奇妙な国
人が大量生産されている時点で何かがオカシイ
神歴563年 立秋
宴の次の日酒を飲みすぎた奴らはゲドの煎じた二日酔いの薬を飲み何とか復活した。
光跡の勇者達とはゲドが連絡してくれて俺達の現状と救世、凶兆、光跡それぞれが同盟を組み聖進王国と敵対する事になった事と俺達も砂神荒野に向かう事を伝えた。
ソコからはテティスは亜人同盟を作る為に各種族にけじめを付けに行ったカノッサがいるから何とか無事な解決策があるんだろう。
俺達は砂神荒野に向かって出発したテティス達から遠見の鏡を受け取りセレスティア達と連絡しながら先ずはインガル王国首都ナシアに向かう。
道中は約2週間でそれぞれがインガル王国の各都市で聞き込みながら進んで行った。
道中で野宿する時は深夜の見張りの時間で遠見の鏡を使い凶兆と光跡お互いの話をして親睦を含めて行った。
初めはキャスとセレスティアが勇者として己の芯をかたり時にはカーラがマルティナを聖女として導く様に、ヒストリアとアルシェが戦士として架空戦闘を話、ビールとアブサンの2人の〈3大の守り〉がヒトの未来を熱望して、ガロンとリアがお互いのパーティーの問題児をどう矯正しようか悩みを打ち明ける等の交流を持ち、2つのパーティーは1つの大きなパーティーになりつつあった。
行く先はまだだったが2つのパーティーは首都ナシアの前に合流出来た、もうすぐ首都だという所の町にお互い到着して改めて顔合わせから親睦会として食堂を貸し切った(酒盛りは迷惑顔のキャスやリアによって止められた)
そこで話題はこの町及び、国の話になった立ち寄った町それぞれにココ数カ月でかなりの数が一回り大きな町になった。
また娼館が食堂より多く更に娼婦がかなりの数がいた少し前は町より村の規模だったが国の兵士達が作業員として千人規模でやって来て数の暴力で土方仕事をして現在の町にして行った、その時にお金を落として行ったし多くの人が首都からの移住でこの町に住み始めた。今では移住してきた人々が8割(男は兵士、女は娼婦)となっていた。
ソレでも元々いた人々は歓喜の言葉を囁く流石は我らが国、コレを持って熱気を人々に当てていくそれがどんなにオカシイのか知っているはずなのに。
なんだか国そのモノが数カ月で大量の人間を量産品の様に造られて行く様子は不気味であった。
国の指針もまた富国強兵であったがそれもココ数年の事で不思議であった。
宿屋の店主いわく宰相に王女イザベラ様がなった時から国が富む様になっていって平民にも美味しい思いが出来る様になったと証言した。
不気味であったがこうして話し合いをしていても埒が明かない。キャスとセレスティアはそう結論づけてその日は町に泊まり次の日は朝一番に町を出て首都ナシアに向けて進んで行った。
勇者達はその先に待つ国滅ぼしの儀を見つめて何を感じるのだろうか?
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