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黄金の奴隷無かれ

黄金は振り回される物ではなく、黄金を振り回すのだ

563年 晩春


 亜人商工会議所其処は北方に広がる肥沃の地でありながら活気がある巨大な市場であった秋になると麦が出るがまだ植えたばかりであったが既に芽が出ていた。


 初めは亜人同士の物々交換から始まったとされている時代が流れそれは亜人の独自の貨幣の両替を行う場所に変わっていったそれでも此処まで大きく無かったが約40年前にカノッサが町の区画整理をした。


 道を大きくして人と物の流れを合理的にした勿論どいて貰った店には巨額のお金と新しい店が建つ場所は立地として良い場所をあてがった。


 そんな場所なのでガロン等の大型の獣や獣人も多く歩いていてガロンは我関せず、マルティナはウィンドウショッピングを楽しんでいて、ヒストリアは各種武器に魅了されていた。


そんな仲間をアブサンとキャスは楽しそうに見ていた、二人共余りこういった事には興味が無い二人だからこそ童心に帰ってる仲間は新鮮であった。


一応と言ってアブサンは語る。

「一応カノッサには私から危険であったが天空都市としての立場と凶兆の勇者の仲間の説明それから面会を頼んでいるので此処から直接カノッサに会いに行っても構わないと思う」


一年で体も心も大きくなったキャスは返事として返す

「そうだな、俺達も聖進教会に追われてる身だし面会するなら急いだ方が良いと思う」


おい皆目的を忘れるなよと言って各々返事を返し、カノッサ=グレンが居る中央のグレン商会に向かい道筋を歩いていった。


ウィンドウショッピングで服を見ていたマルティナが声をかける。

「何でカノッサさんに会いに行くのよ?」

ヒストリアは呆れた様に声を返す。

「理由は2つ1つ目は周辺の隠れ住んでいる亜人達に自分達の勇者である凶兆の勇者を宣伝させてもらう為2つ目は噂の域を出ませんがカノッサはスキルを売り買い出来ると言われてます、もしそうなら私達の力を何倍にも出来ます」

へぇーと心にも無い言葉でマルティナは返事をした。ソコにヒストリアのチョップがマルティナの頭に命中して2人のじゃれ合いが始まった、何だかんだこの2人はこの関係が落ち着く様である。キャスは屈託無く笑いアブサンは呆れていた。


そんな道中を経て大きな建物グレン商会が見えて来て店先で掃除をしていた女中が面会の予約はありますかと問うて来たので面会の約束の手紙とメルクからの紹介文を渡し様子を見ると


どうやら本物ですね。と返事が返って来て3階の1号会議室に行って下さいそちらで我らが盟主カノッサが待ち構えてますからと言われた。


そのまま仲間全体で商会に入り階段を登って行き3階まで来たその道筋はガロンが通れる程大きくすんなりと1号会議室に入れた。入り口から入って正面に大きなヒノキのテーブルが合って反対側に初老の60過ぎの男性が座っていたその横に白い女形の能面を付けた少女と反対側に紅いロングコートの男性が立っていた。



「ようこそ凶兆の勇者殿、噂はオレの元にもきてたがな、我々は今やっと出会い商売のテーブルに着いた、それで何を望むかなスキル、技術、武具それともオレの影響力かはたまたそれこそ古のスキル?我が社はお客様に対してどの様な物でも用意する事は問題ない、まあそれだけのお金があればの話しだがな」

この2人は気にするなまあオレの護衛兼見届人みたいなもんだ。


アブサンが金ならある天空都市の特別予算ごっそり貰ってきたからな。と値段の提示をした。


ほうーだがなお前らに必要な物つまりオレの影響力はそれだけ高いからその程度一気に飛ぶぞ、それに吉兆の勇者に追われてるんだろ、我が社からスキルや武器買うべきだしながっははははと言ってきた。


「まあだからこそ坊主お前からその短刀を買わせてもらいたい、それでより良い武器とスキル売ってやるよ」


キャスは即答する断る黄金流転は俺にとって相棒だと。

 

 ならどうだ1つゲームをしないかそれでオレが勝ったらその黄金流転買わせてもらう、俺が負けたらお前達の要求を全部呑むとな。


キャスは言う

「じゃあブラックジャックで先に2勝した方勝ちでディーラー役あんただな、でイカサマは無しだ」


もちろんそれでけっこうだが良いのか?ディーラー役はこちら側で。


勝負の後もめるは嫌からな、それじゃあカードを配ってくれ。


キャスに配られたのはハートの10とクラブの10合計20ディーラーであるカノッサに配られたのはハートのエースと裏表示。キャスはテーブルの表面にブイの字を形を作りスプリットと言う。


「ほう確かに細かいルールは決めて無かったからな、だが良いのかこちらはエースでブラックジャックの可能性があるぞ」


「そっちこそ良いのかコレでどっちも勝てば2勝だぞ、まあこのままストレート負けの可能性もあるがな、コレでも宿屋の息子賭け事には幼い頃から慣れてるんだ」


スプリットされたカードの組にカードが配られた新しく配られたカードはクラブのエースとハートの8であった。


コレで何とか1つはブラックジャックで一勝であった、カノッサの番になり何をするのかと思うテーブルを叩きヒットと言う配られたカードはスペードの6。


そのままオープンと言って表示のカードを表にするとソコにはクラブのキングつまり1、10,6の合計17コチラはブラックジャック、と10、8合計18であった2勝で勝負はキャス達の勝利イヤそれより何故カノッサはブラックジャックなのにカードを引いたのかという疑問は残る。

何故と聞くと。

「坊主気づいていると思うがコレはイカサマだカードに俺の魔力を通せば何のカードでも現れるだからこそこっちはブラックジャックでお前達は20、一勝して素直なのかイカサマしているのかと疑問を疑うのか表情を見るつもりだったがまさかスプリットとはなアレは痺れた、俺はギャンブラーでは無く商人だ、だからこそ商品であるお前ら勇者の見積もりは出来ちまった評価はS+気に入ったから持ってけ泥棒ってヤツだ」


男はカッラカッラと気持ち良く笑い盟主としての威厳を出した。





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