表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神々と勇者達は狂乱に舞う  作者: ボロニアル
凶兆の勇者の章
4/24

少年と悪辣者達

契約書は端から端まで読むものだろう カノッサの日記

「遅いですよルイ君朝食待ってんだから早く食べましょう」とイタズラ好きそうな声から始まり


「ルイ今日も元気で何よりです、これも聖進の導きですね」と厳格な声の年若な声が同調し


「主君おはよう、今日も元気なにより」

言葉足らずの声があり


「ルイ様おはようございます、聞いて下さいこちらの村の寄進が順調に進んでいます、聖なるかな聖なるかな、ああなんてこの世界は平和なんでしょうか?」(お願い勇者様マルティナをどうかどうか救って下さいこの私ラフィールなんてどうでも良いのでこの妄執の女から助けて下さい、寄進なんて言っても男性を誘惑して対価に何倍ものお金を要求をするだけの強欲で色欲の化獣なのですから、何度貴方に言っても伝わらないそれが悲しい)

美辞麗句の言葉とそれより大きいノイズの声が聞こえてきた、キャスに理解出来たノイズはラフィールと言う単語のみであった。


「ルイさんココの朝食美味しいわ、食べなかったならもったいないわ」と彼女達の言葉はキャスにとっては嬉しい言葉で締めくくられた


「そうだねじゃあまずは食べながらパーティーの皆を紹介していくよキャス」


「ハイこちらこそありがとうございます」


「まず始めに挨拶したのはアマリ=ベール、パーティーのアタッカーを僕としているんだ僕達がやられない様にサポーターとして動いてくれるが2番目に挨拶したルリ=バースと最後に挨拶したファティマ=アイン、それからディフェンダーとして僕達を陰日向に守ってくれるのが3番目に挨拶したシナノ=スゥ極東青龍島出身でまだこちらの文化になれてないから気をつけてね、最後に魔法使いとして後衛のアタッカーをしてくれるのが黒の聖女マルティナだよ」


「えっええとアマリさんでルリさんファティマさんでシナノさんそれでマルティナさん、あれラフィールさんは居ないんですか?」そうさっきノイズの向こうで聞こえた名前ラフィールがいない事にキャスは驚いた


「ラフィール?そんな人いないけど突然どうしたんだい?キャス」


「えっええとなんかマルティナさんの声の後にノイズが合ってそれでラフィールって名前が聞こえた気がしたんですよ、多分気のせいですねすいません」キャスにとってはどうでも良い勘違いだったが彼女にとっては青天の霹靂であった(名前聞こえた………私の名前聞こえたお願い………マルティナを助けて!!)しかし彼女の叫びは空を切るそんな偶然何度も起きない、しかし偶然とは必然の成り行きなのである。


それより勇者パーティーの彼女達は不機嫌になっていた。


「皆良い朝だしヘソを曲げないでよ、ネタばらしは村を出てからって決めてるんだからさ」


それで5人は納得したらしく勇者を取り巻きに各々食事を始めた、キャスにはやり取りが良く解らなかったがとりあえず顔合わせが無事出来て良かったと安心した。


朝食が終わり、パーティーの荷物を纏めて村を出て旅が始まった、それがキャスにとって始まりの一歩であった。


道中歩いていて太陽が天辺に当たる辺りで勇者がそろそろだねっと言って来た


「ルイ様そろそろとはなんですか?」


「うんなあに簡単なネタばらしだよ、実はね僕達の目的は樹龍に会いに行くんじゃなくて討伐が目的なんだ、ね簡単だろ」キャスに取っては足元が揺れるほどぐらぐらして来た、この人は何を言ってるんだろう。


「何の冗談ですか、樹龍様が殺されたらこの辺の収穫も激減します、そんなの駄目です」キャスに取ってそれは信じたくなかった、逃げなけゃ、逃げて案内なんかしなければ良いんだ、足が震えたがキャスに取ってはそれしか考えなられなかった。


足を出して逃げようとした瞬間


ルイが一言言った


「動くな」


その一言でキャスは動けなくなった。なんで動けないのかわからないそれが怖い。


「コッチを向け」


命令には逆らえなかった。


「ネタばらしするとね君に書いてもらった契約書のサインは奴隷契約書なんだ僕達のパーティーには絶対服従それが契約書の内容なんだよ、笑しか無いよね僕達と旅がしたい、そんなの奴隷には無理だよくっくくハッハハハ」


女性陣達も言いたい放題である


「私達に奴隷の分際でさん付け、奴隷だったら敬称は様に決まってるじゃないですか」


「全く朝食は気分が悪くなってきて不味かったですわ」


こうして彼は人権を無視される奴隷に落ちた事を嫌と言うほど理解した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