッパイもグラついている。


 「アル君がご主人様なら可愛がって貰えるわよ?」

 「うっううっ」


 グラッグラだ。


 「きっと奴隷と言う名の愛人よ?見た感じアル君って1度懐に入れた相手は溺愛するタイプだし。きっとマリルの性癖でも受け入れて貰えるわよ?」


 白オッパイの性癖とな? 


 「マリルはねー」

 「わー!わー!」

 「マゾなのよ」

 「ショタな上にマゾかぁレベルたけー」

 「あー!あー!」

 「美少年に責められたいのよ。主に性的な意味で」


 うむ。

 これは言ってやらなければなるまいて。


 「マリルお姉ちゃん」

 「なっなによ!悪い!?拘束されて責められたくても良いでしょ!」


 あかん。

 完全にテンパって暴露してる。

 

 「それ、して欲しいって言ってるのも同然なんだけどねー……お望みなら希望するプレイに毎日お応えしますよ?奴隷になるならだけど」

 「まっ毎日?」

 「シチュエーションやプレイ内容に注文とかできるよ?」

 「うっあっえっ」


 目がぐるぐるしてますぜ?


 「ガチでムッツリ型の変態だ。頭の中は絶対にマリルお姉ちゃんが圧倒的にピンク」

 「なんで!?」

 「いや、良く考えよう。奴隷だよ?分かってる?奴隷になるって事が何を意味するか理解できてる?奴隷になると所有者の道具と言う扱いになって何をされても抵抗できなくなるし、何をしても合法だよ?」


 奴隷になるってのはこの世界では人生が終わると言う事とほぼ同義だ。


 「任意操作なんてものもあるしね。人権も尊厳も無くなるよ?」

 「アルの奴隷を見てると全く説得力無いわ」

 「いやいや、そうじゃなくて、奴隷がどうなるかは所有者の気分と意志次第になるって事だよ。所有者が絶対的な神に等しい存在になるって事で、奴隷は所有者に対して絶対的な弱者になるって事だよ?」

 「とか言いつつアル君の場合は可愛くおねだりすれば大体なんとかなりそうよね」

 「アリシアお姉様。今それを言ってしまうと台無しだよ?」


 まったく、俺がそんなに簡単にオッパイに釣られるとでも……余裕で即釣りされた記憶しかない。


 「真面目な話だけど、俺はね。能力的には片手間でできる事だとしても基本的には無償ではしないの。で、大事なのは相手にとって支払っている対価がどの程度の比重になるかなの。全財産が5000億リルの者の1000億リルより全財産が1リルの者の1リルの方が重いと判断する。量じゃなく比重なの」


 えらく極端な例だが方向性は間違ってはいない。


 「便宜上奴隷とは言ってるけど、要は俺に残りの人生を対価として売れるのかと言う事だよ。ついマリルお姉ちゃんにいじりがいがあり過ぎて茶化しちゃったけど、真剣に考えてね。Sランクになったらとは言ったけど、なったらできるってだけでSランクになったら即返事しろって訳でもないんだし」


 白黒オッパイがチョロ過ぎて不安になるわ。


 「じゃ私は改めて予約で」


 おい。


 「私も予約しておくわ」


 どうしてそーなった?


 「えーっと……」


 助けを求めてつい白猫を見てしまうが


 「私はご主人様の奴隷になるために生まれてきたのだと悟りを開いた今日この頃の私が何を言っても、説得力皆無を通り越して逆効果かと」


 とても厳しいお言葉。


 「マジで?」

 「私はご主人様の奴隷として使って頂きたいが故にご奉仕しておりますので、今更ご主人様の奴隷でなくなるとかあり得ません」


 早くも白猫に裏切られた気分だ!


 「黒華は論外だしねー」

 「うっ……がっ頑張れば説得できるかもしれません!」


 両手を持ち上げぐっと握る頑張りますって感じのポーズは可愛いが、説得力は皆無である。


 「いや、無理だよ。子供でも騙せねーよ」

 「そんなにダメでしょうか?」

 「女狐なのに忠犬って感じになってる。見た目は黒い女狐なのに中身が白い忠犬って感じだから、ギャップが酷すぎて余計目立つ」

 

 子犬に懐かれているかの様な気分になる。


 「……そうですか。お役に立てず申し訳ありません」

 「誰しも得手不得手はあるしね。マリルお姉ちゃんも弄ったし、真面目に建設的なビジネスのお話に移ろうか」

 「ええ、お願いするわ」

 「え?奴隷になるんじゃないの?」

 

