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地下帝国への誘惑

タバコと酒は禁断の果実一度かじるとやめられない

563年 春


 詠吟の勇者達はウォルターが調査した通り砂神荒野へと向かっていた途中にあるインガル王国に着くと、情報を集めようと聞き込みを始めたそこで手に入れたのは2年前に未踏破の地下迷宮におもむき帰還した、王女と現近衛師団隊長ルチアが居る事がわかり国王との謁見を兼ねて王城を訪ねた。


 そこで迎えられたのはソーニャと呼ばれる宰相で合ったまだ年若い彼女は国王含め王族の方々は今謁見出来る状態では無いむねと聞きたい事であれば私が聞きますと言ってきた。


「そうですか、では現在は無政府状態と言う事でよろしいのでしょうか?」

それを宰相はやんわり断る。

「現在は私を含めた優秀な家臣団が国政を回しています、現在この国は革新的なやり方で国民全体が優秀な兵士を育てる地盤を固めています、きっとそのあかつきには皆様と轡を並べて敵を倒す同盟者となるでしょう」


「わかりました、では地下迷宮への地図と危険性を教えて欲しい物です」

 それならコチラが地図と当時の迷宮のマッピングになります、以上で要求が無ければコレにて面会を終わりしたいのですが私も命令系統等で苦労しているのでやる事が多くて困ってます。


 笑顔でコレ以上は情報は何も無いとしてきた、交渉は決裂勇者の名を出しても何も無かった。


 その日は宿を取り次の日から迷宮に向かった王族の異変は気になるがそれでも世界にの異変の方が勇者に取っては重要だ。


砂神荒野への道無き道を歩いて行くと迷宮を中心に出店や宿屋、酒場が出来ていてまるで一つの町が出来ている様だった。私達は歓迎されて宿屋で英気をやしない調査の結果でウォルターの情報収集からスキル[超推理]によってこの地がかつての魔法帝国の残党であることも突き止めてくれた、真実の恋人ウォルターを説得してこの宿屋に残して(ウォルターには聖進教会の情報と裏切り者の勇者達の情報を流してもらい世論を動かして貰った)


そして私達は迷宮に挑戦した。


神歴563年

地下帝国に侵入して中間の4層目に到着したら待ち構えられていて激しい攻防となった、何故か私のワールドルーラーがいとも簡単に敗れた、敵の罠は狡猾であり私達を分断しにきたが叔父様の[嘲笑う仮面]で妨害してくれたお陰で何とか分断されずすんだがアレンが敵の首魁の一人素手の女の挑発に乗り一対一の激闘をしだりして混戦状態になってしまった。


運良く執事である万能アタッカーのシグマとは歩調を合わせられた。その片隅で剣を持った悪魔の姿をした魔人がセインの首を落とすのを見てしまい、何とかワールドルーラーの力でやり直しを願ったが都合が良い事は起きない様になっていて無効化された。




地下帝国に侵入して1週間、シグマと脱出を目的にして2、3日経ったがモンスターの徘徊はより強固になり、私達は疲弊して行った。


出口まで後一層と云う所まで来た時にモンスターになったかつての仲間アレンは戦鬼(オーガ)にセインは首無し騎士(デュラハン)になっていて降伏勧告を告げられた時に私の心は折れた、せめてウォルターが生き残ってくれたのが暁光であった。


これにて私達の冒険は終わってしまい負けたその一言である、この地下帝国の主ラルドに私達詠吟の勇者パーティーは完全に敗北した。


シグマと叔父様(ライゼン様)との牢屋は別になった。が私に対して流石は元上流階級ラルド皇子高貴な身分である私には牢屋に見えないぐらい洒落た調度品が配置されていて何一つ不満は無かった、どうせ教皇猊下お気に入りのバレンタイン辺りがこの地下帝国を滅ぼしに来るんでしょその時までゆっくりしましょうか。


アレンとセインの2人は悲しいけれど仕方ないと思う事にした。


そんな時良い匂いがしてきたふと見るとテーブルの上の煙草から紫煙が出ていて私はふらふらとそちらの方に向かって行って、唇を舌なめずりして煙草を取って一呼吸した、初めてのタバコで合ったが煙を身体に入れたらとても気持ち良くて興奮してしまい、背徳感とタバコの両輪で私は幸福感に酔いしれた。ああなんて気持ち良いのだろうか?


