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神々と勇者達は狂乱に舞う  作者: ボロニアル
凶兆の勇者の章
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奴隷と囚人の逢瀬

愚者とは一部分においては賢者である。

ねぇ貴方誰?

その一言で我に帰った俺は確かマルティナ様に蹴られて気絶したんだ。

ココは何処だ?周りを見渡すと外はグロい肉の壁がブヨブヨとあって自分がいる中は一面ガラスの壁で大きさは宿屋の一室ぐらいだった。


その端に金髪のロングヘヤーの自分と同じくらいの少女がいたそしてまた聞いて来た

「ねぇ貴方誰?ラフィールが招いた人?私に会ったなら不幸な人ね」


「不幸か確かにな自分でもイヤになっちゃうぜ、ココが何処かは解らんがとりあえず自己紹介だな俺の名前はキャス今は奴隷になっちゃって故郷も滅んじゃうみたいだけど君みたいな美人に会えて良かったよ、よろしくな」から元気として胸を張ってそう名乗った

「私はマルティナよ、ココは私の友達ラフィールが作った私の魂の棺よ、貴方が初めて棺に辿り着いた人だけどもう遅いわ、私はココで色々見てきたからもう諦めたのだから外の世界ももう知らないわ」


「君はマルティナって言うのか黒の聖女と同じ名前だななんでだ?」


「それはね私が本物でアレの真名が妄執の聖女だからよ、聖都から次の聖女に選ばれたと言って招致されたらまさか体を乗っ取られたわ、私の友達の天使ラフィールが魂の棺を作ってくれたから魂だけは無事だったけどね、そこから15年泣いて喚いて助けを呼んだけどまさか貴方みたいな奴隷の少年だけとはね、勇者に何度も助けをこうたけど無視されたわ、勇者なんて言っても結局聖進教会に取って都合が良い偶像でしか無かったわね」

マルティナの瞳は絶望的な真っ黒い瞳をしていただからこそ俺は彼女の笑顔が見たくなってしまった。

「コレは俺の故郷の話だけど昼間から酒を飲んでいる鍛冶屋の親父が居たんだ奥さんが来て何飲んでだい仕事しなさいって小言を言ったんだそしたらなんて言ったか解るかい?」


「さあ何かしらどうでも良いわ、きっと何もかもイヤになってお酒に溺れたのよ」髪をイジりながら気だるけにそう答えた


「イヤ違うよ答えは事前にミルクをお酒に混ぜておいて、奥さんにお酒じゃない俺はミルクを飲んでるだって言ったんだ奥さん黙るしかなくて酒場も爆笑の渦しまいにゃ奥さんも同じの頼んで一緒に飲んで遂には故郷の伝統のカクテルにしたんだ、笑えるだろ」


「何それ全く笑えないわ屁理屈じゃない、それにカクテルって何?」彼女の顔が少し拗ねたみたいになった


「そうさ屁理屈だよ、だけどそんな話この世界では一杯あるんだよ、ああ因みにカクテルはお酒とお酒を混ぜ合わせたりする事で味を変える飲み物だよ。俺は宿屋の息子だから冒険者達の摩訶不思議な話を一杯知ってる、例えば昔は世界樹って樹はこの星の外まで大きかったが神様の不興を受けて途中で折れちゃったとか」


「それは違うわ、この世界の主は認めていたけど教皇が自分達より高い物があるのが気に要らなくて折ったのよ、貴方の話なんて所詮にわか仕込のホラ話よ」そう言っている彼女の顔は自慢げだった、俺はそこで声を大にして笑ってやった


「何よ、アンタね私の話の何が面白いのよ」そんな彼女は怒りの顔で解りやすい百面相だった


「さっきまでこの世の絶望なんて顔してたのに今は感情がコロコロ変わるのが面白いんだよ」っとマルティナに優しい声で話してやった、俺は確かに奴隷だが彼女の勇者になると決めた、彼女の為に生きるそう決めると今までの扱いも何だか簡単な事に思えた。


「えっ久しぶりに他の人と喋れたから興奮しただけよ、別に貴方の為じゃないからね、そこん所誤解しないでよね」と言っている彼女の顔は嬉しそうで俺は愛おしくなった


「貴方じゃなくてキャスって言ってくれそっち方が嬉しいんだマルティナ」


「うん、分かったわキャス君。わ、私キャス君と出会えて嬉しいわ」顔が赤くなっているのが可愛い。神様コレ以上彼女から何も奪わないで下さいお願いします。


「所でココから出入りするのはどうしたら良いんだ?」


「ココは私の魂の棺、時間なんてある様で無いわまあ一瞬の夢みたいな物よ、ココから出たら普通に起きるわ。く、来るんだったら寝れば来れるわ、ま、また来てくれる」


「ああもちろんマルティナ君の為なら勇者に挑む事もやぶさかではないよ」


「そうあ、ありがとう、た、楽しみにしているわまたね」


そうして俺は現実の朝に戻ってきた、夢の中での一時(いっとき)を自分の中にしまって。俺は奴隷だとしても恥じる事なく生きて生きて生き抜くそう決めた。


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