船上での決闘
偶然とは必然の裏返し、出会いは唐突だ
遠くに見える船を見てカノッサは呟く不気味だなアソコから動かないとは。
動かせば一瞬で商会会議所を火の海に変える事が出来るだろう。それが動かず鎮座している光景を会議所の住民は固唾を呑んで見守っていると、船の帆に大きな白旗を掲げて来た。
ソレに騙されないと憤るヒトビトに対して、俺が方をつけてくると出て行く凶兆の勇者キャス達の頼もしに住民は安心してきた。
それはテティス達救世の勇者達も歩み寄ってくるパーティーを見て対話の準備の為の使者だと思っている。
お互いの戦闘エリアに入った所でお互いに拡声の魔法を使い話し合いが始まった。
救世の勇者は対話を求める様に話し始める
「私は救世の勇者テティス、亜人商工会議所と和平の挨拶がしたいコチラは武装を置いてそちらに行きたいのだがどうだろうか?」
「俺の名前は凶兆の勇者キャスレイ=バルカあんた達が本当に無抵抗なのかどうかはわからない、だからあんた達が武装を置いて来たと言っても信じられ無い特にアンタだ救世の勇者テティスと言えば排斥者の代名詞そんなやつを町に入れられ無い、無条件降伏なら船に乗り込んで拘束させてもらう」
凶兆の勇者と聞き言い淀むテティス
「ソレは私達の身の安全が出来ない出来たら、私一人を拘束して仲間は船で待機してもらえないだろうか?」
するとマルティナは勇者なんてクズですよと言い、そのまま魔法で火炎の嵐を撒き散らし船に攻撃した、そのまま流れで攻撃の影に隠れて船に乗り込んだ。
6対5で数では負けていたがソレでも戦い事態は肉迫していた。
テティスは確執を生まない様に切り札は使わず、またリースが操るシャーリーは体長10mの巨体で防御をしており、キーラは神妙な表情をしながらタバコを吸っていた、ゲドはパイルバンカーを盾にしながら防戦を維持していた。対してキャス達は防御ばかりしているテティス達に対して不信感を得ていた、そんな中業を煮やしたググが叫ぶお前ら。
「お前らいい加減にしろお互い理解する為にココに居るんだろう、お前達右左の両舷に並べそれでこの僕ググが審判を司る決闘の儀式を行う、どちらかが一方が殺してそのまま亡くなったらソイツは敵として僕がソイツを殺すコレは疑問も質問無しだ」
と普段温厚なググが発するその命令に反する事は何故だが分からないが出来なかった。左右に分かれて中央が広場みたいに別れた。
「さあさあ勇者2人は出てこい、儀式は2人の勇者の決闘ださっきも言ったが殺したやつは僕が殺すが手加減無く本気で戦え、しからば勝者の言に従え」と妙に煽って行く。
2人も調子に乗ってきた様で理解した、解ったと言葉少なく了承した。
まず先に動いたのはキャスで黄金流転で金の煙幕を張った、隠れみのにしながら薄く伸ばして行く。
テティスは警戒しデバフの効果範囲に入らなかったがキャスはそのままバフをかけながら急激に接近する。
だが勇者としての経験から一撃をかわし、砕けぬ刃 を振り抜きキャスを牽制する、そして銀砂を袋から取り出し刃渡り一尺の杭を2本作りキャスに向けて発射した初速は170km/hでキャスは避けれず左の肩と腕を穿き苦悶の表情をする。
だが負けじと黄金流転の能力を全て自らのバフに書き換えて最高スピードで攻撃しそれはまるで複数人が居る様な分身を生み出し、テティスに一撃を入れる。
そして新しく手に入れた浄眼で相手を封印した、勝ったと思われたがテティスは睨みをきかし砕けぬ刃で結界事切裂こうとしたがそれをググが止めに入る
「ソコまで勝者凶兆の勇者キャス」
それを納得しないテティスは反論を言う、まだ負けて無い私はまだ虜囚になるつもりは無い。
「そうだね確かに君は負けて無いけれどそれ以上いけばキャス君は死んでだろうだから止めたのさ、さあコレで無条件降伏だ君達の監視化に置かれるとしよう」
と言ってお互い不満があるが納得した様子が見れた、なので黄昏の船はココに停泊またドラゴンのシャーリーはココで黄昏の船の警護、武器、道具はキャス達が預かりアブサンの魔法で両手を拘束し、首に首絞めの魔法をかけて虜囚の身とした。
ググは1人納得した顔で言う。
「カノッサと話せるなら虜囚の身で充分だ、そうは思えないかい、テティス?」
「だが私は仲間を危険してしまったそれは皆の期待を裏切る行為ではないか?」
船の護衛としてドラゴンを残して行くリースは文句を言う。
「だ・か・らそうやって1人で突っ走るから敵の罠にかかるんじゃないですか!!取り敢えずカノッサさんに会って真実を明かして助言をもらいましょうね」
ゲドは神妙な顔で1人語る。
「ココまで行ったら仕方ない流れに流されるだけだ」
カロンは終始黙っていた。
キャス達はマルティナが手当てをして虜囚となったテティス達をカノッサの商館に連れて行った。
止まっていた時計の針は動きだすそれぞれの思惑をのせて。
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