まだ身体は熱いが口が渇いて来た何か飲み物はないかと周りを見渡すと白濁したビールがジョッキ一杯に入っていてそれを飲み込んだ、なんて甘美なのだろうかこんな美味しい飲み物は飲んだ事が無い、それに直ぐにタバコを吸うと幸福感が何倍にもなるもう私はこれの虜になってしまった。食事は出てこなかったがビールは何杯もありそれで空腹にはならなかった、更に寝ている間にタバコもビールも補充されていて、私は歓喜したそして始めの日から幸福感に酔いしれて行った2、3日するとタバコもビールもドンドン味が濃くなって来た、その間に私はこれの原材料が解ってきたが唯唯気持ち良くなる為に直感を無視した、だってこんなに気持ち良いのだから。


6日目からは着ている勇者の証の聖服を脱ぎ踏み潰しながら聖進教会を罵倒するとより幸福感に満ちた、また聖進教会を侮蔑しながらタバコを吸うと格別であり、自らの存在そのモノを否定し、ビールを自分にシャワーの様にかけて行くとより酩酊してきた、酔いに任せて踊り狂い部屋に満煙した紫煙を肺に取り込み吐きまた吸って体中で愉悦して楽しんだがまだまだこの先がある事を本能が言っている。


また紫煙を吸えば地下帝国の知識が手に入って、己の馬鹿さ加減を解ってしまう、こんな偉大な方たちに挑む事こそが間違っているのだ、心の底から聖進王国を馬鹿にして罵詈雑言を言えば更に気持ち良いそれさえスパイスであり地下帝国の主達に感謝の涙を捧げた。


だいたい1週間程でラルド様とリーベ様がやって来た、その時私はタバコをふかしながらベットでくつろいでいた。


「コレが噂の詠吟の勇者か、フッ唯の堕落者ではないか」


「ラルそうねそれにこの子多分飲み物とタバコの原材料が解っていると思うわ」

それに対して私はおねだりする

「だってこんなに気持ち良い事辞められないわ、それに貴方達が来たって事は100%の原材料をくれるのでしょ、頭が可怪しくなりそう早く早くちょうだい」


「くれても良いが条件がある「何?どんな条件でも良い私の命でも良いわ、最期に最高級のタバコと酒くれるのなら嬉しい限りだわ」


「フムまさかココまで壊れるとはな、別に貴殿の命は要らない、ただ教会を裏切り我ら地下帝国に忠誠を誓い人類種を蹂躙する手伝いをして貰いたい、勿論貴殿の仲間達の様にモンスターになるのではなく自主的に我ら地下帝国の住人になって力を思う存分振るって欲しい、対価は100%の原材料だ」


「ハイ、勿論喜んで。ですが提案があります、我が主私の恋人と娘も陛下に献上したいのですが良いでしょうか?」


「ほう壊れているが我が物になるつもりはないと、無論構わないぞ、コチラも色々な実験が出来るからな」


「感謝の極み、ご満足様に行く様な計画も建ててありますので」


待っていてね、ウォルター、ルーシー貴方達も一緒に堕落しましょう


*************

僕が今回のダンジョンは危ないから町に残る様に説得されてもうすぐ2週間になる、心配になってくるけれど彼女の力ワールドルーラーがあれば最悪空間脱出でダンジョンから帰還出来るはずである、それをしないと言う事はまだ彼女達は戦っているのだろう、魔法帝国の残党達と。


そんな日々のある日、宿の机の上にメモがおいてあったシャロンの字で内容は宿を引き払い、町の外の鎮守の丘で待っていると書いてあった。


僕は一目散に指示通りに丘に行くと彼女がいた、そこには聖服に似た服であるが黒を基調とした帯を着込んだシャロンがいた僕はそれに不思議にも思わず


「シャロン無事だったんだね、良かった、他の皆は?」


 と言うが彼女は妖しく笑いながら近づいてきてそこで初めて彼女の悪臭に気がついた体から青臭い性の匂いが、口からは真っ黒なタールを浸した様なタバコの匂いがして来て思わず避けようとしたが、彼女は俊敏な動きで僕の唇を奪い口を塞いでワールドルーラーの力で空間跳躍した。


目が覚めたのは手足を鎖で大の字に地面に固定されていた。さっきまで丘の上に居たのにここはまるで地下ダンジョンみたいに脇に蝋燭があり更に上にはシャンデリアが灯っていて光源は合ったがそれよりさっき嗅いだシャロンの悪臭の何倍もの匂いに支配されていた。


「シャロン居るんだろうこの鎖外してくれ、なあ頼むよ」


すると奥の方からゆっくりたとまるで悪役の様な黒と赤のグラデーションのハイレグを着込んだシャロンが朗らかな表情でタバコを吸いながら立ち上がるのも、億劫に這いつくばってやってきた。


タバコの紫煙を僕の顔に吐き出してきて僕は顔を反らしたが直ぐにシャロンに頬に手をそえられて彼女の顔を強制的に向けさせられた、その顔は淫靡で目は快楽に蕩けていて頬は紅潮していたが歯はタールとニコチンで黄ばんでいて口からは何十年もタバコを吸っていた様な悪臭が漂ってきた。


君は本当にシャロンなのか?と聞くとそれ以外に見える?と逆に聞かれてきたので僕はこの偽物シャロンを返せと叫んだ。


「傷つくは私達あんなに愛し合ったじゃない、それで私が去年ルーシーを産んだじゃない?」


ドクンドクンと心臓は鳴り響く「本当にシャロン君なのか?」だからさっきからそう言ってるじゃない?