 白オッパイは弄ばれていた事に気が付いていなかった様だ。


 「いや、予約でしょ。キャンセルできるじゃん。アリシアお姉様は全然本気じゃなかったよ」

 「あら?予約は本気よ?」

 「と、言いつつもSランクになるまでは流石にそれなりに時間が掛かるだろうからその間に品定めして最終的な決断は保留で良いやと思っているのがスッケスケだよ」

 「あらあら。バレバレね」

 「良く言うよ。隠す気はないでしょ。で、ビジネスライクなお話だけど、俺はできるだけ早めに冒険者ランクを上げたい。そちらに必要なのがランクじゃなくお金なら討伐証明部位は買い取るよ」

 「そうね。ランクが高くて困りはしないとは思うけどお金になる方が良いわね」

 「俺はお金よりランクの方が良いね。お金で討伐証明部位を購入して納品すると言う手もあるけど、それは避けたい。俺と組んでればお金の溜まりも早いと思うよ。ちょっとした印象操作と意識誘導に使えるから俺としてもお2人と組んでいるのはそれなりに都合が良いしね」

 「どう言う印象操作と意識誘導をしているのかは聞いても良いのかしら?」

 「別に大したものじゃないよ。俺の傍で俺以外が目立てば相対的に俺の印象が薄れるでしょ。俺の傍に控える白黒奴隷メイドの役割の1つでもあるね。この2人は滅茶苦茶目立つでしょ。素材の段階で十分目立つけど意図的に目立たせてもいる。全体的な分け前は討伐証明部位の賞金を除いて折半。討伐証明部位は俺が納品して賞金はそのままそちらに渡すって事でどうかな?」


 白黒オッパイは2人でこちらは3人だから金銭的な取り分はかなり多くなる。


 「良いのかしら?こちらの取り分がかなり多くなると思うけれど」

 「構わないよ。お金には困っていないし、此方にも十分利益が在るから。後はフルポーションだけど、実は俺、何でも扱う総合的な商会を立ち上げる予定なんだよね。メインの商品は俺が作った品になるから最初は小規模で品も限られてるけど、フルポは取り合えず小ポット1本300万くらいから売ろうと思ってるんだよ」

 

 ポーション系の事を総じてポットと呼び、この世界のポーション系の容器は大きさの規格が決まっていて大中小とある。

 必然的にポーション系の薬品が入っている容量も決まっている。

 

 「中は500万、大が800万で良いかなーて思ってる」


 ポット瓶の内容量は小を3とすると中は5で大が10と決まっているので大を買うとお得になる。

 

 「後はまぁ予約制度も導入して、一括注文割引とかしようと思ってた。5個のまとめ買いで1割引き、10個で2割引き、50個で3割引き、100個で4割引きって感じかな。割引対象は俺の作る製品のなかでも一部の物になる予定だけだけど、フルポは該当するよ」


 目玉商品と言う奴だ。


 「随分お買い得ね」


 買えるのならフルポ大を100個買って小の瓶に入れ替えると1個辺り48万リルになる。

 安くても500万と言われるフルポが1割未満のお値段で手に入る事になる。

 転売しただけでぼろ儲けだ。


 「それでも俺には十分すぎる程の利益があるよ。俺の体感価値ではフルポーションと水の区別が殆どつかないから労力的には水売ってる様なものだし。安売りし過ぎると問題しか起きないからこれでもかなり高くしてるくらいだよ。そもそもフルポの値段の高さは需要に対して供給が全く足りないから値が張るんだよ。需要と供給が釣り合っていれば自然と適正価格で落ち着く」

 

 適正価格は需要と供給で自然と決まるものだ。

 

 「もっとも、俺以外は有限だけど無尽蔵って事で良くない?みたいな勢いで作れはしないだろうから俺の売値が底値になるだろうけど」

 「それって絶対に転売されるわよ?」

 「それで良いんだよ。転売させるためでもあるんだから。それ以前に俺は誰にでも買えるだけ売るよ。俺から買う限りお金が在るのに買えないなんてことは無い。ポットなら瓶を含めてどれだけでも量産できるからね。誰でも同じ条件で買えるなら値段を気にする必要は無いでしょ?それでも俺はボロ儲けなんだし」

 「それもそうね」

 「とりあえずは俺と組んで冒険者家業でお金を稼いで、俺の売るフルポを買うのが現実的なんじゃない?3000本って小ポットでしょ?大ポットを100本の3セットで足るじゃん。たったの14億4000万ですぜ」

 「アル君。世間一般の金銭感覚ではその額をたったっとは言わないわよ」


 黒オッパイは呆れ顔だね。

 いや、俺以外全員か。


 「今の相場で買ったら安くても150億だよ?1割未満じゃん」

 「そう言われると安い気がしてくるから不思議よね」

 「それに、俺と組んで狩りをするのなら15億程度は現実的な金額だよ」

 「金銭感覚が狂いそうね……」

 「まぁまだあまり深く考えなくても良いんじゃない?当面はとりあえずお試しで組んでみて良さそうならそのまま、ダメっぽいなら解散すれば良いだけでしょ」


 がっつくと引かれるしね。

 餌は蒔くけど。


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