 彼女に何が当たったのかは僕には解らないが彼女は勇者でありながら堕落してしまった。本当なら町に残らず僕は緑の聖人として彼女になんと言っても同行するべきだったんだ。そしたら違う未来も合ったかもしれない。


確かに私は堕落したわけれどウォルター貴方を一番に愛してるのだけど今のままだと駄目貴方も堕落してそうそれにルーシーもココに呼んで今度こそ家族として暮らすのその方が健全じゃないかしらと。悪魔の所業を語ってくる


「僕は良い、けれどルーシーは関係無いじゃないかあの子はまだ赤ちゃんだ君は何をしようとしてるんだ?」


秘密コレから貴方が本当に私を愛しているならこの拷問も耐えるでしょうと言って僕にワールドルーラで作った薬を投薬していく、体は黒いネバネバした液体に覆われて行き体がボキボキと作り変えられていく、恐怖でどうなるかと思ったがシャロンへの愛情が優った。


起きたらキングサイズのベットに寝かされていてシャロンを探した、そしたら胸元を目立つ様な黒いドレスを着て美味しそうにタバコを吹かせているシャロンを見つけた、どうやら僕が起きた事に気づいたらしく鏡を持ってきて見せてくれたそしたら確かに原型は僕だが別人の女性が映っていたのでビックリしてこれは誰?といった声も高くなっていた。


僕の変化を性転換成功だわと言ってシャロンは喜んでいた、そこで改めて僕は女の子になったんだと認識してシーツで包まった、僕はシャロンに服を服をと言って何とか青いワンピースを貰った。


「ねぇシャロンここは何の部屋?」


「ウォルターいいえあなたはコレからはウェルシーよ、そしてここは私達家族の愛の巣よ♥」


確かに僕はウォルターよりウェルシーの方がしっくりくる


ウェルシーが起きてくれた事でやっとやりたい事が出来るはと言って部屋の中央に書かれている何らかの召喚陣を指差して、僕と彼女は中央に立ち両者共手にナイフで傷をつけて血が流れて行くそして彼女は彼女の異能であるワールドルーラーを発動させる一瞬の事だったが空間にベビーベットくらいの穴が空き赤ちゃんがゆっくりと落ちてきた。


そう僕達の子供ルーシーだ。聖都とココの距離を考えればそれがどれ程の魔力と奇跡なのかは計り知れない。フッフとシャロンは笑い流石は私。コレはねウェルシー両親の合意がなければならない召喚術なのよ、後は私のグランドスペルで作った老化薬を1本、2本、3本と飲ましてあげれば16歳の私達の娘が出来上がるわ。


正にその通り僕達の娘は成長していき見事な女の子が出来上がった。


「さあ起きてルーシーお母さんとママに挨拶してちょうだい」


「ウ~ンアレお母様、ママおはよう何だか長い間寝ていたみたいな気分よ、で私何やってたんだっけ?」


「ああ可愛い子ね後で貴方の異能も教えて頂戴ね、所で私達家族の目的を教えて頂戴?」


「決まっているわラルド様達の忠誠とその復讐を手伝うことよ♥」


「ルーシーとウェルシー移動するから手を繫いでね」と言って来たので手を繫いで地下迷宮の牢屋の前に移動した右には枢機卿のライゼン、左には執事のシグマがいた。


初めにライゼンが語る

「なるほど私の死刑執行人は君か、堕落した勇者よコレも仕方ないかだがな悪臭が酷いぞ」


お母様のは良い匂いですよ、べッーと言ってルーシーが舌を出す


「君達2人は誰だか知らないが教皇猊下に弓引く事を覚悟しておく事だ」


言いたい事はそれだけじゃあ死んでねと言ってシャロンはどうやらワールドルーラの力であれだけ慕っていたライゼンを廃人に仕立てあげた。


シグマは声も出さず目で語ってきた貴方は何処まで堕ちるのかと?


「シグマご苦労様それじゃあ死んでね」と言って発動する直前、シグマが口を開き針をシャロンに放ってきて「死ね」と言って来た僕とシャロンはビックリして動けなかったがルーシーが目を瞬いて一陣の刃で針を弾いた。


シグマは馬鹿なと言っていたが次の瞬間にはルーシーの刃が上半身と下半身を切り裂き絶命させた。シャロンと僕は流石は私達家族の娘愛してるわと頭を撫でてあげた彼女も満更ではなく照れているようだった、シャロンが最後にさあ私達の愛の巣に帰りましょうと言って僕達はかつての仲間達の事を忘れた。





だって家族が一番だから。

18禁版を手直ししました、もっと詠吟の勇者が堕落した姿が見たいならノクターンの

https://novel18.syosetu.com/n0236mb/

を読んで下さい


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